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2006年7月26日 (水)

韓国での誤解

「異文化放浪」とかの副題を付けながら、今まで、その部分での書き込みをしていませんでした。これから少し、そちら方面での話題も書かせて頂こうと思っています。

韓国と日本とでは、文化・習慣上の一致点、かなり多いと思います。顔形も街並みも似通っていますので、ついつい”外国”という事を忘れてしまっての誤解、結構多いと思っています。似通っている故に「同じ」つもりで判断、それがクレームに繋がってしまうケースもあるようです。

例えばタクシー、特にソウルでは左折禁止も多く、行き過ぎてUターンしなければならない(Uターン専用路線が用意されています)、また至近距離ながら逆方向で拾ってしまい、ず~っと遠回りしないと行き着かないような場合もあります。渋滞も日常ですので、渋滞回避での遠回りもあります。「江南から江北に行くだけなのに、橋を3回渡った、わざと遠回りされた!」とのクレームも、「できるだけ早く着くように」と路を選んでの配慮の結果を、誤解している場合もあると思います。事前に聞いたタクシーでのクレーム情報が、疑念が疑念を呼んで深読み誤解しているケースは、少なくないように感じています。さっさと送り届けて次の客を探す、そのために猛スピードで走る運転手も居るくらいです。運転手にとって、「遠回り」が必ずしもメリットになるとは限りません。もちろん、「わざと遠回り」ケースも無いわけでは無いと思いますが、かなりの部分、”誤解”も含まれているように思います。

タクシークレーム情報の集中するケースに、「東大門深夜」が挙げられと思います。しかしこれは、ソウルでも幾分特殊条件でもあります。地下鉄終電後の東大門周辺は、韓国人でも苦労する場所です。争奪戦は激しいですし、2倍3倍での料金交渉で利用する韓国人も珍しくありません。そこに紛れ込んだ慣れない日本人観光客、これを”カモ”として狙う悪徳運転手の”わざわざ”集まる場所・時間帯でもあります。タクシーを装った無許可の”白タク”も出没します。この手の輩は地元民は対象外、”カモ”になりそうな観光客を狙って声がけします。敢えてそういった状況の中に飛び込んでしまっているわけですので、これを「韓国のタクシーの一般状況」と判断する事はできません。知識不足とは言え、わざわざ”オオカミの群れ”の中に身を晒してしまっているわけですから。

日本のように、何も考えずに乗って、何時でもメーター通りの料金で安心して利用できるタクシーというものは、世界的には珍しい部類にも入ると思っています。日本に暮らしていると日本での状況を”当たり前”と思ってしまいがちです。その意味では日本人は、居心地の良い温室の中に普段過ごしているのだと思います。韓国のタクシーも、全体的な比較から言えば、安心して利用できる部類かと思っています。

もうひとつ書いておきましょう。「タクシーの運転手は道を知らない」という事。日本では、行先を告げるだけで、大抵の場所には行き着きますね。でも韓国ではそうでもありません。日本で有名な特1級ホテルでも、通じない場合もあります。食堂等では、店名だけで通じる店は稀だと思います。これが「場所が判らないからタクシー」という日本感覚での利用法の落とし穴に、しばしば落ち込んでしまいます。タクシー利用の場合は、自身で道案内しなければならないケースも、決して少なくはありません。行先の電話番号が判ると便利ですね。運転手が電話して直接確かめます。

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韓国を知りたいと、多くの本を読みました。これはその初期に読んだ本です。もう15年以上前に書かれた本で、すでに実情に合わない部分も多くなっていると思います。それでも基礎的な「文化の違いでの誤解」を知るには、良い本でもあると思います。呉善花さんは、この後にも、沢山の本を書かれています。

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コメント

韓国との比較は難しいですが、最近は東京のタクシーも道を知らないドライバーって結構少なくないですよ。月に1~2度ぐらいは終電に間に合わずタクシーで帰宅することもあるんですが(残業理由と領収書提示すればお金は精算してくれる)、私のウチの近くにある某KO大学の名前を告げても、「そこってどうやったら行ける?」って普通に聞いてくる人いますよ。しかもカーナビまで搭載してるクセに。これで深夜3割増しなんですから良い商売だなぁと思います。

料金交渉と言えば、メーター制のシンガポールや台湾ではそういった心配は無かったですが、インドネシアの島やエジプトの時は参りましたね。特にエジプトは英語が通じないドライバーも多く、筆談と10本の指を使って交渉するのがザラでしたよ。しかしまぁ、観光で行く分には、それもまた楽しみの一つなんですけどね(笑)。今となってはタクシーのオッサンたちとのやりとりも良い思い出かな。トラブルも無かったし。

ただ、日本のタクシーに一つ文句を言うと、あの値段の高さだけはどうにかして欲しいですね。これはタクシーに限らず、バスや地下鉄なんかにしてもそう。海外から帰ってくる度につくづく感じます。いくら物価の違いとはいえ、交通費はバカになりません。

気がつけば、諸葛さんのブログも段々板についてきた感じですね。この調子でこれからも更新されることを期待しております。

そのうち、ブログが非ブログ(普通のホームページのこと)を超える日も来るんじゃないですか?ネットさえ出来れば誰でも簡単に作れますし。

書き込みありがとうございます。
「韓流」以降顕著になっている傾向ですが、韓国を「外国」と考えず、国内旅行と同じ感覚で訪れる人が増えている、それでの誤解も多いと思っています。日本と比較しなければ、タクシーなど、面倒要らずに使える国だと思うのですが。

日本での交通費は本当に高いですね。海外からの旅行者は苦労されていると思います。それこそ彼らからすれば、”予想外の非常識”でしょう。

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