無料ブログはココログ

« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »

2007年2月26日 (月)

アクセス急上昇

昨日10時頃より、アクセスが急上昇して、今までの1日での最高数(ビョンホン話題)を一挙に倍数で更新しました。これはniftyHPトップページでの「みんなのブログ」内で、” 昨日アクセスが急上昇したブログ”として紹介されたせいです。しかしその”昨日”は平常状態、急上昇したのはniftyで紹介された”後”です。どうも、”急上昇したブログ”では無く、話題性の高そうなテーマを書き込んだブログを紹介、結果として急上昇させているような・・・。私の書いたテーマも「さくらん」で、公開初日での感想でした。これが韓流以外の韓国映画とか、また公開直後でなかったら紹介される事も無かったように思います。

アクセス分析でも、ほとんどの方はやはり初めてご訪問下さった方々です。しかしアクセスは増えてもコメントを残される方は居ません。これは映画感想が辛口だったせいかな?誉めてれば出演者誰かのフアンからコメント頂けたのか?それとも元々こんなもの?別にコメントの無い事を寂しがっているわけでは無いのですが、数百人が訪れて黙って見るだけで去る、というのは、想像するとナンカ不気味にも思えてしまいます。

2007年2月25日 (日)

「ビューティフル・ネーム」

本は好きなのですが、普段はあまり費やす時間がありません。一番はかどるのは、移動中の電車の中です。土曜日に展示会のために上京(正確な目的地は千葉県内ですが・・・)、往復の車内、山手線などの短時間乗車でも本を取り出して読んでいました。途中夢中になってひと駅乗り過ごす失敗もありました。(笑)

往路車内で、読みかけだった鷺沢萌の「ビューティフルネーム」を読み終わりました。2004年4月突然この世を去ってしまった彼女の、遺作とも呼べる作品です。”名前”をテーマに書かれた作品、前の2作「眼鏡越しの空」と「故郷の春」は発表済みだったようですが、同じテーマの3作目「「ぴょんきち/チュン子」は未完、死後、PCの中から発見されたそうです。文章スタイルで迷ったのか、2種類の文面が残されています。同じくPCから発見された、「春の居場所(PCには題名は記されず、内容からの仮題だそうです。)」と共に、未完のまま掲載、4作品入りの文庫本としてこの1月に発刊されたばかりの本です。

総題の通り、3作品は名前にまつわる物語ですが、韓国系の祖母を持つ彼女ですので、「通名」と「本名」との間で揺れる、在日韓国人2世3世での”思い”がテーマとして描かれています。私などが漠然と型通りに考える”差別”とはまた異なります。「名前とは?国籍とは?」との問いかけには、答える術を知りません。日本に生まれ日本で育ち、日本人と変わらぬ”通名”で育った人、韓国名で育った人、また作者のように、韓国の血の流れている事を知らずに育った人、同じようであり同じで無く、それぞれの意識と反発と悩みとの中で生活してきた人々。そう、”生活”と”個性”、当然”差別””国家アイデンティティ”の問題は出てきますが、それよりも、2つの名前と国を持つ事を”個性”としてどう消化生活してきたか、そんな物語であるように捉えました。大向こうを張った主義主張では無く、概略一元化できる話でも無い。重い問題でもあり、彼女彼らにとってはごく普通の日常でもあった。ナンカよく表現できませんが、”差別”と単純に捉えてしまう私達とは、また異なるニュアンスで書かれている事だけは感じる作品でした。

鷺沢萌という作家、初めて読んだのは「ケナリも花、サクラも花」だったと思います。何となく惹かれる思いを抱いた作品でした。「君はこの国を好きか」も「葉桜の日」も良い作品でした。一般的には「大統領のクリスマスツリー」で有名になった作家なのでしょうが、これは読んでいません。突然の死には驚きましたし、失って惜しい作家だったと、読んで今回もそう思いました。

ビューティフル・ネーム Book ビューティフル・ネーム

著者:鷺沢 萠
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Book 葉桜の日

著者:鷺沢 萠
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

「さくらん」

シネ・リーブル池袋で観てきました。24日初日でした。夕方の回でしたが、前の回は舞台挨拶があったようです。

元々、映画自体に興味を持ったわけでは無く、”椎名林檎音楽監督”に惹かれての鑑賞です。それも「特典映像DVD付き」に釣られて前売り特別券を購入、わざわざ池袋まで観に行く羽目になりました。映画自体は、わざわざ遠出するほどの作品ではありません。ま、林檎姫に免じて我慢しましょう。特典DVDも単なる映画宣伝でした。こちらは商売宣伝にまんまと引っかかった感じ・・・。↓はそのDVDではありません。新作CDアルバムです。やはり林檎は林檎で音楽単独で楽しみたいと思います。

平成風俗(初回限定盤) Music 平成風俗(初回限定盤)

アーティスト:椎名林檎×斎藤ネコ
販売元:東芝EMI
発売日:2007/02/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

主演の土屋アンナ、確かにある種特異な魅力はあると思います。しかし演技は評価以前です。それでもこの個性、下手を逆手に魅力に置き換える事も可能だった気もします。しかしそれも、脇役が周りをガッチリ固めての話し。夏木マリは年輪で無難に纏めていますし、ちょい顔出しだけのキョンキョンも自然です。しかし直接相対する菅野美穂も木村佳乃も役不足、脇を固める地力がありません。結果何か落ち着きの無い流れになってしまいます。ストーリーもありきたりで芸も無く、写真家本業の蜷川娘はやはり映像主体の造り。確かに画面は鮮やかで、色彩をちりばめた見所のある世界を形作っています。しかしそれだけ。宇多田夫の「キャシャーン」もそうでしたが、映像系監督はついつい、”綺麗だけれど内容の無い映画”を作ってしまいがちのようです。もちろん「キャシャーン」よりはだいぶマシではありますが・・・。

さくらん ~花魁音楽画巻~ DVD さくらん ~花魁音楽画巻~

販売元:角川エンタテインメント
発売日:2007/02/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2007年2月23日 (金)

「僕の彼女はサイボーグ」

「僕の彼女はサイボーグ」という映画の製作発表と聞き、てっきり、パク・チャヌク監督の 「サイボーグでもいい」が、早くも日本でリメイクされるのかと思った。よく聞いてみると、カク・ジェヨン監督による「彼女シリーズ第3作」との事でした。

前2作というのは「猟奇的な彼女」と「僕の彼女を紹介します」です。「ラブストーリー」は良い作品でしたし、「猟奇的~」も面白かった。「イル・マーレ」ではそれ程に思わなかったチョン・ジヒョン、いっぺんで好きになってしまいました。しかし次作「僕の彼女~」は期待を裏切る酷い作品でした。私の中での、歴代ワースト3に堂々とランクインされています。前半は前作を上回るはちゃめちゃでのグレードアップした”柳の下のドジョウ”狙い、炎上した車をバックに銃を構える彼女の姿、かっこ良かったし、”チョン・ジヒョンのプロモ”でも”安易な二匹目のドジョウ狙い”でも良いと思いましたし、ジヒョンペンはそれでも満足したと思います。

しかし後半は一転します。どう見ても無理無理の悲劇作り、自身の銃で恋人を誤射してしまうという設定。「本当は同僚刑事の撃った弾だった」と臭わせる部分もありますが、どの銃から発射されたかは調べればすぐ判るはず。観客をバカにした安易さです。コメディからシリアスへの反転、例えれば「釣りバカ日誌」の浜ちゃんが、釣りにのめり込んだ挙句に奥さんのみち子さんを殺してしまうようなもの、到底納得できるような展開ではありません。

しかし意に反して「僕カノ」は日本で大当たり、大嫌いな「渡る世間も~」が人気長寿番組であるように、好き好きは様々、得てして邦画でも洋画でも私の評価と世間一般でのずれの多い事を考えれば、私の方が変わっているのかも知れません・・・。監督がシリーズ3作目を日本で日本俳優を用いて撮るというのは、「僕カノ」の成功と関係の無いはずはありません。となると今度も期待できないのか?はてさて不安は大きいですが、きっと作品は観ると思います。

猟奇的な彼女 DVD 猟奇的な彼女

販売元:アミューズソフトエンタテインメント
発売日:2003/07/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

僕の彼女を紹介します DVD 僕の彼女を紹介します

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2006/12/08
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ラブストーリー DVD ラブストーリー

販売元:レントラックジャパン
発売日:2005/04/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2007年2月18日 (日)

「ドリームガールズ」

金曜夜、久し振りに大学時代の友人と3人で飲みました。実はつい最近、後輩の悲報を受け取り通夜に出席してきました。若過ぎる50歳そこそこの死です。それでまぁ、長らく連絡を取っていなかった友人の消息を確かめるために、今回の上京になりました。

集まったのは「ビストロダルブル」という店です。この店は、その大学時代の思い出の店でもあります。当時は渋谷東急プラザ奥の裏道にあり、あまり目立たない店でした。30年少し前のその当時、オーナーもまだ30歳を少し越えた程度の年齢だったのだと思います。開店して間もない時期にたまたま知り、よく通いました。客も少なく、「もう来そうにないから閉めよう。」とスタッフとの飲み会になってしまった事もよくありました。金を持たない私達学生を常連としていた店ですので、「大丈夫なのかな・・・?」と内心では存続を危ぶんだものです。とても今の隆盛は想像できませんでした。その後店舗数を増やし、渋谷再開発に絡んで渋谷店を閉めました。最近では青山店も閉め恵比寿に新店舗、相変わらず”期を見るに敏”な姿勢は変わりません。そして昨年、以前とは別の場所に”渋谷本店”を開店しました。やはり発祥の地渋谷には、特別な思い入れもあったのでしょう。http://www.darbre.com/

金曜の夜とて小さな渋谷店は満席、恵比寿店(分土火)に移動、ワインを飲みながら軽く食事をしました。どうも昔若かったオヤジ3人には不釣合いな店で、早々に場所を(韓国居酒屋に)移したのですが、オーナーには行き違いで会えなかったものの、昔と少しも変わらぬシェフの懐かしいお顔には挨拶する事ができました。

翌日は学生時代の感慨の続きで、1人で映画「バブルへGO!」でも観て帰ろうと思ったのですが、30分前ですでに満席、開演前なら何時でも入れる、映画館がら空きの地方都市に住んでいるとついこれをやってしまいます。代わりに観たのが「ドリームガールズ」です。これでやっと本題に繋がります。

バブル時代は私の少し後の世代が中心になります。風俗としては知っていても、お立ち台もボディコンも、私には少しも縁がありませんでした。「ドリームガールズ」での「モータウンサウンズ」も少し前の世代になるかも知れませんが、赤坂のディスコで、テンプテーションズ・スタイリスティックス・グラディスナイト&ヒップス、そして近頃亡くなったジェームスブラウン等で踊り狂った世代でもあります。当時1番好きだったのはアイク&ティナターナーでした。”学生時代の感慨”では、こちらの方がずっと相応しかったようです。

ですので、元のミュージカルは知りませんが、「ドリームガールズ」のポスターを見ただけで、「シュープリームス」をモデルにしている事は判りました。ダイアナ・ロス主演での映画「奇妙な果実」も忘れられない作品です。黒人差別に苦しんだ伝説の歌手、ビリー・ホリディを描いた映画です。「奇妙な果実」は彼女のヒット曲ですが、リンチで木に吊るされた黒人を歌った歌です。そして今度は、現代の歌姫ビヨンセがダイアナ・ロスを演じるわけです。しかしこの作品はあくまで、”シュープリームスをモデルとしたフィクション”として作られています。

「バベル」はまだ観ていないわけですが、凛子さんのアカデミー受賞は望み薄く感じられました。出だししょっぱなの1曲でノックダウンされました。この作品で映画デビューを飾った、ジェニファー・ハドソンのパンチ力溢れる歌声に圧倒されます。当時のヒット曲が流れるわけではありません。すべてオリジナル曲だと思うのですが、当時の雰囲気をよく表しています。上映中顔のニヤツキが取れません。アカデミー審査員もモータウン世代が多いはず、自身の青春に思いを馳せる審査員も少なく無いと思います。映画作品としてはまあまあレベルかも知れませんが、何しろ音楽だけでやられてしまいます。そして同じく助演男優賞ノミネートのエディ・マーフィーがまた凄い!共に主演を食いかねない勢いです。そして”少し食われた”主演がビヨンセと「Ray/レイ」でレイ・チャールズを演じたジェイミー・フォックスというのですから、層の厚さにびっくりです。

フィクションであると書きましたが、本家が「プリメッツ」から「シュープリームス」に変わったように、「ドリームガールズ」の最初の名前は「ドリメッツ」、ジャクソンファイブ的なグループが出てきたり、ノンフィクション的な色合いでも楽しませてくれます。ダイアナ・ロスは子供時代のマイケル・ジャクソンを可愛がったそうです。フィクション部分としては、映画ではハピーエンド的に終わりますが、エフィのモデルになったと思われるフローレンス・バラードは、酒に浸り若くして亡くなっています。またエフィの役回り、「常に中心になりたくて自分勝手」は、当時ダイアナ・ロスに言われた言葉です。本人のダイアナは、舞台も映画も1度も観ていないそうです。

映画館、若いお客さんが多かったようですが、シュープリームスもダイアナ・ロスもあまり知らないはず、あれがマイケル・ジャクソンだった事、判っているのか不安にも感じました。もう、下手したら踊ってしまいそうに興奮していた私とは、きっと受け取り方も異なるのでしょう。エンディングロールの途中で席を立ちましたが、そのまま出られず出口で暫し立ち止まりました。(無理とは思いつつ)「もしや?」という期待があったのです。最後に「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」とか「ラブチャイルド」とかが流れたら、もう泣き出してしまったかも・・・。(笑) ちなみに米国人に「シュープリームス」と発音しても通じない事も多いようです、最近では日本でも、原音に近い「スプリームス」と表記する事も増えているようです。

ドリームガールズ オリジナルサウンドトラック Music ドリームガールズ オリジナルサウンドトラック

アーティスト:サントラ,ジェニファー・ハドソン,ビヨンセ・ノウルズ,アニカ・ノニ・ローズ,エディ・マーフィ,ローラ・ベル・バンディ,ロリー・オマリー,アン・ウォーレン,ヒントン・バトル,ジェイミー・フォックス,キース・ロビンソン
販売元:ソニーミュージックエンタテインメント
発売日:2006/12/06
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ユニバーサル・マスターズ・コレクション :  ダイアナ・ロス&スプリームス Music ユニバーサル・マスターズ・コレクション : ダイアナ・ロス&スプリームス

アーティスト:ダイアナ・ロス&シュープリームス,ダイアナ・ロス,シュープリームス
販売元:ユニバーサルインターナショナル
発売日:2000/05/01
Amazon.co.jpで詳細を確認する

家名と血族

同じく「夏物語」に頂いたレスですが、派生話題に対しても少し。

>話は少し逸れてしまいますが・・・
>「純愛中毒」は義理の姉と弟の恋愛を描いたものでしたが、韓国社会ではこれはタブー。たとえ血は繋がらなくとも義姉弟は家族であり、恋愛の対象としては考えられないらしい。戦前の日本では従兄妹同士の結婚も合法でしたが、これは彼らにとっては「畜生」の行いとして軽蔑されていたのだとか。

韓国では”親族”の範囲が広く、”秋夕”などの先祖を祭る行事でも、日本のお盆などと異なり、厳密には(確か)7代?(やや不確か)前の先祖まで祭ります。最近はだいぶ簡略化されてきているとは聞いていますが。同姓での婚姻(金氏と金氏とか)も禁止されていました。厳密には血筋(出身発生地)が異なれば大丈夫なのですが、それでも世間的には憚られたようです。現在では法律的にはかなり緩くなりましたが、意識の上では残っていると思います。

しかし韓国に儒教文化を伝えた本家中国では、もちろん一般人は別でしょうが、皇室ではそのような例もあります。かの楊貴妃も、本来は皇太子妃として招かれた身、それを父親である玄宗皇帝が横取りしています。後継者作りの”スペア”として、姉妹を一緒に後室に送る事も普通にやっていました。朝鮮での実例は知りませんが、中華文化を忠実にコピーした朝鮮王朝、同じ例があっても不思議では無いと思います。儒教は、元々が男尊女卑思想です。「純愛中毒」においても、「女性が義弟に、」というのと「男性が義妹と、」とでは世間も目もかなり異なったように思います。単純に”血の繋がらない義理の間では”と言っても、「兄と弟」「姉と妹」では一緒にはできません。

また「家」の考え方、日本と韓国とでも少し異なります。日本で重視されるのは「家名」ですね。跡継ぎが居なければ他家から養子を迎えて家名を残します。韓国では「血脈」です。血の繋がらない男子を迎えても後継者にはなり得ません。それで、長男の位置(地位)は日本に比べても特別なものです。最も甚だしい親不孝は、「血筋を絶やす事」になります。儒教も宗教的側面も持ちますが、祭るのは「神」では無く「先祖」になります。これは「純愛中毒」の映画には係わりはありませんが、話のついでとして書き加えました。

2007年2月17日 (土)

「夏物語」歴史的汚点?

映画「夏物語」に対して、興味深いコメントを頂きました。レスで簡単にお答えできる内容でもありませんので、新たに書く事にしました。

>韓国という国は、歴史的汚点として この時代を振り返ること自体を避けているような気がするのですが。気のせいでしょうか?

>今回の「夏物語」も、歴史的汚点として あの時代のことは忘れ去ってしまいたいという国民感情に 敢えて挑戦する勇気がこの監督には無かった。そのように思えてなりません。

現状ではすでにこの時代、”歴史的汚点”という範疇には入らないと思います。「シルミド」や「大統領の理髪師」等、その時代での映画化は不可能だったでしょうから、時が経ち、文民政権が続き、”描ける時代になった”事は喜ばしく思います。「夏物語」に関しても、朴政権時代にはもちろん映画化は無理だったでしょう。朴政権時代は、”漢江の奇跡”と呼ばれた高度成長・復興の時代です。その政治手腕を評価され、後には独裁政権の歪を批判され、また再び再評価もされています。単純に”歴史的汚点の時代”とは評価できないと思います。

朝鮮戦争後韓国は、荒廃した国土・産業、そして東西冷戦の最前線に立たされた、苦難の中での復興を余儀なくされました。朝鮮半島の地下資源・工業力は北に集中していました。北は工業地帯、南は農業地帯、それが日帝時代の朝鮮半島です。南北分離で貧しくなったのは寧ろ韓国の方なのです。当時の国民総生産力は、北朝鮮の方が遥かに勝っていたはずです。

共産圏と(事実上の)国境を接し、米国の支援無しには成り立たない状況ですので「反共」は必須政策です。また政府の最低限の、そして一番大事な政策は「国民を食わす」事です。マルクスの予想では中産階級が育ち権利意識の確立した地に、最初の社会主義・共産主義国家が生まれるはずでした。英国のような地に。しかし実際に革命の起こったのはロシア・中国です。民衆に必要なのは「思想」より「食」だったのです。当時の韓国でも、「食えるなら共産国家でも良い」との思いが生まれないとも限りません。それを押さえ国民の意思を統一し、国民に貧困を甘受させるには、貧困の要因は政府であってはなりません。要因は他所に、つまり「日帝」にあらねばならなかったのです。そして「反共」「反日」が重要な二大政策になります。

一番反日意識の高いのは、実際に日帝時代を過ごした年代より、その時代を知らない次代、とはよく言われます。”反日政策”の成果です。客観的歴史認識よりも、善悪での評価、「日本人は悪、野蛮な民族」といった偏った歴史教育で、貧困への不満を日本に向け、日本の驚異的復興を「朝鮮人の犠牲の元に立つ繁栄」と批判、「日本に負けるな!」と扇動し国民を奮い立たせました。日本からの賠償金も、個人賠償では無く国家賠償として政府に吸収、復興費用として使いながら日本の名を伏せました。ですので一般韓国人は、”漢江の奇跡”に日本からの援助金・無利子融資金の使われた事を知りません。結果としてこの政策は成功し、苦難の時代を耐え復興を成し遂げました。その代わりに日韓関係に拭い切れない歪を残したのは皆さんご承知の通りです。

さて話を戻します。「夏物語」の時代が”歴史的汚点”だったのかどうか。この物語は、軍事独裁反共時代を過ごしたあるひとりの青年の物語です。つまりは”ある個人の体験”に過ぎないわけでもあります。これだけで、”政府の圧迫に怯える暗黒恐怖政治時代”と判断してしまうのは早計に思えます。時は高度成長期、最初の場面の主人公のような、”ノンポリお気楽青年”をも生み出す時代だったのです。上記理由から繁栄の裏には歪もあり、”汚点”部分もあった事は事実でしょう。しかしそれは成田闘争で無理やり土地を奪われた農民の居た日本と、ある部分では同様です。日帝時代の朝鮮でも、国を奪われた民族としてのアイデンティティ喪失感はあるにしても、反日活動家を除く大部分の民衆は普通の日常を送っていたはずですし、「夏物語」の時代でも、大部分の韓国人は同様だったはずです。決して”暗黒時代”では無かったはず。その表面的平穏の裏にあった悲劇、それを”汚点”と呼ぶ事もできるとは思いますし、それを描くのがこの作品本来の目的であったはず。それを描き切れなかったのは、単に監督の力量不足と感じています。少なくとも現状では、敢えて避けなくてはいけない、回避せざるを得なくなるような圧迫感の存在したようには思えません。

「反日韓国」に未来はない Book 「反日韓国」に未来はない

著者:呉 善花
販売元:小学館
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2007年2月15日 (木)

「宮」終了

TV東京(関東地方12ch)での韓国ドラマ「宮(グン)」の放映が、12月8日の最終回をもって終了しました。(他局ではまだ放映中) 元ベビボのユン・ウネ主演という事で、深夜枠なのですがビデオ録画で見ていました。周囲から聞いた事前情報でもまずまずの評判だったのですが、韓国ドラマ嫌い?の私には、少々忍耐力も必要とする物語でした。「朝鮮王朝が今でも存続していたら、」との設定や「普通の高校生が突然皇太子妃に!」といったシンデレラストーリー、コメディ仕立てである事もあって、そこそこ期待していました。しかしテンポが悪い・・・。設定は面白いかも知れませんが、間の恋愛すれ違いとかには、やはりイライラするばかり、居眠りして見逃した部分もあちこちにあります。どうせなら「~カンタービレ」みたいなキレの良いコメディに仕立てて欲しかった。

主演のユン・ウネですが、元々ベビボファンであったせいでもあるでしょうが、ま、可愛かった。(笑) しかし皇太子の陰鬱さはどうにかならなかったものでしょうか?皇太子の孤独を演じるには役不足ですし、それに”コメディ”です。突拍子も無い設定なのですから、もう少し明るく演じて欲しかった。寧ろ「根暗な皇太子に愛想を尽かして、皇太子妃の身分を捨ててユル君と駆け落ち」の方がすっきりした筋立てだったような?

宮 ~Love in Palace BOX 1 [日本語字幕入り] DVD 宮 ~Love in Palace BOX 1 [日本語字幕入り]

販売元:エスピーオー
発売日:2007/02/02
Amazon.co.jpで詳細を確認する

韓国映画は好きですが、韓国ドラマはどうも好きになれません。最後まで見たのは「冬のソナタ」「美しき日々」「オールイン」「白夜」「大長今」だけ。最初に見た「イヴのすべて」に始まり、「秋の童話」も「初恋」も「天国の階段」も最近の「春のワルツ」も、皆途中で嫌になってしまっています。ま、その中では、退屈しながらも一応は最後まで見た、6作目の韓国ドラマにはなります。ぐちゃぐちゃした関係や事故・病気、台本の都合で無理やり作り出した不自然な設定に素直に納得できません。「美日々」や「オールイン」のように、恋愛以外のドラマ的流れのある作品は楽しむ事ができますが、あまりに恋愛に重点を置き過ぎた作品には馴染めません。嵌るか嵌れないか、”あり得ない悲劇”を「ある得ない悲劇に陥ってしまって可哀想」と思えるか、その”あり得なさ”にバカバカしくなってしまって感情移入できなくなるか、それが境目なのかも知れません。

最近は日本での興業を意識してか、”韓国ドラマ的韓国映画”も作られる様になっています。”柳の下のドジョウ”を狙って、韓国映画の魅力を損なう、元々の韓国映画ファンが離れていってしまう事が無いのか、不安に感じます。”韓流”ファンを作った反面、韓国作品に偏見を持ってしまっている層も居るように思います。地に足を付けた、しっかりとした作品を作り続けて欲しいと願う今日この頃です。あ、文章後半は「宮」に関して書いたのでは無く、韓国映画・ドラマ一般への感慨です。

2007年2月11日 (日)

今年最後の新年会

もう2月も中旬に入りましたが、まだ新年会が残っていました。同業種組合青年部でのものです。すでに”青年部”という年齢でもないのですが、元青年部長という肩書きで参加させて頂いています。会場は栃木県日光市の川治温泉、お隣の鬼怒川温泉に比べると知名度は低いのですが、寧ろ温泉情緒はこちらの方が残っています。宿は「宿屋伝七」、地元に詳しい幹事推薦の宿ですので、まだ施設も新しく綺麗、料理にも工夫が凝らされ、大変満足する事ができました。 http://www.yadoden.co.jp/plan01.html http://www.kawaji.gr.jp/hotelinfo/08densiti.html

各自現地集合、カーナビ検索をしようとしたところ、日光市に川治温泉が出てきません・・・。そう、昨年の市町村合併で新たに日光市に加えられた地域です。その前の住所など知りません。(帰宅後に調べたところ「塩谷郡」でした。)「プレイスポット」「温泉」から検索はできましたが、ここ2年ばかりで住所地名の変わってしまった場所は全国各地にあります。カーナビメーカーではどうなのでしょう、これも”ビジネスチャンス”にもなっているのでしょかね?金曜の仕事を終えてからの出発でしたので、宿到着は宴会開始時間の10分前、風呂は飲んだ後になってしまいました。露天風呂もそこそこ風情のある造りでした。

宴会での話題に「夏辺りにまた海外は?」という議題?も出ました。韓国も一応候補に挙がっています。他には台湾、ベトナムあたり、纏まった休みは取れませんので、どうしても近場になります。タイも良いのですが、2泊だとキツイですね。

翌朝も現地解散、私はひとりでスキー場に向います。当初「Mt.ジーンズ那須」を考えていたのですが、カーナビでは2時間少々、間は山ですので思った以上にかかります。「ハンターマウンテン」では15分との表示、しかしここは混み合う可能性が高いので、その手前の「エーデルワイススキーリゾート」にしました。しかし「近くまで来ているから」朝早くから滑れるというわけでもありません。通常なら明け方に家を出てのスキーですが、近場温泉出発は朝飯食ってのんびりだべっての出発、滑り始めは結局午前10時半でした。却って遅くなってしまいました。(笑)

この地域、「日塩もみじライン」沿いには「ハンター」と「エーデルワイス」の2つのスキー場がありますが、以前は更に「鶏頂山」「メイプルヒル」もありました。今では共に閉鎖されています。「私をスキーに連れてって」以来ウインタースポーツの花形であったスキーも、最近では斜陽気味です。ボード人気を加えても以前の盛況には遠く及びません。ま、私にとっては、メチャ混みの無くなった分、良い傾向でもありますが。

ゲレンデ状態はまずまず、雪量はやはり少なめですが、今のところは問題無く楽しめます。しかしシーズンは短いかも知れません。時折晴れ間も見える程度の曇り空お天気でしたが、ゲレンデにいても、年末年始のソウルより暖かかったです。右写真奥に見えるゲレンデはお隣の「ハンターマウンテン塩原」です。Dsc01159_2Dsc01160_2

http://www.edelsnow.com/ http://www.kinugawa.ne.jp/facilities/edelweiss/index.html

2007年2月 9日 (金)

ビョンホン新作映画

韓国芸能関係のニュースが飛び込んできました。かねて噂されていたイ・ビョンホンの次回作が決定したようです。ソン・ガンホ、チョン・ウソンとの共演での100億W大作だそうです。監督は「甘い人生」でのキム・ジウン、「クワイエットファミリー」で監督デビュー、「反則王」や「箪笥」も撮った、アクションからコメディ、ホラーまで手掛ける幅の広い監督です。笑いの中にもの悲しさも込めた「反則王」は好きな作品のひとつです。

題名は仮題ですが「良い奴、悪い奴、変な奴」とか。満州を舞台とした”西部劇”だそうです。マカロニウエスタンのように、西部劇をそのまま撮るのでは無く、”西部劇風”という意味なのでしょう。満州を訪れた監督が、その風景を見てインスピレーションが湧いたそうです。「続・夕日のガンマン」の原題が「良い奴、悪い奴、変な奴」だったそうで、その雰囲気も意識しているのかも。言ってみれば、甘辛い”キムチウエスタン”か?日帝時代が舞台のようですので、”韓流”に擦り寄った作品にはなりそうにありません。その点でも期待できそうな気がします。今度は監督も腕も実績も確かですし・・・。

続・夕陽のガンマン DVD 続・夕陽のガンマン

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2007/01/26
Amazon.co.jpで詳細を確認する

もうひとつ、ヒョニー話もあります。北京オリンピックテーマソングに、中国歌手に混じってただひとり、イ・ジョンヒョンが参加するそうです。すでに収録も済ませたそう。ヒットしたとも聞きませんが、帰国後の復帰第1作アルバムは悪い出来ではないと感じています。オリンピック広報での来日は無いのかなぁ?「美日々のセナ」の足枷を外して、”韓国の人気歌手”としての来日を待ち望むものであります。

もうすぐ結婚

17日に挙式する藤原紀香が、セクシーアクション・パチンコ・パチスロとかの新機種発表会でマスコミに姿を現しました。演技の上手い女優とは思いませんが、何故か好きなタレントです。本人のキャラクターが好きなのでしょうね。もちろん個人的な知り合いであるわけも無く、本当の性格など知る由もありません。でも、あまり飾らないフランクな雰囲気、セクシースタイルでも嫌味も過剰なエロ気も感じさせない、それでいてきっと努力家で真面目なのだろうという、ファンの勝手な思い込みかも知れませんが、そんな好ましい性格を感じさせてしまいます。結婚相手の選択も「紀香らしい」というのがまず一番目の感想でした。きっと結婚しても変わらないと思います。今後も暫くは、こんなセクシーファッションも見せて欲しい。  15_1

愛と青春の宝塚〜恋よりも生命よりも〜 DVD 愛と青春の宝塚〜恋よりも生命よりも〜

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2002/05/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する

TVドラマだけれどこれ↑の紀香も結構良かった。

2007年2月 4日 (日)

「墨攻」

昨日観てきました。今回は家内も付き合ってくれました。最初は「夏物語」の3度目を観る予定だったのですが、「ノベルスを読み終わってから観たい。」との事で延期、後でひとりで行くつもりのようです。

私の方も酒見賢一著の原作本を読み終わっていません。映画の方が先になってしまいました。「日本の漫画が原作」と宣伝されていますので、作者にはちょっと可哀想ですね。結末は原作と同じかまだ判りませんが、始まりは異なっています。映画では戦いの始まる寸前に到着した事になっていますが、原作では数ヶ月前です。墨者が1人来たとてそれだけで戦局に影響を及ぼすはずはありません。墨者の価値は”戦いの準備”にあります。水や食料・兵器(石や藁をも含む)の蓄財から、城の補修、仕掛け、特殊兵器の製造などです。革離はその方面でのスペシャリストです。映画では「籠城戦の経験は無い」となっていますが、原作では鉅子(墨家統率者)の右腕で名人です。なぜ未経験者設定にしたのか不思議です。やはり原作通りにやって欲しかったですね。戦いで兵器・仕掛け自体は姿を現しますので、製造過程を描く必要は無いでしょうが、コマ送りででも忙しく働き準備するシーンは必要だった気がします。それがあって初めて、革離に民衆を率いる人望が集まったのですから。「戦いの始まるまでに何ヶ月もある」という状況が現代での感覚で違和感があったのかも知れませんが、当時の中国では、準備と行軍でそれ位かかる事は普通だったはずです。

それ以外はまずまずの作品ですが、感動もあまりありませんでした。革離と港淹中との楼上でのシーンは不要だった気がします。得てしてああいった倫理論議を挟みたがるものですが、それは言葉での説明では無く、映像で表現して欲しかった。

梁王役の俳優、何処かで見た顔だと思ったのですが、「始皇帝暗殺」に出ていたのですね。個性的悪役です。皇太子・梁適役は韓国のアイドルグループ「スーパージュニア」のメンバーだそうです。演技もその範囲内です。逸悦役のファン・ビンビンも武者姿が愛らしいですが、演技的にはいまひとつに思えました。アンディ・ラウはさすがに雰囲気を持ちます。いずれにしても「始皇帝暗殺」を上回る作品とは思えません。

Book 墨攻

著者:酒見 賢一
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

The Making of 墨攻 DVD The Making of 墨攻

販売元:レントラックジャパン
発売日:2007/01/19
Amazon.co.jpで詳細を確認する

2007年2月 2日 (金)

もう一度「夏物語」

今週末、家内は3度目の「夏物語」を観に行く予定。私はどうしようか、一緒に行って「墨攻」か「どろろ」でも観ようか・・・。別々に観たのでは夫婦50歳割引の利かないのが痛いところ。「2度観ると良くなる、哀しくなる・・・。」というのが家内の感想、そう、素材は良いのだから、内容を理解すれば染み渡る部分もあるのだと思う。私の評価、決して悪い作品ではないと思う、普通に”良い”作品だと思います。しかし描き方を変えれば、”素晴らしく良い”作品に化けそうに思えて、満塁ホームランで走者追い越しで取り消されたみたいな、割り切れない思いが残ります。

「老教授の恋」みたいな宣伝文句も流れていました。これにも疑問!物語の始まりは1969年だそうです。その時大学生だったソギョン、20歳だったとすると2006年現在で57歳、18歳だとして59歳、韓国式に数えで計算してやっと60歳です。専攻によっても異なるでしょうが、50代で助教授、60歳だと”教授成り立て”という場合もあり得るし、どちらにしても現役バリバリの年代です。今の60歳、けっして”老人”ではありません。老教授というなら70代80代でしょう。映画では少々疲れて描かれていますが、あれは病魔に犯されているせいかと思われます。映画では説明されていませんが、ノベルス(私は読んでませんが、家内の話し)では病気の話も出ているそうです。病室のベッドに横たわるシーンも出てきますが、あれは決して”老衰”ではありません。まだ60歳の”若さ”ですので。

先にも書きましたが、「会いたい人を探す番組」、韓国ではよく知られた人気番組です。しかしTVも商売、視聴率を稼ぐには、それなりに注目を浴びる人物を選ぶはず。ソギョン教授、寧ろ、快活で明るく、ユーモア溢れる授業で女子大生に人気、といった設定の方が良かった気がします。韓国には、より上の年代では国土分割や朝鮮戦争で、そして物語のように、独裁政権時代での暗い思い出を持つ人も少なく無いと思います。しかしそういった人々、暗鬱に日々を過ごしているわけでも、世を捨てて隠遁生活を送っているわけでも無いと思います。普通に笑い泣き怒り、冗談も飛ばして、表面上ごく普通の日常を過ごしているはずです。そういった普通の人の内面に、暗く悲しい過去が隠されている故に、リアリティがあり共感を憶えるのだと思っています。

キムPDは大学で人気の名物教授ソギョン氏に目を付けて番組企画を組む、しかし教授は出演を拒否、「会いたい人は居ませんか?」の質問に驚く程の動揺を示す。困窮したキムPDはお気楽社員のスジンに、授業を受けていただけの縁で、ダメモトで交渉を任してしまう。スジンにとっても教授は憧れの人、淡い恋心を抱いていた相手、快活な表情の下に、時折射す寂しげな影も魅力の元。恐る恐る出演を持ちかけてみたが、意外にも良い返事を得られる。丁度その頃教授は、体の不調を覚え、先行きの短い事を知ってしまっていたのだ。そうなると「会いたい人は~」の言葉が胸に、痛みと共に蘇ってしまい、ジョンインの”その後”を知らずには居られない気持ちに陥っていたのでした。

・・・・・・とかいうのは如何ですか?こちらの方が説得力があると思います。映画での不満のひとつに、60歳のソギョンに生気というか、生活実感の感じられなかった点が挙げられます。”忘れられない過去の影”を抱えていても、年がら年中暗い顔をしているというのもおかしい。外見から計れない内心に抱えているからこそ、哀しいのです。そしてその演技こそ、”背中で語る”ビョンホン氏お得意の演技力が光るのだと思うのです。

素材に奥深いものが秘められているだけに、難しい作品だと思います。監督の手腕を見損なったプロデューサーの責任ですかね。コメディ1作だけの監督には荷が勝ちすぎたのでしょう。下手すると彼の、監督生命をも閉じさせかねない失敗のようにも思えます。

« 2007年1月 | トップページ | 2007年3月 »

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31