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2014年9月17日 (水)

「Love Letter」

イオンシネマのシネパス(http://www.aeoncinema.com/event/cine-pass/index.html)で”名作映画の旅”をしてきました。「サニー」についで2作品目ですが、平日の朝1回限り1週間の放映ですので、観られる方も限られてしまいますね。魅力ある作品が多いのですが。

「Love Letter」は中山美穂主演、岩井俊二脚本・監督の日本映画です。岩井作品は好きで、「スワロウテイル」「リリイシュシュのすべて」「花とアリス」「虹の女神」を観ています。いずれも印象深い作品でした。足利近辺で撮影されたシーンも多いですし、何より、蒼井優の魅力を教えてくれた監督です。「Love Letter」は1995年公開の作品、「スワロウテイル」より前ですので、評判を聞きながら見逃していた作品です。

山で遭難死した恋人を忘れられない主人公は、ふとした思い付きから、その恋人の(今は存在しない)昔の住所宛に手紙を投函する。しかし意外な事に、返信を受け取ってしまう。そんなファンタスティックな始まりです。同姓同名という、あまりあり得ない偶然を切っ掛けにはしていますが、その偶然に頼り過ぎない展開で、ファンタスティックではないリアルな人間模様を描いています。2役を演じた可愛さ絶頂期?の中山美穂は、絶妙とまでは行かないまでも、瑞々しく魅力的に演じています。日本でも相応にヒットしたようですが、お隣韓国ではそれを超える反響があったようで、劇中の「お元気ですか~?」は流行語になったとか。

バラドルの走り?とも言える鈴木蘭々が出ていたり、その世代には「宮崎美子!」とすぐ判る落書きがあったり、今見ると懐かしいシーンもあります。蘭々のセーラー服スカートも長いし・・・、手紙も”ワープロ”だし・・・。藤井樹の方を演じた中山美穂の、中学生時代を演じた酒井美紀も清々しく素敵でした。(中山美穂演じるもう1人の)渡辺博子の行動を物語の発端としながらも、それを切っ掛けに描き出される、過ぎ去った中学時代の、本人もそれと知らない淡い初恋を切なく綴っています。おそらくこの時代ですでに、こんな淡い初恋はすでに姿を消しかけていたのではないかと思います。(私の時代ではそれが普通でしたが) 消えて行くであろうピュアな恋心、それを惜しみ描き出したい気持ちが、監督にはあったのではないかと思えてなりません。妙な形で早熟を促す昨今に、胡散臭さを感じていますので・・・。

漫画やアニメ原作の作品の氾濫する時代、漫画・アニメの魅力と映画のそれとは別物の部分も大きいと思っています。淡い初恋同様、絶滅種に指定しかねない状況のオリジナル脚本による映画製作、再起を望んでいます。ラストシーンには思わず涙腺が緩みました。

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