「悪魔を見た」
昨日から公開されている「悪魔を見た」を観てきました。http://isawthedevil.jp/
イ・ビョンホン主演との事で、家内が待ち侘びた作品ですが、なんともはや、凄まじい作品です。完成後にその過激描写が問題となり、一時は韓国での上映すら危ぶまれました。日本でも受け入れ先探しで手間取ったらしく、韓国での公開より半年も遅れてしまいました。反面、映画コメンテーターのLiLiCoさんや吾郎君(スマップの)が好評価を与えていました。”韓流”を離れて、外国映画のひとつとして事前評価されたのは、近頃では珍しい事と思えます。
韓国映画には多い復讐物です。そして韓国映画での復讐物には、作品としての充実度の高い作品が多いように思います。「親切なクムジャさん」「復讐者に憐れみを」など。そして今回の作品は、前記2作品に負けないしっかりとした脚本のもと、スプラッター度は更に倍加しています。息をもつかせぬ密度の濃さと展開、そして主演2人の、ストーリー内でだけでなく、演技者としてもマジバトルを戦わせた如くの真剣勝負、見応えがあります。事件発生前と後とでは、イ・ビョンホンの顔が異なります。メイクなのか意図的な寝不足等で作ったのか、顔の筋肉自体に”疲れ”が現れています。チェ・ミンシクはすでに、こういった役柄での表現に定評がありますが、こちらも更に悪魔度をボリュームアップしています。まさに芸達者同士での、プライドをかけた戦いだったのでしょう。
泣く、とか、感動する、とかの類の作品ではありません。鑑賞後の気分も良くありません。良し悪しで測る作品でもないでしょうし、友人に「良かった」とお薦めする映画でもありません。ただ「すごい」作品ではあると思います。感傷ではなく、ひとがひととして生きる、原罪のようなものの一端にまで踏み込んだ作品なのかも知れません。
入場時にクリアファイルのプレゼント(数量限定)がありました。3週連続特典だそうで、来週はサイン入りポストカードとか。しかしこの集客宣伝、間違っています。3週連続で観るような作品ではありません。ビョンホンペンの家内も連続で観る事はできなさそうです。というか、3週連続で観たら人格を疑われそうな、それ程にキワドイ作品なんですよね。![]()
| 【送料無料選択可】サントラ/韓国映画『悪魔を見た』オリジナル・サウンドトラック [CD+DVD] 販売元:Neowing Neowingで詳細を確認する |
« MAQuillAGE | トップページ | 「カン・チョルジュン 公共の敵1-1」 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「マイウェイ 12,000キロの真実」(2012.01.30)
- 微熱:韓国(2011.11.23)
- 「1911」(2011.11.07)
- 「鯨とり ナドヤカンダ」(2011.11.03)
- 日曜日のゴルフ&映画(2011.10.17)
「韓国」カテゴリの記事
- 「マイウェイ 12,000キロの真実」(2012.01.30)
- 微熱:韓国(2011.11.23)
- 「鯨とり ナドヤカンダ」(2011.11.03)
- 日曜日のゴルフ&映画(2011.10.17)
- 19回目の韓国旅行(2011.08.16)
コメント
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/113356/39043196
この記事へのトラックバック一覧です: 「悪魔を見た」:
» 『悪魔を見た』(10) [カムサハムニダ♪]
珍しく前売り券を買って行ってきました。
前売り特典はコレ↓
2種類あったうち、特製フォトブックを選びました。
鑑賞後に見ると、それぞれのシーンが蘇ってきてゾゾッときます〜^^;
監督は、 「箪笥」 、 「甘い人生」 、 「グッド・バッド・ウィアード」 のキム・ジウン。
主演はイ・ビョンホン×チェ・ミンシク!
2人の演技合戦に期待しつつ、ショッキングな内容にビクビクものでした(笑)
◆STORY
ある夜、国家情報員捜査官スヒョン(イ・ビョンホン)の婚約者ジュヨン(オ・サナ..... [続きを読む]


自己レスです。
宣伝をしていない、あまり人の訪れないブログですが、いつもながらビョンホン話題ではアクセス数が上がります。昨夜遅くに書いたのに、深夜にも今日の早朝(5時過ぎから)にもワード検索でのアクセスが続いています。
田舎では映画館での観客は少なく、公開2日目にも拘わらず17人でした。韓国映画ではいつもこんなもの、寧ろ多い位だと思います。話題作「YAMATO」の方は、公開後ひと月半経ってから観たのですが、50人余の観客が居ました。こちらの記事にも何人かの検索アクセスがありましたが、(もちろん、話題性のピーク時を過ぎたせいもありますが)ごく少数に過ぎません。今更ながらビョンホンペンの熱心さには感心します。
投稿: 諸葛亮 | 2011年2月28日 (月) 12時49分
私も観てきました。
いやはや凄まじい作品でしたね。
主演2人の渾身の演技バトルも凄かったです。
3週連続特典ってなんだか笑っちゃいますね。
誰が3週連続でこれ観るんでしょ?
吾郎ちゃんが高評価でしたか。なんか「らしい」ですね(笑)
投稿: Swan | 2011年3月 5日 (土) 13時27分
コメントありがとうございます。
密度の濃い、映画作品として力作である事は判りますが、なんとも評価のし辛い作品です。「容疑者の人権」等で犯罪者が野放しにされる、そんな状況に対する皮肉も含まれているのかも知れません。
投稿: 諸葛亮 | 2011年3月 7日 (月) 23時14分