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2011年3月29日 (火)

「三国志傑物伝」

私の趣味のひとつが「読書」です。ただまぁ、あまりゆっくり本に没頭する時間は少なくて、普段の一日では、外食昼食時がその読書時間に当てられています。分野的には歴史物が多く、このところは宮城谷昌光の「三国志」を読み始めていました。ところがある日、読みかけの文庫本「第五巻」が見当たりません。多分自宅の何処かにはある?とは思うのですが、探しても見つかりません。でその日は、外食自体を中止にしました。本無しでのひとり外食は考えられません。despair その後3日間外食休みにしても、本は見つかりませんでした。もうイイヤ!後で出てきたら出てきたで!と、また買うことにしたのですが・・・。会社近くの本屋では「第五巻」だけが抜けていました。すでにいつもの店での「Aランチ」外食方向に心が定まっています。この際、臨時に何か買おう、でもあまり別分野でも・・・、とかで選んだのが表題作「三国志傑物伝」でした。「三国志」の副読本にもなりそうだし、文庫本1冊だけだし。

元々の宮城谷「三国志」の方が、割拠した群雄達以前に”楊震”から始まる物語です。その意味では、三国志の脇役達に光を当てた「三国志傑物伝」も、同じ方向を見ている部分もあるような気がします。

「三国志」には膨大な数の武官・文官が登場します。主役とも言える曹操や劉備、孔明、そして助演は関羽、張飛。しかしその周囲にも、綺羅星の如く輝く英雄・策士達がざわめき、人間模様を描き出します。その多種多様の群像模様自体が、「三国志」の魅力でもあると思います。

作者:三好徹が選んだ”傑物”は24人でした。その中には、趙雲や呂布、孫策など、よく知られた人気の高い武将も含まれていますが、一方、太史慈や呂蒙、姜維など、少しだけマニアックな武将も、蒋琬や張昭などちょっと地味な文官も登場します。また私の勉強不足で、名前だけは聞いた事あるかな?程度の、鄧芝や蔡琰、全く記憶に無い王粲や劉巴なども含まれています。そしてそのそれぞれが、時代を生き、係わってきた様が、資料と作者の想像力とで描かれています。その誰もが、「三国志」という時代に欠く事のできない素材であったのだと、思わせる作品です。作者の想像力・分析力に敬意を表すると共に、改めて「三国志」の魅力にも気付かされた思いもあります。あくまでもサブストリーではありますが、読みかけの宮城谷「三国志」をより深く楽しめそうな気がします。そしていつかは、三好版三国志、「興亡三国志」も読んでみたい気にもなりました。

数日前に、他の本屋さんで宮城谷「三国志 第五巻」を買ってきました。また読み始めています。前の本は依然として見つかりません。何処か外で置き忘れてきたのでしょうか?ま、今更出てきても悔しいだけですが・・・。宮城谷版ですが、文庫はまだ第六巻までしか出ていません。このままではまた何処かに寄り道しなければならないかも知れません。

三国志傑物伝 (光文社時代小説文庫) Book 三国志傑物伝 (光文社時代小説文庫)

著者:三好 徹
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三国志〈第5巻〉 (文春文庫) Book 三国志〈第5巻〉 (文春文庫)

著者:宮城谷 昌光
販売元:文藝春秋
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興亡三国志 1 (集英社文庫) Book 興亡三国志 1 (集英社文庫)

著者:三好 徹
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