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2007年7月20日 (金)

韓国は焼肉の本場?

先にも書きましたが、「韓国の牛焼肉」についてもう少し書いておきたいと思います。韓国へ行かれる方は、「焼肉は外せない、何処かお薦めの店はありますか?」と必ずのように質問されます。しかし私にとっては、「出来れば外したいメニュー」です。別段韓国の焼肉が嫌いなわけではありません。ただ美味しい物の沢山有る韓国、「折角韓国まで来たのだから、韓国ならではの料理を食べたい。」との思いがあります。いつも短期間での滞在です。1食牛焼肉を入れれば、何か他を削らないといけないわけで・・・。

肉食習慣の無かった日本に比べ、ドラマ「大長今」でも見られる通り、一部富裕層だけしか食べられない高級食材ではあったものの、朝鮮半島には肉食習慣がありました。しかし現在の焼肉料理での形態になったのは、比較的新しい時代での話しです。日本での在日韓国人経営の料理店が発祥、との説もある位ですので、「韓国が本場!」という言葉も、捉え方次第という一面もあるように思います。

私の子供の頃(「三丁目の夕日」の少し後の時代)では、”ご馳走”の代表格はビーフステーキと寿司でした。焼肉店というものが市内にあったのかどうかも知りません。まだ私の知らないジャンルの料理でした。70年代を過ごした東京でも、学生に手の出る料理ではありませんでした。就職した先の社長に連れて行かれたのが、多分最初の体験だったと思います。

その後日本はバブル期に突入、海外旅行も一般化しました。韓国に進出する日本企業も多く、韓国焼肉神話は、おそらくその頃に出来上がったのだと思います。物価の安い、人件費の安い韓国では、日本では手の届かない高級料理である牛焼肉も手軽に食べられた事でしょう。しかしその頃でも、韓国でも、庶民には手の届かない高級品でした。物価差・賃金格差による、日本人だけでの特権でした。

最近では状況は大きく変化しています。デフレ気味&流通革命により物価下降の日本、反対に経済興隆で物価上昇の韓国、その物価差は縮まりつつあります。また回転寿司で寿司が庶民料理になったように、焼肉も格安チェーン店の展開で一般的外食料理になりました。その中で「韓国は焼肉の本場!安くて美味い!」を主張し続けるには、もはや無理もあります。

また日韓では、「美味しい牛肉」の基準も異なります。霜降りに代表される、とろける柔らかい肉が好まれる日本に対し、韓国では噛み応えのある赤身肉に人気があります。焼肉神話発祥の時代では、”神戸牛”に代表される霜降り肉は、一部高級店でしか食せませんでした。今の感覚では硬く思える韓国牛でも、当時は日本人にとっても、十分に美味しかったのだと思います。「韓国の高級店に行ったのに、高いだけで美味しくなかった。」との最近の評判は、日本人の舌が贅沢になった、また「高級牛=柔らかい」との日本的感覚で受け止めてしまう故なのでしょう。2年前の家族旅行で、釜山の高級焼肉店「一品梅牛」で牛焼肉を食べました。梅を配した飼料で育てた「柔らかい肉」との説明でしたが、日本感覚ではやや硬めの肉です。それでも、肉の旨みのある肉で、「韓国料理」として日本の焼肉と別の基準で考えれば、十分に美味しい料理だったと思っています。Dsc00573202

「一品梅牛」in釜山

                                              

これから韓国へ行かれる皆様、牛焼肉への期待は程々に、日本とは異なる「韓国料理」としてお楽しみ下さい。また牛焼肉に拘らず、韓国ならではの料理の数々にチャレンジされてみて下さい。Dsc00588 Img027202 Img068202 Kif_0070202

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コメント

韓国ならではの料理と言ったらポシンタンしかないでしょうw
始めの一口は勇気がいりましたが、食ってみるとアッサリとした鶏肉っぽい感じで、犬と言われなければ多分気が付きませんよね。そんな話はサテオキ、私は韓国では豚カルビとか冷麺(夏)ばっか食ってますねぇ(笑)。芸が無くてスンマソン。

ポシンタンは未だ体験がありません。やはり少々抵抗があります。家族・友人で評判の良かったのは参鶏湯、私自身はプデチゲが好物です。あと、釜山で食べたホヤも美味しかったです。まだまだ未体験の料理も多いです。元々小食ですので、グルメ旅にはなり得ません。

朝食は、蚕院洞の「ヨンドンソルロンタン」が定番ですね。牛焼肉、ソウルは高いですね。芸能人行き着けのお店(タンゴルチブ)は、万札覚悟です。^^食べ放題のお店があっても良いと思うのですが、江南でも見当たりませんね。韓牛1等級程度であれば、値段も安く設定出来ると思うのですが、どうなんでしょうかね?牛角のソウル進出を期待しております。^^

朝食は”その辺で”適当に済ませてしまう事がほとんどです。キンパブ屋とか24時間営業焼肉店でのソルロンタンとか。コンビニで済ませてしまう事、抜いてしまう事もあります。朝食でわざわざ何処かの店を目指した事はありません。ですので私の旅行記でも、時間の経ってからの記憶では、何処で何を食べたのか憶えていない場合も多いです。

それ以外でも、気に入った店があっても、「今度は未体験の新しい店」との気持ちの方が強く、”行きつけの店”というものもありません。リピートしたのは、「牛里ガーデン」や「ビエンナ眼鏡」などごく僅かです。こちらも人間的繋がりでの再訪ですし。できれば新しい店に行ってみたい、だけど金社長にも会いたいし・・・、という、仕方なし(笑)での再訪です。ホテルも、未だ同じホテルに2度泊まった経験がありません。「こんどは何処にしようかな?」と迷うのも旅の楽しみです。私の場合。

書き忘れました。”食べ放題焼肉店”ですが、韓国にもありますよ。実体験は1度だけ、7年前の永登浦です。当時で”7,000Wで食べ放題(飲み物別)”でした。でも「牛角」の方がずっと美味しいと思います。庶民的な街では、そう珍しくなくあるようです。江南の繁華街とかには無さそうですね。

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