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2007年2月18日 (日)

「ドリームガールズ」

金曜夜、久し振りに大学時代の友人と3人で飲みました。実はつい最近、後輩の悲報を受け取り通夜に出席してきました。若過ぎる50歳そこそこの死です。それでまぁ、長らく連絡を取っていなかった友人の消息を確かめるために、今回の上京になりました。

集まったのは「ビストロダルブル」という店です。この店は、その大学時代の思い出の店でもあります。当時は渋谷東急プラザ奥の裏道にあり、あまり目立たない店でした。30年少し前のその当時、オーナーもまだ30歳を少し越えた程度の年齢だったのだと思います。開店して間もない時期にたまたま知り、よく通いました。客も少なく、「もう来そうにないから閉めよう。」とスタッフとの飲み会になってしまった事もよくありました。金を持たない私達学生を常連としていた店ですので、「大丈夫なのかな・・・?」と内心では存続を危ぶんだものです。とても今の隆盛は想像できませんでした。その後店舗数を増やし、渋谷再開発に絡んで渋谷店を閉めました。最近では青山店も閉め恵比寿に新店舗、相変わらず”期を見るに敏”な姿勢は変わりません。そして昨年、以前とは別の場所に”渋谷本店”を開店しました。やはり発祥の地渋谷には、特別な思い入れもあったのでしょう。http://www.darbre.com/

金曜の夜とて小さな渋谷店は満席、恵比寿店(分土火)に移動、ワインを飲みながら軽く食事をしました。どうも昔若かったオヤジ3人には不釣合いな店で、早々に場所を(韓国居酒屋に)移したのですが、オーナーには行き違いで会えなかったものの、昔と少しも変わらぬシェフの懐かしいお顔には挨拶する事ができました。

翌日は学生時代の感慨の続きで、1人で映画「バブルへGO!」でも観て帰ろうと思ったのですが、30分前ですでに満席、開演前なら何時でも入れる、映画館がら空きの地方都市に住んでいるとついこれをやってしまいます。代わりに観たのが「ドリームガールズ」です。これでやっと本題に繋がります。

バブル時代は私の少し後の世代が中心になります。風俗としては知っていても、お立ち台もボディコンも、私には少しも縁がありませんでした。「ドリームガールズ」での「モータウンサウンズ」も少し前の世代になるかも知れませんが、赤坂のディスコで、テンプテーションズ・スタイリスティックス・グラディスナイト&ヒップス、そして近頃亡くなったジェームスブラウン等で踊り狂った世代でもあります。当時1番好きだったのはアイク&ティナターナーでした。”学生時代の感慨”では、こちらの方がずっと相応しかったようです。

ですので、元のミュージカルは知りませんが、「ドリームガールズ」のポスターを見ただけで、「シュープリームス」をモデルにしている事は判りました。ダイアナ・ロス主演での映画「奇妙な果実」も忘れられない作品です。黒人差別に苦しんだ伝説の歌手、ビリー・ホリディを描いた映画です。「奇妙な果実」は彼女のヒット曲ですが、リンチで木に吊るされた黒人を歌った歌です。そして今度は、現代の歌姫ビヨンセがダイアナ・ロスを演じるわけです。しかしこの作品はあくまで、”シュープリームスをモデルとしたフィクション”として作られています。

「バベル」はまだ観ていないわけですが、凛子さんのアカデミー受賞は望み薄く感じられました。出だししょっぱなの1曲でノックダウンされました。この作品で映画デビューを飾った、ジェニファー・ハドソンのパンチ力溢れる歌声に圧倒されます。当時のヒット曲が流れるわけではありません。すべてオリジナル曲だと思うのですが、当時の雰囲気をよく表しています。上映中顔のニヤツキが取れません。アカデミー審査員もモータウン世代が多いはず、自身の青春に思いを馳せる審査員も少なく無いと思います。映画作品としてはまあまあレベルかも知れませんが、何しろ音楽だけでやられてしまいます。そして同じく助演男優賞ノミネートのエディ・マーフィーがまた凄い!共に主演を食いかねない勢いです。そして”少し食われた”主演がビヨンセと「Ray/レイ」でレイ・チャールズを演じたジェイミー・フォックスというのですから、層の厚さにびっくりです。

フィクションであると書きましたが、本家が「プリメッツ」から「シュープリームス」に変わったように、「ドリームガールズ」の最初の名前は「ドリメッツ」、ジャクソンファイブ的なグループが出てきたり、ノンフィクション的な色合いでも楽しませてくれます。ダイアナ・ロスは子供時代のマイケル・ジャクソンを可愛がったそうです。フィクション部分としては、映画ではハピーエンド的に終わりますが、エフィのモデルになったと思われるフローレンス・バラードは、酒に浸り若くして亡くなっています。またエフィの役回り、「常に中心になりたくて自分勝手」は、当時ダイアナ・ロスに言われた言葉です。本人のダイアナは、舞台も映画も1度も観ていないそうです。

映画館、若いお客さんが多かったようですが、シュープリームスもダイアナ・ロスもあまり知らないはず、あれがマイケル・ジャクソンだった事、判っているのか不安にも感じました。もう、下手したら踊ってしまいそうに興奮していた私とは、きっと受け取り方も異なるのでしょう。エンディングロールの途中で席を立ちましたが、そのまま出られず出口で暫し立ち止まりました。(無理とは思いつつ)「もしや?」という期待があったのです。最後に「ストップ・イン・ザ・ネーム・オブ・ラブ」とか「ラブチャイルド」とかが流れたら、もう泣き出してしまったかも・・・。(笑) ちなみに米国人に「シュープリームス」と発音しても通じない事も多いようです、最近では日本でも、原音に近い「スプリームス」と表記する事も増えているようです。

ドリームガールズ オリジナルサウンドトラック Music ドリームガールズ オリジナルサウンドトラック

アーティスト:サントラ,ジェニファー・ハドソン,ビヨンセ・ノウルズ,アニカ・ノニ・ローズ,エディ・マーフィ,ローラ・ベル・バンディ,ロリー・オマリー,アン・ウォーレン,ヒントン・バトル,ジェイミー・フォックス,キース・ロビンソン
販売元:ソニーミュージックエンタテインメント
発売日:2006/12/06
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ユニバーサル・マスターズ・コレクション :  ダイアナ・ロス&スプリームス Music ユニバーサル・マスターズ・コレクション : ダイアナ・ロス&スプリームス

アーティスト:ダイアナ・ロス&シュープリームス,ダイアナ・ロス,シュープリームス
販売元:ユニバーサルインターナショナル
発売日:2000/05/01
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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コメント

自己レスです。映画のOSTを買う事はまず無いのですが、今回は即買いました。”映画の”という事でなくても、音楽単品としても価値があると思いましたので。それを聴いて、画面では気付かなかった”遊び”というかトッピングを発見しました。最初のシーン、アマチュアコンテストでの登場で、司会が「プリメッツ」とグループ名を間違って紹介、それをエフィーが「ドリメッツ」と訂正してしました。「プリメッツ」は先に書きました通り「ザ・シュープリームス」の結成時の名前です。往年のフアンはここでニヤッとしたのでしょうね。

諸葛さまオススメとあって、超!期待して見にいってきました。

これまで期待して見にいきハズレだったこと何度もありましたから、押さえ気味にしていたのですが・・・
ひさびさに期待にこたえてくれる映画でした。

とても楽しかったです。

となりにすわっていたおじさんも、ひとりできていたようですが、最後うるうるしてたようです。

当時を知らない人でも音楽を聞くだけでも充分楽しめたのではないでしょうか。

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