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2014年12月15日 (月)

「FURY」

日曜日の朝一番の上映で観てきました。観客は20人ほど、田舎の映画館でこの時間では、これでもまぁまぁ入っている方です。http://fury-movie.jp/index.html

すさまじい迫力・臨場感でした。「ブラッド・ピット最高傑作」とのコピーもあながち嘘でもなさそうです。クライマックスに至る以前の戦闘シーンですでに緊張感の中にありました。そしてHPの中で「4大バトル」として紹介されてあるそれぞれが独立して、決して繰り返しではなく、その度に新たな緊張感を強いられました。おそらく、戦争の悲惨さを描いた反戦意識を込めた映画ではあるのでしょうが、殊更に主張染みた演出はなく、ひたすら”現実”として描かれているように感じました。押し付けも解説も思想も無用、ただ、この時代そこにこれがあった、と、物理的描写のみが成されています。それが、どうしようもない、避けようのない時代の現実として胸を圧迫します。

今年の戦争映画作品では、「永遠の0」が話題となり観客動員数・興行収入とも大ヒット作品となりました。原作は読んでいませんが、映画作品は観ました。しかし感想は控えてしまいました。確かに良い作品で秀作ではあると思いましたが、巷で騒がれるほどには引き込まれませんでした。「戦争の美化・特攻の美談化」との批判もありました。その批判に賛同するわけではありませんが、批判の意図にも理解できる部分が私にはありました。ただ、何故馴染めなかったのか、私自身しっかりとは掴めていませんでした。「FURY」を観て少し感じる部分がありました。現実として観客の目の前に無造作に投げ出された「FURY」に対して、「永遠の0」は、なんだか頭の中で作り上げられた造作のように感じてしまったのです。「嘘八百を書いた架空戦記を基にして、零戦の物語をつくろうとしてるんです」との批判も理解できるようになってしまいました。もちろん、「FURY」も実話ではありませんが。

「FURY」が「永遠の0」のように大ヒットする事はないでしょう。「永遠の0」に熱狂した人々がもし「FYRY」を観たらどう感じるのか、一度聞いてみたい気がします。私の観た今年の映画では、間違いなくナンバーワンの作品でした。ブラッド・ピットはさすがに名優です。あと気になったのは、爆撃で崩れたレンガに埋もれたエマにノーマンが駆け寄るシーン、似たようなシーンを何処かで見たような気がします。デジャブーかな?

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