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2013年10月16日 (水)

「R100」

最近での「映画ヒットの条件」は、作品の質や内容ではなく、「宣伝効果」だそうです。確かに、それに騙されて観に行ってしまった事も何度かあります。中には、映画内容での意図と全く異なるイメージ作りをしてしまっての事前宣伝の作品もありました。作品中ではほんの一瞬しか登場しないシーン、作品主題とはあまり関係ないシーン、をメインに使った予告編を作って、意図的に作品傾向を「誤解させる」悪質な宣伝もありました。「騙された!」「金返せ~!」的作品でも、観に行ってしまえば「興業収入」「観客動員数」には数えられてしまいます。その意味では一見客だけを相手にする、「売っちまえば勝ち」の観光地商売に似ているかも知れません。

「R100」、この作品がそのような悪質宣伝をした、と言いたいわけではありません。事前宣伝と作品内容とは、一応一致します。ただ、さも海外で高い評価を受けたかのような報道は信じられません。もちろん、様々な見方考え方の人が居ますので、この映画を評価する(ごく少数の)観客・映画人が居ても不思議はありません。そういったごく一部の(ちょっと変わった?)少数派の評価”だけ”を意図的に取り上げたようにしか感じられません。

元々、タレント松本人志の”個人七光り”を利用しての映画製作と想像して、今までの作品を観に行く事はありませんでした。そして今回は、あまり期待せず、「偏見だけで評価してはいけない」との気持ちもあり、騙されたつもりで行ってみた次第です。覚悟の上での鑑賞です。しかし、その覚悟以上の作品でした。何度か途中で出ようかと考えました。しかし我慢して、最後まで見続けました。その甲斐はありました。

さっさと席を立つ人が多く、エンドロール後まで観ていた観客は少数でした。そして最後に、エンドロール後に、作品途中で何度か登場したシーン(配給会社社員?らしき3人と映画製作スタッフらしき2人の、試写会会場外での会話)が締めとして登場します。そして、100歳の老監督が作ったとかの「R100」作品に対して、堪忍袋の緒が切れた!といった感じで怒りを発します。作品本編中には、これといって、映画作品として発表するほどの価値ある主題は見当たりません。主題があるとしたら、この最後のシーンしか思い当りません。要は、私が最初に書いた内容です。イメージ宣伝に騙されて、お金払って観に行ってしまった観客に対する皮肉なのか、悪質事前宣伝に対する批判なのか。そのためにわざわざ、つまらない映画を作ったのだとしたら、それはそれで画期的な映画なのかも知れません。しかし観客としては、バカにされた怒りしか残りませんでした・・・。

映像的には、全く魅力の無かったわけではありません。冨永愛のボンデージ姿は魅力的でしたし、渡辺直美のシーンの一部はしゃれていました。(内容はありませんが)映像的には決して不出来な作品とは思いません。しかし監督が愚鈍でも、スタッフの力で綺麗な映像の出来上がってしまう場合もありますので、これも監督の才能かどうかは判りません。

結果的に、興業的には失敗だったようです。一見客目当ての「売っちまえば勝ち」をやるには、数を作り過ぎたのかも知れません。しかし不思議なのですが、前作もその前の作品も、「R100」も、表立っての不評をあまり聞きません。松本人志の、タレントとしての力への遠慮なのでしょうか?

http://www.r-100.com/

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