無料ブログはココログ

« 「天軍」 | トップページ | 66666 »

2007年11月 5日 (月)

「クワイエットルームにようこそ」

楽しみにしていた「続三丁目の夕日」が封切られましたが、それは一旦置いて、こちらを先に観に行きました。「~三丁目~」は当分やっているでしょうが、こちらは何時打ち切りになるか判りませんので・・・。

”クワイエットルーム”とは、精神科・閉鎖病棟内の保護室の事だそうです。28歳のライターという主人公の日常から突然に、この保護室での、ベットに5点拘束され、呼吸器・点滴を施された姿に場面は転回します。睡眠薬過剰摂取での”事故”を”自殺”と誤解され、閉鎖病棟で14日間を過ごす事になった主人公:明日香の物語です。

病棟には個性豊かな面々が収容されています。当初の印象は、パク・チャヌクの「サイボーグでも大丈夫」を、より上質に客観的・現実的に捉えた、精神科病棟及び患者を描き現代を風刺表現するような、ドラマかと思いました。その意味では、序盤は楽しく拝見しました。ところが途中からお話は一転します。視点は明日香本人に振り戻ります。彼女の強制入院が、「誤解で無かった」事が明るみに出てきます。私はこの転換に乗り遅れてしまいました。そのせいか、頭では「悪い作品では無い」と思いながら、展開に嵌り込む事ができないまま終わってしまいました。「サイボーグ~」を思い浮かべた事が拙かったようです。

”精神病”というと、自分とは縁の無い世界、狂ってしまって何処か全く別の世界に行ってしまった人の話に思えますが、拒食症や過食症・OD(over dose:化学物質の過剰接収)そして自殺願望と、この物語に登場する患者達は、決して別世界では無く、同じ土台の上に立ち、ちょっとだけバランス不安定にしているだけの人々のように思えます。事故・誤解と信じる主人公と同様、誰でも陥る可能性のある世界なのでしょう。

この作品に興味を憶えたのは、兎に角配役です。お気に入りの蒼井優に大竹しのぶの組み合わせは捨て置けません。大竹しのぶ、ちゃんと、憎々しく反感を買う役を演じています。上手いです。心配したのは主役の内田有紀でした。画面で観たのは、紀香のフェティッシュファッション目当て(笑)での「CAT'S EYE」以来ですが、無駄に時を過ごしていなかった事は証明してくれたように思います。彼女ももうすぐ32になるんですね。その他、歌人・俵万智や漫画家、エヴァンゲリオンの監督まで出演しています。http://www.quietroom-movie.com/

クワイエットルームにようこそ (文春文庫 ま 17-3) Book クワイエットルームにようこそ (文春文庫 ま 17-3)

著者:松尾 スズキ
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

Naked Me Music Naked Me

アーティスト:LOVES.×クワイエットルームにようこそ Original Soundtrack
販売元:キューンレコード
発売日:2007/10/17
Amazon.co.jpで詳細を確認する

« 「天軍」 | トップページ | 66666 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/113356/8769888

この記事へのトラックバック一覧です: 「クワイエットルームにようこそ」:

» 映画『クワイエットルームへようこそ』 [ちょこっとはっぴい♪]
土曜日にレイトショーで観てきました(^▽^) 『クワイエットルームへようこそ』( [続きを読む]

« 「天軍」 | トップページ | 66666 »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31