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2015年10月19日 (月)

世界遺産 富岡製糸場

ちょっと前の話になりますが、先週の16日に富岡の製糸場に行ってきました。最初は「日光に紅葉を見に」とのつもりだったのですが、当日に”流鏑馬”が予定されていて混みそうだったのと、お天気がいまいちだったので行き先を変更しました。いろは坂の渋滞は最悪ですからね。

自宅から富岡までは北関東道経由で1時間ちょっとで着きます。ゴルフでは何度も訪れている地ですが、製糸場の方は世界遺産認定(国宝にも指定されました)で「混んでいるだろう」と敬遠していました。16日は平日(金曜日)ですので出かけてみました。観光客は多く、賑わってはいましたが、駐車場もすぐに停められましたし不便のあるほどの混み具合ではありませんでした。土日はまだまだ大変でしょうね。入場料は1,000円、ガイドツアー参加はまた別に200円必要です。他に音声ガイド器の貸し出しもあり、こちらも200円です。折角ですのでガイドツアーに参加してみました。

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ガイドツアーは”東置繭所(ひがしおきまゆじょ)”からスタートしました。隣接する”乾燥場”は昨年の大雪で崩壊、再建準備中だそうです。”置繭所”は乾燥した繭の保管場所です。長さ104,4mの建物が東西2棟あり、2階が繭の貯蔵場所になります。当時は繭は年1回しか取れず、大量に保管しておく必要からこのような規模の建物が必要とされたそうです。”木骨レンガ造り”との工法で、レンガを交互に組み合わせる”フランス積み”で積み上げられています。レンガは国産、瓦職人を指導して焼かせたそうです。”西置繭所”の方は現在改修中で見学できません。

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”繰糸所(そうしじょ)”は繭から生糸を取る工場です。長さ140.4m、製糸場最長の建物です。フランスから輸入した製糸器300釜が設置され、当時で世界最大規模の製糸工場だったそうです。現在は、操業していた最後の状態で保存されています。昭和40年代に設置された自動繰糸機はニッサン製でした。建物の屋根は”トラス構造”という建築工法で、屋根の重さが壁に負担をかけない仕組みになっているそうです。設立当時はまだ電灯がありませんでしたので、自然光を取り入れる設計になっています。ガラス板製造の技術がまだ日本には無く、窓ガラスはフランスから輸入したそうです。何枚かは当時のガラスが残っている可能性も?

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”ブリュナ館”は指導者として招聘されたフランス人ポール・ブリュナ氏が家族と暮らした住居です。建坪320坪という広大な建物です。ブリュナ氏の年俸は当時の大臣の俸給に匹敵したとか。殖産にかける明治政府の力の入れようが感じ取れます。富岡製糸場は殖産興業政策の一環として建てられた模範工場です。フランス人指導者への高給などで赤字でしたが、最初から採算度外視での運営でした。工女の任期も短く区切られ、技術伝習工女としてそれぞれの地元で指導者として活動させることを目的としていました。盆と正月だけ、というのが常識だった時代に初めて「日曜休日」を取り入れた先進的な施設でもあったようです。ブリュナ館は”コロニアル様式”との工法で建てられています。高床式で風通しを良くした造りです。コロニーは”植民地”を意味します。高温多湿な南方植民地でも西洋人が快適に暮らすための設計、ということです。彼らからしたら日本も、高温多湿の暮らしにくい地域だったのかも知れません。

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ガイドツアーはここまで、40分程度でした。後は他の施設を周ったり、繰糸所に戻って解説ビデオを見たりして過ごしました。施設保護の必要から、内部を見学できない建物が多かったのですが、それでも興味深い施設でした。生きた蚕も展示してありました。抹茶味のかりんとうみたいでしたね。coldsweats01 操業停止から国指定史跡に指定されるまでの18年余、施設をそのままに保存管理してきた片倉工業の高邁な意思に感心・感謝しました。

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昼食後は富岡市立美術博物館へ。市内の丘陵地・もみじ平総合公園内にあり、郷土資料と地元出身の画家・福沢一郎の作品が展示されてあります。福沢一郎作品は群馬県立美術館等で観たこともありましたので群馬県出身とは知っていましたが、富岡出身というのは初めて知りました。シュールリアリズムを日本に紹介、前衛美術で活躍した有名画家ではあるのですが、一般的知名度はそれほどではないのでしょう、家内との鑑賞中、他に客は誰も訪れませんでした。製糸場周辺はあんなに賑わっていたのに。見応えのある作品群、入場料210円は大変お得です。館内には氏のアトリエを再現したコーナーもありました。

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先月ゴルフで来た時に見たリンゴ畑を思い出して帰途立ち寄ってみました。美味しそうに実っていました。道の駅にも立ち寄ったのですが、リンゴも他の農産物も意外に高い!世界遺産効果で観光地価格になってしまったのでしょうか?

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