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2008年12月18日 (木)

「あなたを忘れない」

良い評判は聞きませんが、1度は観ておかなければならないと思っていました。ちょいと時間ができそうだったのでDVDを借りてきました。新大久保駅で、線路に落ちた酔客を助けようとして、列車にはねられ亡くなられた韓国人留学生をモデルとしたお話です。http://www.korea-japan.jp/

観ての感想、確かに、映画作品としては不出来だと思います。ただ上映されて話題になった当時の、あの酷評ほどではない気がします。単なる普通の凡作です。あの当時感じたように、ネットでの酷評には、2ch的嫌韓扇動も含まれていたのだと思います。主人公の美化や都合の良い話の展開は、この手の物語では常道で、韓流ドラマに比べればずっと控え目です。「実話を基にした~」との部分が逆に引っ掛かりとなって、酷評に繋がったのでしょう。また「一緒に亡くなった日本人カメラマンに触れられていない」事も、当時批判の的になりましたが、これは遺族が世間の話題になる事を望まなかったせいです。それでこの作品も「事実を基にした”フィクション”」として作られています。

しかしそうまでして映画化する必要があったのかは疑問に感じます。”美談の映画化”では無く、”懸命に生きるひとりの青年の青春映画”として描かれた作品だそうです。確かにそういった流れは感じます。しかし世間で話題になった美談を扱う、遺族の気持ちに配慮して描く、制約の大きい環境での映画化にはなってしまいます。その微妙な配慮の中では、優れた作品の生まれる可能性は最初から少なかったのでしょうね。青春映画としても、ひたむきなリアル感は薄くなります。監督の力量不足は感じますし、何より主役が下手過ぎます。マーキー(現、中村正人<Dreams Come True>夫人)は全くの素人演技ですし、李太成も、異国語での表現には無理がありました。2時間ドラマとしてもそう褒められた出来とは思えません。どうしても、”美談に乗じた安易な企画”との印象は残ってしまいます。モデルとなった青年の勇気ある行動を思うと、残念な作品です。

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