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2011年1月 6日 (木)

「新陽家将 血涙」

私の趣味のひとつに「読書」があります。常に何冊かの本を並行して読んでいます。最近は読む本の幅(傾向)が大変狭くなっていて、韓国関連か古代中国戦記物に限られてしまっています。昨年読んだ本を何冊か挙げてみると、「孤将(金薫著 蓮池薫訳)」「曹操残夢(陳舜臣著)」「サラン・故郷忘じたく候(荒山徹著)」「韓国併合への道(呉善花著)」等があります。いずれも韓国・中国関連です。それ以外のもの、と考えても即座には思い出せません。読後感想をブログに書いたものとしては、太宰生誕100年で読んだ「ヴィヨンの妻」がブログ内検索で出てきました。しかしそれも2009年のものです。今年は少し、分野を広げた読書もしてみたいと思っています。

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と言いながら、2011年最初の本はやはり中国ものでした。北方謙三著の「血涙」です。副題に「新陽家将」とある通り、前作「陽家将」での陳家谷での陽業達の死、その後を受けた作品です。中国では「陽家将演義」とし京劇での人気出し物だそうですが、北方作は、演義とは内容は異なり、「宋史」にも縛られない、北方オリジナル色の強い歴史小説となっています。

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「陽家将」を読んだのが2007年の4月でした。(http://hahakigi-nikki.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_d7bb.html) もうそんなに経っていたのですね。もう少し最近の事かと思っていました。当時から続編の書かれている事は知っていましたので、文庫化を待ち望んでいました。そのくせ、文庫本を買ってからも1年以上放置状態でした。「読みたい時に買う」ではなく、「目に付いた時に取り敢えず買っておく」との買い方ですので、常に未読の本が何冊も放置されています。そのまま埋もれ切り忘れ去られた本も、きっとあるのだと思います。

同時並行で複数読み進むくせのせいもあり、読破にはかなりの日数をかける事が普通です。長編では半年以上に渡る場合もあります。しかしこの作品「血涙」は、ほんの数日で読み切ってしまいました。最近の私としては異例の速さです。それ程に手放せなくなる、次へ次へと急かされる面白さです。宋・遼の対立を描いた作品ですが、どちらに組するわけでもなく、双方の目線から、遼の将軍・石幻果と陽家の六郎・七郎の目線から、時代に生きる人間たちを見事に描いています。戦闘場面描写も、説明的でなく(文面からどこがどうと具体的に図式化する事は難しいのに)、動きのあるダイナミックな場面としてイメージさせます。読み応えや読後の感慨等はまた別ですが、作品の面白さとしては今まで読んだ戦記物の中(日本史物も含めて)で、特筆に値するように思っています。

読後に昔の歴史帳をひっぱり出してきて、中国王朝の流れを確認しました。その勢いに乗って、「李世民(子前亮著)」を読み始めてしまいました。若い作家のようで、文章の流れは悪いのですが、隋唐時代の歴史小説は初めてですので、それなりの好奇心で読み進んでいます。同時並行が「三国志(宮城谷昌光)」ですので、「読書の幅を広げる」のはまだ少し先の話になりそうです。

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