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2014年2月 5日 (水)

渡良瀬橋、初冠雪&「かぐや姫の物語」

栃木というと、降雪の多いイメージで捉える人が多いように思います。那須や日光を思い浮かべるせいなのでしょう。当地は栃木県でも南のはずれ、埼玉県に境を接する位置にありますし、乾燥した”空っ風”の風土ですので、雪は滅多に降りません。寧ろ東京より降雪量は少ない位です。昨日の雪も路面には残りませんでした。一時的に真っ白になった渡良瀬河川敷でも、今日はすでにかなり薄っすらになっています。風花程度に降った事はありましたが、多少なりとも積もったのは今シーズン初めてです。

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話は変わって、日曜日、「かぐや姫の物語(http://kaguyahime-monogatari.jp/index.html)」を観てきました。当初はあまり興味を惹かれなかったのですが、何人かの方の高評価を聞き、また”高畑勲作品”であることに期待を込めて観に行く事にしました。よく、「漫画・アニメも芸術」と言われる方が居ます。全否定はできませんが、芸術作品として描くための手法としては、メリットよりもデメリットの方が多い部門だと考えています。ファンタジー作品など、漠然たるイメージを描き出すには有利な方法である一面は確かにあるのでしょうが、”リアリティ”という、生身の人間の襞に直接訴える力となると、いささか不適合な表現方法のように感じています。宮崎駿作品「風立ちぬ」でも、堀辰雄の世界の一部は描けているようにも思いますが、数十年前の、まだ「過去」になり切っていない”戦争”を描くには、身に沁みるものが少なかったように感じました。話題にもほとんど上がらないマイナー作品ですが、実写の「飛べ!ダコタ」の方が、戦闘シーンが全く出てこない作品であるにも係らず、”戦争”の本質をリアルに描写していたように思います。

ただ、その中で高畑勲監督作品である、「火垂るの墓」は、生の感情を刺激するリアルな作品だったと思っています。同じく高畑作品「おもひでぽろぽろ」も、切なさの感じられる好きな作品でした。そんなことで、宣伝予告でのイメージを裏切る、斬新なかぐや姫像を期待して観に行ってしまいました。が、しかし、作品は事前の私のイメージ通りに進行してしまいました。良い方に裏切られる事なく。昔話では無く、感情を持つ生きた人間としてのかぐや姫を描こうとした意図は感じられます。もし実写版であったなら、もっと直に感じられる部分もあったのかも知れません。斬新な、水彩画的な綺麗な画面ではありましたが、他所ごとのように身から離れて、感情に沁み入るものはありませんでした。

最後に感じたのは、月面人(天空?)の、自らの価値観を絶対とする上から目線でのエゴですが、HP解説を読むに、そちらの方が主題だった?のかも知れません。作品HPでの「監督の言葉」欄には、原作「竹取物語」での月からの使者の言葉が引用されています。人間界に送るということ、それは月面人からみれば「罰」だったのだそうです。それが映画宣伝のサブタイトル「姫の犯した罪と罰」を指すのなら、なんかいいように騙されたようにも感じてしまいます。素直に納得できない、割り切れぬ思いの残る作品でした。

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