無料ブログはココログ

« 「ベテラン」 | トップページ | 「気仙沼と、東日本大震災の記憶」 »

2016年2月25日 (木)

「最愛の子」

中国映画「最愛の子」を観てきました。http://www.bitters.co.jp/saiainoko/

年間20万人の子供が行方不明になるという中国で、実際の事件をモデルとして作られた映画です。3歳の時に行方不明になった息子を必死に探す両親、3年後に探し当てた息子は本当の両親の記憶がなく、育てた誘拐犯の妻を母と信じて慕っていた。その育ての母親も子供が誘拐されて連れてこられたとは知らず、引き離される現実を嘆く。子供は双方いずれにとっても「最愛の子」だった。この映画が世間を揺り動かし、売る側だけでなく子供を買う側にも重罪が課せられる刑法改正にも繋がったそうです。日本では考えられない、中国での人身売買の現実と子を失う親たちの痛み、そして被害者たちの藁をも掴む望みに付け込もうとする詐欺犯罪、病んだ社会構造をも描き出す悲痛な映画作品でした。主演のヴィッキー・チャオは、誘拐犯の妻にして誘拐された子供ポンポンの育ての親をノーメイクにて熱演しています。三国志時代を描いた映画「レッドクリフ」での姿も印象的でしたが、今回は全く異なる姿を現しています。サイトのCAST紹介で「少林サッカー」にも出演していたことを知り、その時の姿も思い浮かびました。痛みを伴う思いテーマを、客観的に現実直視で描いた秀作かと思います。

Img033 Img034_3 

この作品、北関東高速道を使って高崎まで観に行きました。シニア料金1,000円x2(家内と)で観ることができますが、往復の高速料金が2,000円少々上乗せされますので、結局は通常映画料金よりも高くなってしまいます。私の住む足利市には現在映画館が無く、至近の映画館は隣接する太田市と佐野市にあるシネコンになりますが、共にこの作品の上映予定はありません。この作品に限らず、私の観たい、興味を揺り動かす作品の上映は滅多にありません。来月3月には足利市でもシネコンができますが、そこでの上映予定作品も同じです。隣接する3市での3館にて、ほとんど同じ映画作品が上映されます。全く意味が判りません。”映像の街”を目指す足利市、市側の努力もあっての映画館誘致再開のようですが、3月以降も、私の高崎詣では続くことになりそうです。どうも、文化芸術に対する重きの置き方は、栃木県よりも群馬県の方が上のように感じてしまいます。今回「最愛の子」を観た高崎の「シネマテーク高崎」には、この14日にも韓国映画「ベテラン」を観に行きましたし、ここ暫くで観た印象に残る映画作品はいずれも、群馬県側で観た作品ばかりです。これから先でも、興味を感じる作品ばかりが上映予定ラインナップとして並んでいます。刹那の刺激や映像的派手さばかり目立つ無内容のハリウッド大作や、漫画焼き直しでアイドル系俳優出演の安易な日本映画ばかりが並ぶシネコンとは大違いです。今興味を感じているのは、「ヴィオレット」「美しき人生の作り方」「リップヴァンウィンクルの花嫁」等です。「リップ~」は黒木華主演の岩井俊二監督作品ですので、近隣シネコンでの上映も期待できますが、他はまず無理だろうなぁ~。3月下旬からは、恒例の「高崎映画祭」も始まります。ますます高速利用が増えそうです。

Img035 http://takasaki.film.gunma.jp/

« 「ベテラン」 | トップページ | 「気仙沼と、東日本大震災の記憶」 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/113356/64143819

この記事へのトラックバック一覧です: 「最愛の子」:

« 「ベテラン」 | トップページ | 「気仙沼と、東日本大震災の記憶」 »

2017年11月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30