無料ブログはココログ

« 同窓会をやる事に | トップページ | いぇ~い、優勝! »

2008年6月16日 (月)

「JUNO」

休みの日曜日には、嫁さんと”夫婦50歳割引”で映画に行くのが定例行事、月に2回は行っています。15日の日曜日、当初は「築地魚河岸三代目」を観に行くつもりでした。で、時間割をPCで調べていたら、思いがけず「JUNO」もやっている事を発見、こちらに方向転換しました。こんな早々に、地方の映画館で上映されるとは思っていませんでした。

最初は全米数館のみでの上映、評判が評判を呼んで最終的には2,000館を超える上映規模になったとかの作品です。アカデミー4部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した作品、気にかかっていた映画でした。

映画は、オープニングが魅力的でした。イラストと実写を組み合わせ、手書き文字でのチープな作り、音楽も雰囲気をかもし出します。気持ちの良い爽やかな出だしでした。その後の流れは、衝撃的な事件も無く、無理やり感動的なクライマックスも、教訓的なテーマ提示も無く進み終わります。涙を流すような作品ではありませんし、心に深く刻まれる映画でもありません。しかし退屈はしませんし、少々物足りなくは感じるものの、良質な作品である事は間違いないと思います。下手な小細工無しに、観客に迎合するわけでも、意図的にお涙頂戴作戦に出るわけでも無く、淡々と、ある意味での理想的な”16歳の妊娠事件”を描いた作品だと思います。

少女は素直で賢く、父親も継母も冷静で理解深く、子供の人格を尊重し信頼して相対する。明るく相談に乗ってくれる女友達も居て、相手の男の子も純朴で素直です。言ってみれば、極々恵まれた環境での若気の至りの妊娠事件です。こんな環境でなら、映画のような最善に近い解決も難しくないかも。その点では都合良くでき過ぎた、映画的理想設定です。しかしこれ逆に、アメリカでは珍しく無くなったという10代妊娠への、周囲環境の大切さを訴える意図なのかも知れません。カラオケパブや居酒屋に子供連れで出入りする若夫婦をよく見るこのごろです。意識の薄い親からは、同様に軽薄な子供が育ちます。”自由放任”の意味を履き違えたと思える、”育児放棄”親もたまに見ます。「ある意味での理想的な」と書きましたが、”理想的”との言葉は、本来は”絵空事”との意味ばかりではありません。”目指すべき場所”でもあるわけです。真っ直ぐに理想を目指す事に気恥ずかしさを感じさせる、変に歪んだ時代になってしまいました。その意味では、素直で真っ直ぐな、最近では珍しい映画作品だと思います。

主演のエレン・ペイジは好演ですね。継母役のアリソン・ジャネイも彼女を絶賛したとか。アカデミー主演女優賞にもノミネートされ、各種新人賞を総なめしたそうです。資料では1987年の生まれとの事ですので、現在21歳です。見事に16歳の少女を演じています。http://movies.foxjapan.com/juno/

JUNO/ジュノ Music JUNO/ジュノ

アーティスト:サントラ,ベル・アンド・セバスチャン,モット・ザ・フープル,キミヤ・ドーソン,キャット・パワー,ヴェルヴェット・アンダーグラウンド,モルディ・ピーチズ,アンツィー・パンツ,マイケル・セラ,バリー・ルイ・ポリサー,ザ・キンクス
販売元:Warner Music Japan =music=
発売日:2008/04/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

« 同窓会をやる事に | トップページ | いぇ~い、優勝! »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/113356/21671652

この記事へのトラックバック一覧です: 「JUNO」:

« 同窓会をやる事に | トップページ | いぇ~い、優勝! »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31