無料ブログはココログ

« 「渡良瀬橋」の歌碑 | トップページ | 「渡良瀬橋」歌碑除幕式、行ってきました。 »

2007年4月23日 (月)

「クィーン」

昨日の日曜日に観てきました。観客は十数人。チケット売り場は列を成していましたが、お子様映画の家族連れと、「東京タワー」目当ての人が多かったようです。

実在現職の女王をどう描くのか、それが興味の的でした。その意味では驚嘆に値する映画かも知れません。首相の悪口を言う王太后、女王・君主制に批判的な首相夫人、傍で見ていて心配にもなります。最終的には、女王も首相も”良く”描いてはいるのですが、決して媚び諂う持ち上げ方では無く、無理の無い範囲で、ひとりの人間として描いていたように思います。現職女王を映画化できる英国という国、そしてレンジローバーを運転して1人でオフロードを走る女王、共に日本では想像も付かない出来事です。そして、アカデミー主演女優賞を受賞したヘレン・ミレン、それも当然と納得できる演技でした。

騒ぎの当時から、ひとつ引っかかっていた疑問がありました。皇太子との結構当初の”シンデレラ”時代は兎も角、ダイアナ皇太子妃という方、決して、誰にでも好かれ尊敬される、”理想的皇太子妃”では無かったように記憶しています。同情の余地は沢山あったにせよ、「英国民誰にでも愛される」存在では無かったように思っていました。それがその死と共に変わってしまった立場、「これは何なのだろう?」という、いまひとつ割り切れない思いもありました。マスコミの在り方、民衆のパニック的感情流動、ある種ヒステリック的な、腕力を伴わない”暴力”のように感じる部分もあり、不気味さも感じました。教育程度も高く冷静な国民性を持つ英国ですので、これで済んでいますが、情報の限られる発展途上国では、マスコミも立派な実践的”武器”になる事も再確認してしまいました。情報の氾濫する、そしてネットにより誰でも(その内容の良し悪しに係わらず)発信する事のできる現代です。情報を選択する、得た情報を客観的な判断力で咀嚼する、そういった事の重要性は益々高くなるのでしょう。さて英国では、どのように捉えられた作品だったのでしょう?

« 「渡良瀬橋」の歌碑 | トップページ | 「渡良瀬橋」歌碑除幕式、行ってきました。 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/113356/6186272

この記事へのトラックバック一覧です: 「クィーン」:

« 「渡良瀬橋」の歌碑 | トップページ | 「渡良瀬橋」歌碑除幕式、行ってきました。 »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30