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2007年1月 9日 (火)

「硫黄島からの手紙」

土曜日(6日)に観たのですが、どう感想を述べてよいか判らず今日まで来ました。今でも心の整理はつきません。映画作品としてどの程度良いのか、それも判然としません。それ程に”事実”の重さに押しつぶされています。それでもこの作品が米国人監督(クリント・イーストウッド)作品であることは驚きです。「父親達の星条旗」と対を成す作品として製作されたものですが、作品のテーマは異なるように思います。共に戦争の愚かさを描いた作品ではありますが、「父親達~」は政治と戦争との絡まりでのアイロニー色が強く、「硫黄島~」は殺し合う事そのもの、物理的”死”をストレートに描いた気がします。

監督は当初、日本人監督起用の方針だったそうですが、「日本人もアメリカ人も同じだと言う事が判った。」と、自らメガホンを取る事を決めたそうです。これこそが、双方の視線で2作品を撮った理由でもあるはずです。戦争映画で、木偶の坊の如く銃弾の前に身を晒し、意思無き物のように倒れる”敵兵”、いつもその存在、描かれ方に不審を持っていました。”敵兵・敵役”にも心があり親があり愛しき人、生きて帰らねばならぬ理由がある。それを持って初めて、戦争の悲劇は描けるはずと思います。

日本人監督起用を考慮している時点で、クリント・イーストウッド、「黒澤なら完璧なのに・・・」とか漏らしたとか。

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