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2019年7月20日 (土)

今日も書き損ねた日に遡ります。7月5日、国立新美他。

中々近頃の話題に追いつきません。(笑) 7月5日(金)の東京歩き、家内と一緒でした。まずは渋谷へ。母校で幼稚園から大学までの作品を飾る展示会があると聞き訪ねてみることにしました。会場は短大ギャラリー、卒業以来おそらく初めての短大敷地への侵入です。

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展示はしかし、簡素なものでした。幼稚園から中等部・高等部・大学美術部、大規模な展示を想像していましたので質・量とも期待外れです。次の予定まで時間が足りるか心配していたのですが、中途半端に余裕ができてしまいました。

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地下鉄でひと駅戻り乃木坂、国立新美術館です。今回の目的展示は2つですが、まずは友人達と待ち合わせてランチです。Img_20190705_111954 1階で待ち合わせB1階のレストランへ。いつもは1Fのカフェを利用していますのでB1Fレストランは初めてです。待ち合わせたのは大学美術部での後輩3人、家内の同級生女性達です。私はハッシュドビーフとサンドイッチを頼んで家内とシェア。家内を含むオバサン4人はビールで乾杯、私だけコーラ。

展示会最初は”蒼騎展”、蒼騎会主催の公募展です。30数年振りに再び絵を描き始めて、今回初めて公募展に応募してみました。今は公募展も多くレベルも様々です。私の学生時代のような、美術界を先導するような力はもうありません。それでも老舗公募団体では私の力では無理、中レベル公募展への挑戦に留めました。

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会場で自作と並んだ写真は撮ったのですが、作品単独での写真を撮り忘れました。自室で取った写真に替えます。油彩P40号、裸婦クロッキー会でのスケッチを基に6人の裸婦像を組み合わせました。別々のスケッチからのピックアップですので寸借が狂ってしまって苦労しました。本来は「細かいデッサンのくるいなど気にせず力強い線で」との意図もあったのですが、いざ描きだすと気になります。その分線が頼りなくなってしまいました。広い会場ですので40号も小さく見えます。それでも新美という会場に展示して頂けたのは励みになります。20196-6-p40

家内と後輩たちとで会場入りしましたので自作の前で簡単な解説を。言葉で説明するのは難しいですね。言葉で説明できるなら絵では描きませんので。ですので説明は基本的には技術面、作画手順等になります。

会場を出て1Fカフェで再びおばさんトーク、学生時代の懐かしトークはほとんど出ず近況報告がメインとなりました。

1時間ほどで解散して私と家内は同じ新美術館での「ウィーン・モダン クリムト、シーレ世紀末への道」会場入りです。6月4日に都美術館での「クリムト展」を観ていますのでひと月振りのクリムトです。蒼騎展は案内ハガキ提示で無料入場、企画展もハガキ提示で100円引きになりました。とここで、1枚だけ買ってあった前売り券を持って出るのを忘れたことに気付きます。ん~、クリムト・シーレはもう1回来ることになりそうです。

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代表作「エミーリエ・フレーゲの肖像」だけ撮影できました。クリムトもエゴン・シーレも予想したより作品数は少ないです。展覧会HPにあるように寧ろ「クリムト、シーレだけじゃない。ウィーンの至宝が大集結」との方が企画のメインなのでしょう。確かに、当時の文化の中心地ウィーンの街の成り行きやクリムト絵画衣装の再現等、興味深いテーマが取り上げられています。会期は8月5日まで、近日中に2度目に出かけます。

2019年7月18日 (木)

森高さんライブで新潟へ、

  日を遡ります。出来事をすぐさま書き残すのが苦手、ついつい後回しにしてしまいます。ですのでTwitterとかInstagramとかは滅多に書き込みません。Facebookでも、スマホで書くこと自体少ないですから。今回は6月29日~30日での新潟1泊旅行です。

29日土曜日、午前中に愛車S660にて出発。購入して2年半、初めての遠距離ドライブです。念のため事前に簡単な検査をやって貰いました。タイヤ空気圧とか。タイヤ扁平で薄いのでちゃんと空気が入っているのかよく判りません。オープンにしようかとも思ったのですが、天気不安で止めました。あと、途中に長~~いトンネルがありますね。オープンでトンネルは最悪です。 Img_20170318_104332

北関東道から関越道、2時間半ほどの旅程です。車での新潟最遠到達点は八海山スキー場ですので今回はそれを超えます。というか、スキー以外での新潟方面ドライブというもの自体初めてです。途中の景色、さすがお米の本場、田んぼが広いですね。家内の里宮城も広い田が広がりますが、新潟平野は更に平坦に広がります。サービスエリアで信濃川を見物しました。

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新潟市内に入って最初に訪れたのは画廊です。3月東京での「3331アートフェア」の折に目を付けた新潟在住の女性画家の個展がたまたま開かれています。画廊は”羊画廊(http://www.hitsuji-garo.com/index.html)”、作家名は”わたなべめい”です。作家さんにも3か月振りお会いできました。

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ホテルにチェックイン、ホテルは”日航新潟”です。今回の新潟市行、見かけは「森高千里 この街ツアー 2019」なのですが、実質は必ずしもそうではありません。寧ろこのホテルに泊まること、新潟在住の友人に逢うこと、そしてめいさんの個展を観ること、この3つが重ねられたので森高新潟ライブに参戦を決めた、との方が実際の所です。ファン先行予約では新潟公演を予約していません。最終的にはめいさんの個展時期の重なっていることを知り「じゃこの機会に」と決め一般販売でチケットを得ました。

2年前の2月、スキーを兼ねて新潟市の友人を訪ねることにしていました。その時に予約したのが”ホテル日航新潟”です。しかし予定の1週間前にかかり付け医院での検査で腫瘍が見つかり、2日前の拠点病院での精密検査で悪性腫瘍であることが判明しました。入院手術ということになりキャンセルの電話をしたのが前日でしたが「そのようなご事情でしたら」とキャンセル料は免除して頂きました。電話に出て頂いたスタッフ女性の対応が温かく「無事生還したらいつかまたこのホテルに、」と決めていました。初期発見ではなくすでにステージⅢまで進んでいましたので”無事生還”は決して大袈裟ではありません。5年生存まではまだ半分以上残っていますが、取り敢えずは転移なしで元気です。このホテルに泊まることが、今回の旅での最大目的と言っても言い過ぎではありません。

部屋は27階、One Harmony登録してありますので少しグレードアップして頂いたようです。

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シャワーを浴びて1時間ほど休息、会場の新潟県民会館へ向かいます。折角ですので新潟友人も誘ってみました。一般販売で私の得たのは2階席、森高さん仲間から廻して頂いた追加1枚は5列席(実際はオーケストラブース?の席もあり10列目位)でした。初森高参戦の友人に前の席で見て頂きました。2013年足利復活ライブ以来の2階席です。前席が立ちあがらないので久々のシッティングライブになりました。今回はオペラグラスも忘れず持参しました。ライブ模様は桐生・栃木市と大きくは変わりませんので省略いたします。全国ツアー、次回参戦は富岡(群馬)です。

Img_20190629_172413 Img_20190629_194619 さすが新潟ですと顔馴染みファン仲間も少数です。前日の富山は更に少なかったとか。今回は仲間との打ち上げは遠慮、新潟友人と2人で酒食することに。彼に予約して頂いたのは寿司割烹”伊丸”結構高級な店らしい。岩牡蠣が1,300だか1,500円(1個)、ノドグロはたった5切れで3,000円、確かに美味いけど普段は注文しないなぁ。越乃寒梅も呑んだけど、友人お勧めの”麒麟山”がやたら美味しかった。さっぱりしながらコクがある。他では見たことのない日本酒でした。

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翌30日、朝食後チェックアウト、2年前のお礼もメモに残しました。担当の方のお名前聞いておけば良かったなぁ。ホテル上にある展望台にも上り、”万代島美術館(https://banbi.pref.niigata.lg.jp/)”も観てきました。つい先日館林美術館で観た日高理恵子作品はこちらでいち早く観ていました。新潟県立近代美術館は改修工事休館中。  Img_20190630_095959 Img_20190630_103648

 

その後再度羊画廊へ。わざわざ新潟まで足を運んだのですから、1点買わせて頂きました。今月はだいぶ予算オーバーです。月末カード支払いが恐い・・・。ご朱印頂きに弥彦神社にでも周ろうと考えていたのですが、台風来襲(もう温帯低気圧になってたかも?)での雨降りでしたので億劫になり断念、公演駐車場でひと休み(ひと寝入り)して高速を一路自宅へと向かいました。S660でのドライブも楽しかったし、ホテルへの御礼も済み、充実感の高かった旅でした。なんせ森高さんライブがサブ目的になってしまうくらいですから。

2019年7月16日 (火)

最近読んだ本

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 「ポルトガルの夜明け」竹島眞澄 文芸社

 来年は結婚40周年に当たります。記念して海外旅行など、と漠然と考えています。その行き先候補のひとつがポルトガルなので「何かポルトガルに関する本を、」とネット検索で行き当たったのがこの本でした。12世紀イベリア半島でのレコンキスタ(国土回復運動)時代を描いた作品です。ポルトガル黎明期のアフォンソ1世とその母親テレーサを中心として展開します。作者は京都大学物理学科卒の理学博士、小説趣味が高じて著した、との感じのようです。小説としては素人色満々、歴史小説ファンらしく時折三国志時代の中国や頼朝・義経等を例示した部分にも違和感があります。随分と努力されて調べ上げたのでしょうが、小説としての一貫性に乏しく物語としての盛り上がりに欠けます。あまり日の当たらない黎明期ポルトガルの知識を得た、というのが唯一の収穫と言えるかも知れません。

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 「青い眼がほしい」トニ・モリスン 大社淑子訳 ハヤカワepi文庫

 椎名林檎嬢お気に入りの西加奈子さん推薦という、二段階推薦で買ってきました。ノーベル文学賞受賞作家のデビュー作です。出版は1970年、1960年代の黒人社会を描いています。公民権運動が盛り上がっていた時代だと言うことですが、その当時のアメリカでの人種差別がどのようなものだったのか?想像ができません。その点で理解できない部分も多いのですが、一般的に多く見られる”白人からの差別に反発する黒人”というテーマ設定で無いことは判ります。”黒人社会内での自己差別”とでもいったものなのでしょうか?かなりドロドロした現実が描かれています。読んでいて苦しいほどに。少なくとも読後感の良い作品ではありません。最も理解できなかったのは作者の”あとがき”です。頭の中がごちゃごちゃになりました。

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 「キネマの神様」原田マハ 文春文庫

 ここからマハ作品3連発になります。上記2作品の後にマハ作品を続けて読んだ、ということではありません。常に数作品を並行読みしていますので、並行読みの内1作品が常にマハ作品だった、ということです。今回書いた作品以外でも並行読みしている作品があります。それらは長編なのでまだ読み終わっていません。

大手デベロッパー会社に勤めていた主人公は、社内での軋轢から17年務めた会社を辞めてしまう。娘が一流企業に勤めることを自慢にしている父親はギャンブルと借金癖がある。その父親の突然の入院に長期有休と嘘をついた主人公は偶然父の”映画日誌”を見つけてしまう。返信のつもりでチラシ裏に書いた映画に対する想い。娘の失業を知った父親がそれを、映画評論として老舗映画雑誌「映友社」に送ったことが切欠で主人公は映友社に再就職することになります。時代の波でうらぶれた、嘗ては隆盛を誇った老舗映画雑誌社。父親と娘は共に、映画に対する愛着の想いに立ち返って行きます。そして・・・・。

映画好きにはたまらない作品です。映画と映画を愛する仲間たちのエピソード、涙無しでは読み切れません。さばさばと冷静な筆致、とばかり思っていた作者の演歌調大衆小説家的一面を見せられてしまいました。本来はあまり好まないタイプですが、原田マハがやるとまんまと乗せられてしまいます。「ニュー・シネマ・パラダイス」が観たくなりました。

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 「太陽の棘」原田マハ 文春文庫

 戦後間もなくの沖縄、那覇の基地に派遣された若き従軍医と、仲間を募って生まれ故郷沖縄に芸術家村を作った日本人画家との交流を、実話を基に綴った作品です。文庫本の表紙には、モデルとなった医師をモデルとなった画家が描いた肖像画が使われています。マハ作品では初めて、読み始めで乗り難さを感じました。今までは「ジヴェルニー~」も「モダン」も短編集ですので前置きなく始まりますし、「キネマの~」は大衆小説的軽い導入ですので、考えてみれば私にとっては初めてのマハ本格長編でした。ただそれだけではなく、沖縄でのリアルな現実(当時の)を描き出そうという意気込みと覚悟を感じます。マハ作品としてはやや芥川賞寄りの作品と思えます。

最初こそ入り難さを感じたものの、すぐさま物語にのめり込まされました。「ここは日本じゃないんだから」というセリフに象徴される当時の沖縄の特殊事情の中で、日本人画家と米国軍人との間に芽生えた友情。”友情”という1語で現すには刹那で厳しい現実でした。

1973年の夏に沖縄に旅したことがあります。本土復帰は1972年の5月、まだ臨時措置として米国統治の名残が残っていました。ウイスキーは免税で買えましたし植物検疫も残っていました。畑で買って食べたパイナップルの甘さが印象に残る旅でした。

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 「ロマンシエ」原田マハ 小学館文庫

 パリに実在する版画工房を舞台とした、乙女心を持つ若きアーティスト志望男子の恋と夢、多才な作者による花の都の魅力満開ラブコメです。主人公の気持ちや意気込みを、当日のファッションブランドで表現しています。マハさん、アートだけでなくファッションブランドにも造詣が深いようです。ブランド名聞いても一向にイメージが湧きませんが。(笑)

この作品の凄いところは、単行本出版に並行して作中でのリトグラフ展を実際に東京で(東京ステーションギャラリーで)開催してしまったところです。作品はいつも文庫本で読み単行本は滅多に買いませんので、知らずにリトグラフ展を見逃してしまったのが残念です。

原田マハ3連荘を書かせて頂きました。「キネマの神様」は2007~2008年、「太陽の棘」は2012~14年、「ロマンシエ」は2015年に書かれた作品です。3作それぞれに筆致が異なりますが、時代による変遷ではなくテーマによるもののようです。器用過ぎて心配になってしまいます。買い置きでは「暗幕のゲルニカ」が控えていますが、初心に戻ってデビュー作「カフーを待ちわびて」も読んでみたい気持ちも起きています。取り敢えず、マハさんに関してはひと息置きます。

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 「介子推」宮城谷昌光 講談社

 自身の書棚からではなく、市内の喫茶店「杏奴」蔵書で読みました。5~6回通ったかなぁ~?読んだ内容に憶えがあったのですが、同じ作者の「重耳」で登場する人物なのでそのせいと思っていました。先程書棚を確認したら文庫本でありました。そのものを読んでたんだ・・・。

戦国時代の晋の公子・重耳に仕えた棒術の名手、その真摯な奉仕で伝説的に伝えられた人物です。あまりに純粋過ぎて人物像としてのリアル感には欠けますが、さすが宮城谷昌光、物語としては十分に成立しています。単独で読むよりやはり、「重耳」と合わせて読んだ方が興味深いように思えます。重耳本人は「重耳」での方が遥かに魅力的に描かれています。一時は宮城谷ワールドに嵌りひたすら読み続けていました。今回は久々の回帰です。

「杏奴」は足利市内にある喫茶店、天井まで届きそうな書棚が印象的です。お借りして読みながらの珈琲タイムを時折楽しんでいます。Img_20190704_154414

2019年6月28日 (金)

最近観た映画

「グリーンブック」 https://gaga.ne.jp/greenbook/index.html

もうとっくに公開の終わった作品「最近~」じゃないですね。1月の「ボヘミアン~」以来映画に関しては書いてなかった。しかし「ボヘミアン~」観たのが1月だったというのも驚き!そんな昔だったんだぁ~。

題名は黒人向け宿を記したガイドブック、1966年まで発刊されていたそうです。同じ南部でも州によって状況が異なり重宝したとか。その時代(1962年)を舞台に実話を基として作られた映画作品。アカデミー賞作品賞を受賞しています。

ピアニストとして高く評価されながら、敢えて差別困難の伴う南部諸州演奏旅行を企画したドクター・シャーリーは運転手兼ボディガードとしてイタリア系白人トニー・リップを雇う。演奏家として招待されながら会場レストランでは食事できない等不条理な差別、また裕福な黒人として地元黒人からも白い眼を向けられ孤独感を味わうシャーリー。そして差別意識を持ちながら、旅を続ける内にシャーリーへの敬意を高めて行くトニー、そのユーモア溢れるやりとり・エピソードには笑わせられ感動させられます。アカデミー受賞に関しては「白人スーパースター」映画、優位に立つ白人の活躍によって救われる定番型として批判もあったそうです。それだけ人種差別問題もひとランク上の次元で語られなければならないということなのでしょう。判らなくもないですが、自身がその差別世界の中に居ないせいか、単純に感動し楽しみました。社会告発的動機は別として、映画作品としてよくできています。自然と笑わせられてしまいます。

「ねことじいちゃん」 https://nekojii-movie.com/

普段なら観ないタイプの映画なのですが、ラジオで立川志の輔本人が話した映画宣伝が面白く興味を惹かれました。監督に「志の輔さんしか考えられない」と口説かれたとか。確かに映画のイメージによく合いそうな気がしました。ただ結果としては失敗だったと思います。芸達者な助演俳優たちの中にあって、志の輔の素人演技が完全に浮き上がってしまいました。一生懸命「演技しよう」との意図が丸見えです。寧ろ落語家としてそのままの姿で演じればよかった、私の当初のイメージもそれでした。現在65歳の志の輔が70歳の役を演じる、その部分でも無理して年寄り演技をしていて不自然です。ありがちな、下手な技を使わない単純なストーリーなのですから尚更でした。

主役はもちろん猫たちなのでしょう。専門家猫スペシャリストである岩合監督はさすがです。志の輔のラジオで『出演俳優から「何処までがCGなんですか?」と聞かれた』というエピソードを披露していましたが、ホント、信じられないくらい猫たちが”演技”しています。期待される猫像をしっかり理解しているみたいに。CGは全く使っていないそうです。猫にしっかり演技させた岩合監督、人間である志の輔の演技付けには失敗したようです。

「キングダム」 https://kingdom-the-movie.jp/

ご存知人気漫画の映画化です。漫画原作の映画というのも原則観ないのですが、漫画の方を単行本で買って読んでいるもので。歴史好きとしてはハチャメチャ過ぎる創作ですが、別物として単純に楽しんでいます。映画も同様、堅いこと言わずに楽しみました。脚本会議には原作者がずっと立ち合い、切るべき所は遠慮なくカットできるよう配慮したと、漫画本エッセイで書いていました。それが良かったのでしょうね。無駄なく合理的にすっきりとストーリー立てされていました。大沢たかおはこの映画のために、体重増量、筋肉トレーニングでムキムキ体を作り上げたそうです。すごい! きっと続編もできるでしょう。楽しみに待ちます。

「空母いぶき」 https://kuboibuki.jp/

漫画原作は観ない、と言いながら漫画原作が続きます。観た理由は同上です。昔々で判らない部分も多く想像を働かせる範囲の広い戦国時代に比べ、現時代を描くには難しさも伴います。「中華人民共和国」を「実在しない新興国家」に置き変える無理ありありの設定です。もちろん中国への配慮というか苦しい言い訳ですね。もっと苦しいのは結末です。ネタバレ配慮で書かずにおきますが、あり得ないご都合主義でした。丸~~く収まりました。これが可能なのなら漫画にもなりません。

「ゴジラ キングオブモンスターズ」 https://godzilla-movie.jp/

ハリウッド版ゴジラですが、日本版の「三大怪獣 地球最大の決戦」の焼き直しですね。1964年末の作品で小学生時代に観ました。迫力ある映像ですが、何と言ってもストーリーが酷い、無理やりの理由付けにもほどがあります。理由にもなってないし、そんなにまでして理由付けしなければならないのでしょうか?「~いぶき」みたいに外交問題もないのですから、「キングダム」みたいにハチャメチャで構わないと思うのですが。そこが気になって迫力ある映像にも集中できませんでした。

2019年6月20日 (木)

城山カントリークラブ

先日の日曜日、16日ですが、以前通っていたゴルフスクールのコンペでした。もう4~5年前にスクールは止めたのですが年2回のコンペだけは参加しています。会場は毎回同じ、市内にある「城山カントリークラブ」です。菓子会社「シャトレーゼ」経営の会社ですので、デザートが食べ放題で女性に人気があるコースです。

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雨予報が前日には消えたのですが、ゴルフ場に向かう時間ではまだ降っていました。スタート時間直前に止み安堵。晴れたり曇ったり、雲の流れが速く、一時は怪しい黒雲も現れて心配したのですがなんとかお天気は持ちました。ただ午後からはかなり風が強くなり、飛距離の判断が難しくなりました。距離のないものの狭くてアップダウンのあるコースですので、風が出ると厄介です。スコアにもそのまま反映されていて、午前は「50」、風の強くなった午後は「54」、今回も100は切れません。コンペ成績はハンデ24でグロス104ネット80、29人中22位でした。夕方からの居酒屋での表彰式宴会でワインと煎餅詰め合わせの賞品を頂きました。ワインは商売で扱っている方からの協賛でフランス、コート・デュ・ドーヌの赤、結構良いものだそうです。まだ飲んでませんが楽しみです。(今飲んでいるのは安いチリワイン・・・これも美味しいけどね)

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2019年6月11日 (火)

ニューセントアンドリュース ゴルフクラブ・ジャパン

日曜日にゴルフに行ってきました。何種類かのゴルフ仲間・友達を持ちますが今回の仲間は少し別種類、ネットを通してのゴルフ仲間です。少々時代遅れになってしまったSNSに”Mixi”というものがあります。そのMixiで仲間を集っていたゴルフグループがあり参加したのは数年前、冬場を除き(冬はスノボ)ほとんど毎週日曜日にコンペをしているグループです。私より2世代3世代若い層がメインとなっています。私が断トツ最年長。利用ゴルフ場は茨城・栃木・群馬の北関東3県、予定の合う時だけ参加しています。シーズン2・3回程度でしょうか?今シーズンは初めての参加でした。

ゴルフ場は「ニューセントアンドリュース ゴルフクラブ・ジャパン」栃木県大田原市にあり、最寄ICは矢板です。とても面白いコースです。トリッキーですが、くねくねとかアップダウンとかではありません。半数以上のホールでフラッグが見えます。ただ、「右側がず~~っと池」とか「グリーン周りバンカーだらけ」とか池とバンカーが巧みに意地悪に配置されて、狙うか刻むか迷わせるホールが多いのです。全面ずっと池で刻み逃げることのできないショートホールもあります。レギュラーで150y飛ばせば届くので池が無ければ難しくは無いのでしょうが、トップして転がっての「結果オ~ライ」はありませんのでプレッシャーで屡々失敗します。そう、今回も・・・。

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結果池には3発入れてしまいました。バンカーには、数えてないけど多数、その内同じバンカー内での2度叩きが2回。もろ失敗したのではなく距離不足、つまり大きなバンカー内でのできごと。飛ばし過ぎてのグリーンオーバーは面倒になるので、できればぎりぎり停めたいと欲張る故の失敗ですが、そんな大き目なガードバンカーがグリーン際に作られてあったりする危険な配置。設計はジャック・ニクラウス、「難しく作り過ぎた」とほんとかウソかご本人が言ったそうな。2年前に初めてプレーしてその年に2回、今回が3回目です。様子を知らない初回が126、2度目は110、間の空いてしまった今回は115でした。110切り目標でしたがやはり池3回は多過ぎます。

面白いしその割には安いゴルフ場ですが欠点は時間、県内在住の私でも高速経由で1時間半以上かかります。IC降りてからも少々距離があります。20kmくらい?だから安いんですね。昼食はバイキング、種類もほどほどありますし味も悪くありません。もう少し近ければ度々来たいコースです。

午前中は肌寒い陽気、2日前までは☂予報、前日には雨マークが消えたのですが前半(IN)途中から降り始めましたが傘でプレー。後半(OUT)はレインウエアでスタート、半ばで止み脱いで再開。グリップが滑るので予備の手袋も用意しました。

メンバーの半数以上は東京近郊首都圏からやってきます。会を主催するリーダーはこの会のために大型2種免許を取得、10何人乗りの車で乗り合わせてやってきます。現在はMixiだけでなくインスタやLINEもつかって募集・連絡やり取りしています。メンバーが多いですしハンドルネーム主体ですので中々名前は憶えられません。私のHNは、たまにしか参加しない割には最年長で珍しいせいか憶えて貰っています。「ひとり予約」でもこんなネット募集でも、最初は「どんなメンバーが集まるのか・・・?」不安もありましたが、意外とヘンなひとは居ません。考えてみれば当然で、引き籠り的な、対人関係をうまく造れないような人はこういった不特定多数グループに参加しようなんて最初から考えないですよね。

来週は地元コンペ、その後はラグビーとか息子とのゴルフとか森高さんライブとか、週末には予定が詰まっています。次回参加できるのは来月ですね。9月には私の地元ゴルフ場での開催もあるとか。その時は参加しないとね。こうやって若い世代との交流も持っておかないと、益々歳取っちゃいます。気持ちだけでも少しは若くーー。

2019年6月 6日 (木)

家内と上京、モローとクリムト

6月4日火曜日、家内と上京して展覧会を観てきました。興味を持ちそうな展覧会の場合たまに誘ってみます。大学美術部の1年後輩で観て歩くペースもあまり変わらない家内、はぐれたらLINEがありますし。家内以外と一緒に絵を観に行くことはほとんどありません。一周りしてまた戻ったり、気遣いなくマイペースで歩きたいですからね。モロー・クリムトは家内もド嵌りの組み合わせです。

最初はパナソニック汐留美術館での「ギュスターヴ・モロー展」この美術館に来るのは昨年のブラック展以来2度目です。エスカレーター近くでポスターを撮影しようとしたら警備員に止められました。ビル内は撮影禁止だそうです。展示会場前に撮影場所が用意されています。Img_20190604_105830

 

モローは私と家内にとって想い出ある作家です。1981年の新婚旅行でパリのモロー美術館を訪れました。1番強い印象は入口の頑丈で重そうな扉と館内の螺旋階段。自宅を改装した美術館ですので入口は美術館らしくありません。英語表記もありませんでした。本当に開けて良いものか?暫く迷ったのを憶えています。今回展示会場にあった写真ではちゃんと「押して下さい」と日本語もありました。これなら大丈夫ですね。(笑) 因みにその新婚旅行、リュック担いでその日の宿はその日に探す自由過ぎる旅でした。若かったからできた旅です。当時の写真も探せばあるはずなのですが時間がかかりそうですので止めておきます。Img_20190604_112946

 

モローは象徴派を代表する画家であると共に、ルオーやマティス、マルケらを育てた教育者でもありました。世界初の国立個人美術館であるパリ・モロー美術館の初代館長はそのルオーでした。やや古典的な手法で繊細ち密に描くモローがルオーやマティスを育てたことを少し不思議に感じていました。しかし今回モローの習作や未完成作を観ると、何か判る気がしました。習作は確かに野獣派的です。パリでは完成された作品を多く目にしましたので違和感があったのかも知れません。今回来日した作品では、最後まで描かれたものは”エウロペ”他数点に過ぎません。これはこれで面白いのですがやはりもの足りません。

モローの未完成作品そして未完成?を疑われる作品、本人として本当はどうだったのでしょう?未完成なのか止めたのか。”出現”での柱の装飾線はこれで完成なのか?未完成なのか?現代的にはあれで十分に完成作なのですが、パリでち密に描き込まれた”完成作”を多く観ましたので悩むところです。ショップで絵葉書を何枚か買いました。基本的に使用目的ですが最近では額に入れて残す場合もあります。

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新橋から上野に移動、東京都美術館での「クリムト展」こちらも家内と共通の”好きな画家”です。事前にシニア前売り券を買ってあります。今年から家内も適応年齢になりました。始まって6週間経つ平日なのに想像より混んでいました。人気あるんですね。と言っても待ち時間はありませんし、列になっても隙間から十分に観ることができます。リタイアして平日鑑賞が可能になりましたので随分と楽です。Img_20190604_133817

 

油彩画25点来日というのは”過去最多”だそうで、確かに内容はモロー展に比べると遥かに充実しています。”ユディト”も”ヌーダ・ヴェリタス”も興味深いし複製でも”ベートーヴェン・フリーズ”は迫力があります。”白い服の女”は未完成だそうですが今描いている自作の参考になりそうです。ただ、会場では”白い服の少女”となっていた気がするのですが記憶違い?

装飾的な背景は素敵ですね。僅かでも自作に取り入れたいところです。以前から意識していましたので油彩での金・銀も揃えました。そんな思いもあり2500円の図録を買いました。表紙は2種類から選べますが”女の三世代”の方にしました。本物を観てしまうとどうしても図録とは色が異なってしまいます。でも逆に、会場では薄くて見辛かったデッサン類は図録の方がはっきり見えます。線だけで肉体の存在感を感じさせてしまう表現、全く持って不可思議です。こちらでも絵葉書を数枚。

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上野公園内のプレイガイドで国立博物館での「三国志展」前売り券を”1枚だけ”購入。こちらは家内のテリトリー外です。家内との次回は来月、今度は国立新美術館でのクリムトを観に行きます。「ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道」

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2019年5月13日 (月)

「森高千里 この街TOUR2019」栃木文化会館

5月12日日曜日、森高千里さん21年振りの全国ツアーその13ヵ所目、栃木市栃木文化会館会場に参戦してきました。私自身では、狭山・桐生に続いて3ヵ所目です。今回は県庁所在地を外した選択が多く、栃木市での開催は初めてだそうです。狭山・桐生も確か初めて、他地域も結構マニアックな会場設定になっています。「追っかけをするほどのファンではないけれど、地元に来るなら行きたい」というファン層を狙っているのでしょうね。他会場も多かったけれど、今回は特に地元率が高かった気がします。

栃木県在住ですのでファン仲間からは”地元”視されるのですが、距離のわりに交通は不便、高速使って40分下道だと1時間近くかかります。電車だともっと面倒、途中乗り換えがありしかも常に接続が悪く、下手すると30分以上待たされます。年金事務所が足利にはありませんので、リタイア前は仕事上の都合でたまに来ていた程度でした。栃木市に所属するゴルフ場はよく使いますが、市街には滅多に訪れません。仕事絡み以外ではたぶん今回で2回目。もちろん「生まれてこの方」です。

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ライブは全体的にかなり盛りあがっていました。ファン仲間たちも多数参戦しています。東京帰京連中は浅草行き特急で一緒に帰りました。遠足みたいで楽しそうでしたが、足利は線が別ですので参加できません。

ただ気になったのは、イヤホンの調子が悪かったみたいでライブ中何度も気にしていて、音取りに苦労していた様子が伺えたことです。ギターの用意やウェイトレス衣装への着替えも助手が居ません。1人くらい付けてやって欲しかった。

この後、チケット購入済みは1ヶ所、未発売分ではプラス3ヵ所参戦予定です。ただ後半では競争率の高そうな会場も多く、チケット入手が心配です。

2019年4月20日 (土)

サンウルブズと東京美術散歩

19日の上京、主目的は秩父宮ラグビー場でのスーパーラグビー、サンウルブズvsハリケーンズでした。今季2戦目、前回ワラターズ戦は惜しい1点差負けでした。そして今回、結果から言えば又も惜しいというかがっかりの逆転負けです。昨日最後の行事ですが最初に書いちゃいます。

外苑前駅に到着、コンビニで弁当(サンドイッチ他)を買って場内へ。バックS席5.000円です。見やすい席でした。W杯代表チームの関係もありメンバーが欠けていますが、今回は田中君は後半出場しました。

相手は強豪ハリケーンズですが、前半は予想外の健闘、最大16点差、前半終了時で13点差の大量リードです。この時点で勝ちを確信した私、戦後のがっかり感は増幅されます。まさか負けるなんてね~。何列か後ろで”勝手に解説”してる五月蠅いオッサン、勝ってる内からマイナー指向予想で「うざいな~」と思ってましたがその通りになりました。当たってしまったから余計腹立たしかったりして・・・。デジカメの充電を忘れていたのでスマホ撮影です。やっぱり上手く撮れません。

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冷静に考えてみれば前半のリードは主にハリケーンズのミスによるもの、そして後半の逆転はサンウルブズのミスによるものです。前半に23点取って後半は零封、はっきりし過ぎです。さすがのハリケーンズ、こちらのミスを見逃してはくれません。前半は遊んでたの? 今期はもうサンウルブズ観戦の予定はないのですが、1度くらいは勝利を見たいなぁ~。

後先になりましたが、19日の上京、主目的はラグビーでもそれだけでは終われません。交通費をかけての上京(結構金もかかる)ですので時間は有効に使いたい。美術館HPをチェックして観られる展示会を探します。前売り券購入済の「クリムト展」はまだ始まっていませんが、取り合えず東京都美術館へ。最初に観たのは「ベラドンナ・アート展」、女性画家の公募展示会だそうです。写真撮影は禁止でしたのでポスター映像だけです。公募展で撮影禁止は珍しい。”女性画家の”というより、イラスト・漫画系作品の多い傾向が特徴となっている展示会です。個展やグループ展程度で個々に観るとそれなりに面白いのかも知れませんが、同じような作品が多く飽きます。もう個性では無くなっています。65歳以上無料でした。

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「春季 二科展」500円、二科は久し振り、若い頃は馬鹿にした団体です。もちろん若気の至りの反体制気分によります。改めて観ると”マトモ”ですね。素人日曜画家的な公募団体も増えた昨今ではやはり歴史のある分安定した自力を持つようです。選抜作品の多い春季展であるせいもあるのかも?秋の本展も観てみようかな、という気にもさせられる。その分刺激的な作品は少ないかも知れませんが。

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上野公園の奥、初めて藝大校内に入りました。東京藝大陳列館で開催中の「東京インディペンデント2019」展へ。2月に銀座の画廊で購入した版画家さんのFacebookで開催を知り訪れてみました。無審査630名1.000点という混沌の展示会です。個々の作品というより、煩雑でごった煮的な空間を作ること自体が作品なのかも知れません。二科展空間とは対照的です。面白いけど捉え処のない不安も感じさせます。この大量の雑多な作品を受け付け搬入展示する煩わしさを考えると気が遠くなります。そう想像させることそのものがテーマなの?とか。あとで知ったのですが、大学先輩、63歳で美大に入学してこの春に卒業した個性的な先輩も出品していたとか。作者名表示が無くナンバーのみ、照らし合わせないと作者名の判らない展示です。もちろんわざわざ照らし合わせるなんて面倒はしませんし、気付きませんでした。

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上野駅から地下鉄で銀座へ。2月に画廊で買った版画作品2点の引き取りです。代金は振り込み済みですが「次回上京時に引き取りに来る」とて預けたまま、前回上京時に立ち寄るはずが時間が押して行けず2ヶ月も置いたままでした。こちらの作品は額装した後にご紹介しましょう。

そのまま周囲の画廊を何軒かぶらぶら。養清堂画廊にあった黒田茂樹作品(銅版画)がちょっと欲しくなったけど今月は予算オーバー、堪えて出ました。あぶなぁ~い。予定では六本木の新国立に立ち寄ってクリムト・ウィーンの前売り券買って行くつもりだったのですが、時間が厳しくなりました。200円ばかりのために遅れては、と外苑前に直行、記事文章↑最初に戻ります。東京1人歩き15.500余歩、電車中で読んだ原田マハも進みます。

2019年4月18日 (木)

最近読んだ本

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 「世界をひとりで歩いてみた」眞鍋かをり 祥伝社黄金文庫

 何となく、旅行記・旅エッセイのようなものが読みたくなり、本屋ではピンとくるものが見つからずネットで買いました。眞鍋かをりには悪いイメージがない。多くは「ウォーターボーイズ」での印象。最初と最後だけしか出てこないのに何故か記憶に残っています。本の方はまぁ、期待したほどの面白さはありません。それなりに頑張って自由旅してはいるのだけれど、文章力なのか弾け具合なのか、想定内に収まっているしエトランジェもウキウキ感も乏しく感じてしまう。元々”突然旅”企画なので、行き先に関する知識下調べがないのでそういった薄っぺらさもあるのかも。それでも眞鍋かをりへのイメージ低下にはなってません。なんでじゃぁ~。

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 「観応の擾乱」亀田俊和 中公新書

 「応仁の乱」が意外と面白かったので続けて買ってきました。そして結果、「応仁の乱」が特別だったのだと知りました。新書に面白さを期待するのが間違いなのでしょうか?でも学生時代は岩波新書もそれなりに面白く読んでいました。若い頃とは私自身が変わっているのか?「応仁の乱」は、読み終わってみるとやっぱりよく判ってはいないのですが、読み物として難無く読み進んでいました。しかしこっちはギクシャクします。全体の流れがなくぶつ切りの検証の羅列に感じます。細かな事案・事件・事変の羅列、役職名も色々出てきますが、それがどういった役職なのか力を持つのか一向に頭に入りません。

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 「100年前の女の子」船曳由美 文春文庫

 私の住む街足利に、1909年(明治42年)に生を受けた1人の女の子の話です。幼くして里子に出され生涯実の母に逢うことはなかったそうです。文庫本帯には「私にはおっ母さんがいなかった」とあります。涙なくして読めない実話です。しかしただのお涙頂戴話ではなく、ほんの100年前なのにこんな違う、日本の本当の姿が見えてきます。風俗・文化資料としての価値も高い作品だと思います。私にとっては今現実に住む地が舞台のせいもあり、より一層現実感が強いのだとは思いますが、特別ではなく100年前には日本の彼処にあった風景なのでしょう。解説に「語り手はこれ以上ない聞き手に出会い、聞き手はこれ以上ない題材を見つけた」とあります。著者は主人公の次女であり、雑誌「太陽」を創刊時より手掛けたという一流編集者です。”娘が老いた母から聞き取った物語”この組み合わせでしかできなかった作品かも知れません。60代の私には、幼い頃の懐かしさもまだ感じるその時代が描かれています。

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 「土佐堀川」古川智映子 潮出版社

 ”女性実業家広岡浅子の生涯”、そしてNHK朝ドラ「あさが来た」のドラマ原案本だそうです。父の書棚にありました。こんな本も読んでいたのですね。私はこのドラマはほとんど見ていません。後から再放送をぶつ切りで何話か見た程度です。京都の三井家から大阪の両替商に嫁ぎ、維新後の激変時に炭鉱経営・銀行・大同生命設立、そして発起人として日本女子大学の設立に尽くすという、明治期の女性実業家の伝記です。1849年生まれといいますから、「100年前の女の子」より更に半世紀前の話になります。この時代の日本にこのような女性が居たとは意外です。活き活き勇躍として描かれ、ドラマの方も見たくなります。意外だったのは”五代ロス”と言われたディーン・フジオカ演じる五代才助(史上では五代友厚)ですが、原作本では1度顔を合わせただけでした。あくまで”モデルとした”ドラマで主人公名も「白岡あさ」ですからね。

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 「好色 義経記」中丸 明 新潮文庫

 これも父の書棚にあったのですが、父が買うとも思えません。あるいは私が(勘違いして)買っていたものかも知れません。しかしながら酷い本です。全く信じられないくらいに。”好色”というほど洒落てはいません。単なる下ネタ、それも小学生が「〇〇〇~!」と放送禁止語を連呼して喜ぶレベル。会話をわざとらしく名古屋弁をしゃべらせるがこれも意味がない。秀吉など出身者にしゃべらせるなら判りますが、何の関係もない義経らの会話を名古屋弁にするのは単なる地元悪ふざけでしかありません。内容もストーリーはぶつ切りでまとまりも無いし盛り上がりもない。ないない尽くしであるのは下品さだけです。なぜ新潮社が発刊を許したのか、社の良識を疑います。どんな酷い本でも最後まで読むことを信条としています。途中で止めては批判もできないと無理して読みましたが時間を無駄にしただけでした。

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