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2013年2月18日 (月)

「王になった男」

家内待望のイ・ビョンホン映画を観てきました。韓国で観客動員1,000万人を記録、大鐘賞(韓国のアカデミー賞)最多15部門で受賞したとの作品です。前評判の良い映画にはしばしば裏切られてきましたので、期待と疑いと、半々の気持ちで出掛けて行きました。公開2日目の日曜日、客席は3割弱程度の入りです。地方での韓国映画としては上々の入りだと思います。20人に満たない作品も珍しくなかったですから。

作品は朝鮮王朝第15代王光海君(クァンヘグン)を主人公に描いた映画です。クーデターにより王の座を追われ、済州島へ流罪に付された、王としての尊号を与えられなかった王です。燕山君同様”暴君”として記録されていますが、燕山君とは少々事情が異なったようです。

さて、作品の感想ですが、間違いなく「傑作」部類に入る作品だと思います。少なくとも、私の観たここ数年の作品では秀逸です。映画としてのエンターテイメント性は豊富で、笑わせ泣かせ考えさせます。飽きさせないだけではなく、しみじみとした後味を残します。大鐘賞男優主演賞受賞のイ・ビョンホンの二役の使い分けは見事で、王と影武者とだけでなく、「王を演じる影武者」まで見事に演じ分けていました。また同じく大鐘賞男優助演賞を取ったリュ・スンニョン、チョ内官役のチャン・グァン、卜部将のキム・イングォンなど、脇役もメリハリが効いています。史実でも、名君としての一面も持ち合わせた王だったようです。その二面性を”影武者”に負わせた荒唐無稽な設定ですが、その荒唐無稽さを楽しませ、不自然さを怪しむ必要のない脚本に仕上がっていると感じました。名実共に、イ・ビョンホンの”代表作”となる作品でしょう。

http://becameking.jp/index.html

「韓流」以降、韓国映画には逆にへんな偏見が付きまとい、男性や若者が避けるようになってしまいました。「韓国ドラマ」と「韓国映画」とを同一視してしまう傾向も見受けられます。残念なことです。今日の映画館でも、ほとんどが妙齢の御婦人、プラス同伴の同世代男性(少数派)です。男性同士や男性単独客、40歳代以下と思われる観客は皆無でした。還暦間近の私でも寧ろ”若手”部類に入ってしまうと思われます。実は私もそうなのですが、「韓国ドラマは苦手」との方にこそ、お薦めしたい映画作品です。

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» 映画「王になった男」ストーリーは斬新さが無いが、それが良い [soramove]
映画「王になった男」★★★★ イ・ビョンホン、リュ・スンリョン、 ハン・ヒョジュ、キム・イングォン、 シム・ウンギョン出演 チュ・チャンミン監督、 131分、2013年2月16日より全国公開 2012,韓国,CJ Entertainment Japan (原題/原作:MASQUERADE ) 人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか知りたい← 「1... [続きを読む]

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