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2012年6月18日 (月)

「道~白磁の人」

所要があっての上京で、久し振りで韓国映画を観てきました。日本併合時代の朝鮮で、植林と民芸保護に力を尽くした実在の人物:浅川巧氏の生誕120周年を記念して製作された映画です。http://hakujinohito.com/index.html

日本でも一部で人気のある、ベ・スピンが主要な役柄で出演されていますので、少しは作品に関する話題も聞いていましたが、モデルとなった「浅川巧」という人物については全く知りませんでした。絶望的な時代にあって、偏見のない目で朝鮮及び朝鮮人に理解を示した主人公には、日本人として救いを感じます。ただ作品全体には、伝記的な都合の良過ぎる描き方も垣間見えます。あまりに綺麗過ぎてリアル感が薄いですし、日帝の”悪”を小宮ひとりに押し付けた感もあります。ありがちな定番感動物語演出です。逃れられない歴史の重苦しさ、リアルな時代&人物描写に欠けた部分は不満も残りますが、だからといって感情移入できないわけでもなく、寧ろこういったベタな作りには、ついつい涙誘われてしまいます。「泣ける映画」がイコール良い映画とは思いません。泣かせる手法が鼻について嫌味な作品も往々にして存在します。その点では、定番な手法で真っ直ぐに、素直に泣かせる作品です。傑作でも秀作でもないように思っていますが、記憶に残る作品ではあるかも知れません。

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主役の吉沢悠は、素直すぎる外連味のない演技で、相手役ベ・スピンの陰のある人物像との対比として、この作品では上手く適合しているように感じました。田中要次や大杉漣といった安定した脇役陣も充実しています。ただ、話題の(笑)塩谷俊と主人公の兄を演じた石垣佑磨という若い二人、(特に柳宗悦は有名人ですし)実在の人物を演じる事を意識し過ぎたのか、「演じている」事丸出しの不自然さで浮いてしまっていたように感じました。

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