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2012年11月11日 (日)

「のぼうの城」

久々映画を観てきました。お目当ての韓国映画もあったのですが、マイナー作品なので朝10時からの1日1回限りの上映でした。しかも映画館は高速を使っても40分ほどかかる場所にあります。前日に飲み会があり朝遅い目覚めでしたので、相当急いでも難しい時間帯でした。今回は諦めて地元映画館上映作品にする事にしました。

その中から、「のぼうの城(http://nobou-movie.jp/)」を選びました。先月に小説を読み面白かったので選んだのですが、良い印象のある小説の映画化では残念な作品が多いように思います。期待度を上げてしまうせいもあるのでしょうが。

その点では今回は、がっかりする事はありませんでした。ほとんどの部分で原作に忠実に、(説明的になりがちな)煩雑な細部は簡略に整理して、ほど良く原作の魅力を残して映画化されているように思います。ま、歴史もの・時代物とは謂え、元々堅苦しい作品ではありませんので、エンターテイメントとして映画化し易い内容の作品であったとも言えます。また、映画化までに8年を費やしたそうですので、ヒットに乗じて映画化する最近の漫画原作作品とは、手間のかけ方も違ったのでしょう。

主演の野村萬斎は、小説で描かれた風貌とは少々異なりますが、イメージ的には合致する部分もあります。実際に不安定な小舟の上で踊ったという田楽踊りでは、本職の強みを発揮します。正木丹波役の佐藤浩市は、まさに適役、石田光成役の上地雄輔も”遊助”イメージを感じさせない好演だったように思いました。大谷行部役の山田孝之は、演技は悪くないのですが、少々童顔過ぎる点が気になりました。

原作を読まない方でも楽しめる映画作品だと思います。しかし原作を知って観ると、更に理解度は高まると思います。とても面白い、また気軽に読み進める軽いタッチの作品ですので、是非、原作もご一読される事をお勧めします。

映画館入口に、史実を元にした作品である事、水攻めシーンのある事、が表示されてありました。当初「何のためにわざわざ?」との疑問があったのですが、水攻めでの決壊シーンが、大震災での津波を連想させる故の注意書きだったのです。確かに、思い出させてしまいます。被災地域では上映し辛い作品なのかも知れません。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

のぼうの城、面白そうですね。私の近所にあった映画館もみんな閉館となってしまい、映画を見るのに40分くらい車で行かないと観れなくなってしまいました。

フラッと入れた映画館。今は貴重な事だったんだなぁと思います。

コメントありがとうございます。
私の住む市も、映画館は無くなってしまっています。「地元の映画館」とは書きましたが、市内ではなく、隣接する市の映画館です。

元々は、私の住む足利市は、両毛地区(栃木・群馬県境)では最も人口の多かった市で、映画館の数も一番多かったのです。映画会社それぞれが上映館を持った時代、大映・東映・日活・松竹・東宝、メジャー館はすべて揃っていましたし、他に洋画専門館等もあり、全部で8館が営業していました。それが逆に災いしたのか、シネコン時代に乗り遅れ、次々に閉館してしまいました。今では、両隣の市にそれぞれできたシネコンまで観に行きます。

自己レスです。トラックバック頂いたのですが、その方のブログにはコメント受付機能がありません。自身のブログの方で、疑問点に答えたいと思います。

>原作ではどうなっているのか分からないが
>ヒマがあれば田畑に出て
>農民と親しくしていたから
>農民も「のぼう様」の為に命を懸ける気になったのか
>そのあたりはやや性急で
>見てるこちら側には納得できなかったな、
>もっとそのあたりを描いてくれないと
>こちらも一緒に戦えない。

この部分に関してはやはり、原作の方を読まないと理解できないかも知れません。「農民と親しくしていたから」は確かにそうなのでしょうが、それだけで「命を懸ける」行動を説明付ける事はできないでしょう。

この点で大事なのは、当時の農民の在りようだと思います。どうしても「弱者、虐げられた者」として、戦(いくさ)・武士からは遠い存在として見てしまいがちです。しかしそれは江戸時代以降の農民の姿です。

戦国時代では農民と武士との明確な区別はありません。普通の農民でも、干ばつで食えなくなれば武士にも野武士にもなる時代です。農民から天下人になった秀吉ですが、その出世の仕方が異常だっただけで、「農民が武士になる」事は、当時では全く珍しい事ではありません。武士になった農民の中の、ごく一部が出世した、残りの大多数は足軽で終わったか帰農しただけの話しです。野武士・夜盗に襲われて無力・無抵抗な農民では、戦国時代を生き抜けません。戦国時代では農民でも、ある程度の自衛武力は持っていたはずです。

原作ではその点に触れています。忍村の住人の大部分は「元武士」だったのです。「俺たちも元々は坂東武者」とのプライドを持った百姓なのです。映画ではその点の説明は明確にはありませんが、匂わすセリフはありました。武装して集まる農民に投げかけられた「お前達、まだそんなもの隠し持っていたのか!」とのセリフです。一般にイメージする「戦う農民」の武器は、竹槍や鋤鍬などの農具ですが、忍村の百姓達は鎧や槍で武装して集まりました。近代軍隊と異なり、当時の武器武具は「自前」です。各農家には、武士時代の武器が残され、「自分達の田を守る」武装集団としての意識も残されていたでしょう。おそらく忍村の住人の中には、「実戦経験者」も何割か含まれていたはずです。でなければいくら親近感を持った城主のためと言え、「命を懸ける」行動には至らなかったと思います。

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» 映画「のぼうの城」でく“のぼう”に命を懸けられるか? [soramove]
映画「のぼうの城」★★★☆ 野村萬斎、榮倉奈々、成宮寛貴、 山口智充、上地雄輔、山田孝之、 平岳大、市村正親、佐藤浩市出演 犬童一心、樋口真嗣 監督、 145分、2012年11月2日より全国にて公開 日本,東宝、アスミック・エース (原題/原作:のぼうの城) 人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい← 初登場首位スタート、2週連続で好調 3週... [続きを読む]

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