「茶々 天涯の貴妃」
今年初めての映画館、スキー映画「銀色のシーズン」を観る予定が、来週公開との事で「茶々」に変更。歴史物は好きですが、(特に日本映画では)歴史のダイナミズムに則った作品は少ないですので、最初から期待せずに観ました。その範囲内ではそれなりに満足しました。家内の評、「年末2時間ドラマみたい・・・」との事でしたが、これはかなり的を突いているかと。2時間ドラマにしては出来は良い方だと思います。
もちろん、誉めているわけでもありません。ジンと来るシーンもありますが、実在の人物・物語を題材にしている故の力でしょう。歴史の表舞台に女性の登場する機会の少ない日本ですが、お市ー淀君ー千姫と続く系譜は、歴史の中心の渦に巻き込まれた人生として感慨深い物語です。その生き方を女性的視線?として描いた部分は、それなりの評価はできると思います。しかしやはり、歴史を描くには逸脱しています。「所詮は娯楽作品」として許すしかないのでしょう・・・。原作の井上靖作品は読んでいませんが、原作と大きく異なる事は容易に想像できます。
主演の和央ようかですが、宝塚のトップスターでかなりの人気があったそうです。退団に当たっては史上最高数のフアンが押し寄せたとか。個性的な美人で魅力があります。鎧姿での登場も、コスプレ的には魅力的です。(写真集も出ているのと事で、これは見てみたい!)どうせなら、SFやファンタジー作品でやって欲しかった・・・。演技には宝塚的要素も残っています。時代劇ですので、それはそれで良いのですが、「それだけ」というのはやはり不満です。実在の人物としてのリアル感は表現されていません。演技している、作られた茶々像、という気分は払拭できませんでした。
映画全体としては、戦場シーンは平々凡々、大河ドラマ以下です。ラストシーンは”いきなりファンタジー”で納得できません。少々やり過ぎです。最も許せないのはキャスティングです。寺島しのぶと和央ようか、どうしても親子にしか見えません。2人の相対するシーンになる度にシラケてしまいました。キャスティングミスとしか思えません。調べてみると、和央ようかは、年齢は記されていませんが20年前の初舞台との事ですので30代半ば過ぎ、で意外な事に、寺島しのぶの方は昨12月に35才になったばかりでした。「化け物か!」と思えるくらい若く見える人も少なくない芸能界にあっては、珍しい老け顔(失礼!)で同年代とか。しかし虚構を作り上げる世界、実年齢など関係ありません。ご本人にはお気の毒ながら、やはりキャスティングミスと思います。冬ソナのペ・ヨンジュン高校生は許せても、この姉妹は許せません。(笑) http://chacha-movie.jp/
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和央ようか in 茶々 販売元:TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D) |
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和央ようか写真集―茶々-天涯の貴妃 販売元:角川メディアハウス |
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コメント
はじめまして。TB&コメントありがとうございます。
私も歴史モノではなく、人間ドラマとして割り切って観たので、それなりに楽しめました。
やはり、三姉妹キャストについては違和感があって、私も観終わって女優さんの実年齢調べました(笑)
和央ようかさんに関して言えば、何故“於茶々”なんだろう?と今もって思います。
諸葛亮様の仰るとおり、いっそSF仕立ての歴史スペクタクルにしてしまえばハマったかもしれませんね。鎧兜でアクションシーン三昧とか。
これからどういった役柄にチャレンジされるのか気になるところではあります。
遅ればせながら、TBさせていただきます。
投稿: 潮風 | 2008年1月 8日 (火) 22時25分