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2007年3月24日 (土)

「パッチギ」

遅ればせながら、かねて気に掛かっていた作品、「パッチギ」をレンタルDVDで観ました。一般的な恋愛話題作にはあまり興味を感じる事が無く「世界の~」も未見、沢尻エリカとも初対面です。やはり俳優を生かすのは映画そのものの魅力ですね。とても魅力的に役柄を演じています。

作品中で重要な役を果たしているものに「イムジン河」の歌があります。作品設定の1968年に私は確か中学3年、主人公達の僅かに後輩になります。”放送禁止曲”だった事は知っていますが、本当に放送禁止だったのか、今となってはよく判りません。なにせ当時の若者なら、誰でも知っている曲でした。”放送禁止”が逆に知名度を高め、ある種の象徴的曲に高めてしまったのかも知れません。徐々に感情を高揚に導く、憎い脚本・演出です。「イムジン河」で頂点に達しホロリとさせ、緊張感の解けたエンディングの「あの素晴らしい愛をもう一度」で止めを刺します。当時青春を送った世代には堪らないものがあります。

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映画「女体の神秘」やスゥエーデンのfree sex話題、今の若者にはどの程度通じているのでしょう?オダギリ・ジョー演じるような若者も、当時はよく居ましたね。「青春」という言葉を恥ずかしげも無く使える、真っ直ぐな時代でした。何時の頃から、真っ直ぐに正論を理想を吐く事が、”ダサイ”と言われる時代になってしまったのでしょうか・・・?作品は朝鮮に係わる特別な映画であると共に、当時のごく普通の青春映画でもあるのだと思います。

当時の私に、韓国・朝鮮に対する知識はほとんどありません。しかし中学時代、朝鮮学校との出会いはありました。所属していたバレー部の顧問は、国士舘大ラグビー部のキャプテンをやっていたという硬派のツワモノ、「青春とはなんだ!(当時人気のTVドラマ)」的熱血先生でした。その先生が選んだ練習試合の相手は、近くにあった朝鮮学校でした。私には知識の無い分偏見も少なかったのですが、やはりある意味恐れられていた学校ではあったようです。今から顧みれば、顧問先生の行動にも障害はあったでしょうし、理想もあったのでしょう。そういった機会を与えられた事を今は感謝していますし、改めて尊敬の思いを強くします。対戦校への道すがら、「朝鮮征伐だ~!」と意気を挙げて怒られた事も思い出します。(笑) 結果は惨敗でした・・・。

試合後に交流会のようなものもやり、お菓子などを食べたのですが、部屋に飾られた写真、おそらく金日成だったのでしょうが、その意味も知らず、不思議な印象だけが残っています。

部活を引退した中学3年、ちょうど映画の設定年ですが、道端で朝鮮学校バレー部の顔見知りに会いました。「今度学校(中高一貫)が引っ越すんだ」「そうか、じゃあんまり会えなくなるね」他愛の無い会話で別れましたが、直後1人になった時、地元の高校生に声を掛けられました。何を言われていたのか聞かれました。どうも、私がカツアゲされていたと誤解されたようです。当時の一般的イメージはそんなものだったようです。彼とはその後遭う事はありませんでした。日本に居るのか、北朝鮮に帰ったのか・・・。

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コメント

初めてこちらを拝見させてもらっています。
へぇー、こんな風に元気にやられているのですね?

私は諸葛亮様よりも、多分何世代か下です。
音楽で言うと、フォークの真っ只中です。
井上陽水、チューリップ、NSP、かぐや姫・・・なんかが女の子との思いでも多いです。
学生運動はかけらもありませんでした。
そんな世代の私でも、好感が持てた映画です。
日本アカデミー賞が『Always三丁目の夕日』で独占したのは納得できませんでした。『Always三丁目の夕日』も良い映画でしたがあそこまで独占してよいとは思えなかったのです。
良く考えれば日本テレビが自局製作の作品に賞をあげただけだと気づき納得しました。
所詮それっ位の価値しかない賞です。
自分の首を絞めたのですね、日本テレビは。

話が関係ないところへ行って、申し訳ありません。
『イムジン河』は昔の曲として、楽譜だけは見ていましたが曲は知りませんでした。(ギターを弾いてはいましたが、楽譜でポロンポロンと引いただけでは曲の感じはつかんではいなかったと、今では思えます。)
フォーククルセダーズは『あの素晴らしい愛をもう一度』で知っていただけでした。
『悲しくてやりきれない』もはっきりとは知らずメロディだけを口ずさめるくらいでした。
『悲しくてやりきれない』が『イムジン河』の半リメイクと知ったのは、数年前のブームの時です。m(__)m
良い曲ですね。
大学で京都にいました。
銀閣寺あたりも私のお気に入りでした。
あそこが舞台です。
それだけでワクワクする映画です。
結局、私にとってこの映画は『イムジン河』のメロディにつきます。 

ではっ!ほなっ!


「何世代も下」という事は無いと思いますよ。(笑)
井上陽水、チューリップ、NSP、かぐや姫は、大学時代によく聴きましたので、ほんの数年の差かと思います。ただまぁ、フォークルのデビューも知っています。

「三丁目の夕日」は高く評価していますし、多くの賞を取った事にも納得しています。特定世代の”郷愁”を誘う作品ですので、世代がずれると感じ方も異なるとは思いますが、”郷愁”だけの作品でも無いと思っています。「パッチギ」ももちろん良い作品ですが、抗してどの部門で勝てるかと言うと、難しく感じます。結果としての”賞独占”ではありますが、作品総合力での差は小さいと思います。「三丁目の夕日」は大変バランスの良い作品、総合力での差は小さいのに、個々部門でも僅かずつ勝っていて、結果として独占に繋がったのだと思います。決して圧倒的な差のあったわけでは無いでしょう。「三丁目~」の一番弱いのは主演女優賞部門でしょうが、魅力的ではありましたが、この時点での沢尻ではまだ無理(ノミネートもされていません)だったでしょうし・・・。

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