無料ブログはココログ

« 「泣く男」「ハナ」 | トップページ | 足利フラワーパーク、イルミネーション点灯式 »

2014年10月25日 (土)

わたらせ渓谷鉄道

近場探索、昨日はわたらせ渓谷鐡道に乗って足尾まで行ってきました。廃線が検討された旧JR足尾線が、群馬県が筆頭株主となっての第3セクターで平成元年より運行しています。http://www.watetsu.com/  この路線、観光客誘致に「トロッコ列車」を走らせています。窓ガラスを取り除いた特殊車両です。通常は土日祝日の運行ですが、紅葉の季節には平日も走っています。すでに予約で満席の日も少なくないようです。しかし私と家内の乗ったのは普通列車、混み合うのは嫌いですし、片道500円安い。happy01 トロッコ列車は幾つかの駅を通過しますが、”急行”ではありません。所要時間は同じ、寧ろ数分遅い場合もあります。単線で追い越しができないこともありますし、ゆっくり景色を見る、停車駅での説明やちょっとしたイベント等のためなのでしょう。先頭部分だけではよく判りませんが、下写真、左がトロッコ列車、右が私たちの乗った普通列車(2両連結)です。

Dsc02186 Dsc02187 わたらせ渓谷線は、桐生ー間藤間の運行になります。私たちの乗ったのは大間々駅から。大間々ですと、駅前に車を停めることが簡単です。(有料:500円) 1日乗り降り自由のフリー切符が1,850円ですが、本数が少ないですので途中下車散策には注意が必要です。今回の目的地駅・通洞駅までは片道930円ですので、往復では10円安、また富弘美術館入館料が2割引きになります。下り路線、多くの部分は右に渓谷を見ます。平日の空いた普通列車ですのでうまく右側席を確保できましたが、反対側ですと面白味は半減どころか8割減でしょうね。トロッコ列車の平日運行が始まったばかりの季節ですので、紅葉はまだ始まったばかり、それでも心浮き立つ景色です。列車の窓ガラスが汚れていて、写真撮影の際短時間窓を少しだけ開けました。かなりの風圧です。窓無しのトロッコ列車では大変そう。途中長い(5km)トンネルもあります。トンネル内の騒音も酷いでしょう。駅を飛ばして通過しながらも運行所要時間の変わらないのは、そういった対策でスピードを落として走る配慮も含まれているのかも知れません。

Dsc02185 Dsc02198 Dsc02188 Dsc02191 

今回の目的地のひとつは足尾銅山跡の観光です。2006年の市長村合併で現在は日光市の一部になっていますが、最盛期(大正期)の足尾町は銅山で栄え、宇都宮に次ぐ人口を抱えていたそうです。銅山の発見は関ヶ原の10年後の1610年、閉山は1973年です。その間に、日本最初の公害として知られる足尾鉱毒事件が引き起こされています。

Dsc02195 Dsc02197 

足尾銅山観光は、当時の坑道の一部を公開してその様子を伝える観光施設です。入坑料820円。最初はトロッコ軌道車で出発しますが、乗っているのはほんの僅かの区間、ほとんどは狭い坑道を歩いての観光です。かなり背の低い部分もあり、背の高い人は歩くのに苦労すると思います。坑道内では、時代毎の作業風景を人形を使って再現・説明しています。手掘りの江戸時代はもちろんですが、近代でも、その過酷さは想像を絶するものがあります。坑道出口にあった「鋳銭座」も興味深かったです。足尾で作られた寛永通宝の造り方・歴史を解説した資料館です。通洞駅に戻り、駅脇のベンチで手持ち弁当昼食。最近は行先のレストランで食べるより、こちらの方が良くなっています。歳のせいでしょうか。帰りの電車は1両編成でした。

Dsc02201 Dsc02202 Dsc02203 Dsc02207 

一旦大間々駅まで戻り、車で再び足尾方面に出発します。もうひとつの目的地、「富弘美術館(http://www.city.midori.gunma.jp/tomihiro/)」を目指します。わたらせ渓谷鐡道ですと最寄駅は神戸(ごうと)ですが、そこからバス乗換になります。待ち合わせで30分、乗って10分、都合片道40分の時間ロスがあります。電車・バス共に本数が少ないですので、行動時間も限られてしまいます。寧ろ出発点に戻って車で、の方が融通が利き便利です。

星野富弘さんは、地元(旧勢多郡東村)出身、群馬大を経て高崎の中学校に体育教師として赴任しますが、赴任僅か2か月で頚椎損傷、体の自由を失います。入院中に口で筆を咥えて字を書くことを練習、その後詩画作品を制作するようになります。見舞い客が持ち込む花を題材に、お礼の絵手紙を描くようになったのが始まりのようです。元々は他の美術館で見た美術館紹介の本で興味を抱きました。所蔵作品よりも、美術館の設計・デザイン・周囲環境に重点を置き全国の美術館から選別紹介した本でした。以前から美術館の存在は知っていたのですが、同情鑑賞的になってしまいそうで敬遠した気持ちがありました。しかし実際は、かなり惹かれてしまいました。作者の境遇を外しては考えられませんが、絵も言葉も、かなり沁みます。閉館ぎりぎりまで、時間を費やしてしまいました。当初の目的であった美術館のデザインも風景も、予想を超える魅力でした。特に、庭から眺めた草木湖の風景は感動モノでした。館内にあるカフェからの景色も素敵そうです。そこまでの時間はありませんでしたが、コーヒーを飲むために今一度、別の季節にも訪れたい気持ちにもなりました。お奨めの場所です。

Dsc02208 Dsc02209 Dsc02210 Dsc02211 

« 「泣く男」「ハナ」 | トップページ | 足利フラワーパーク、イルミネーション点灯式 »

文化・芸術」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/113356/57779770

この記事へのトラックバック一覧です: わたらせ渓谷鉄道:

« 「泣く男」「ハナ」 | トップページ | 足利フラワーパーク、イルミネーション点灯式 »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31