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2018年10月 5日 (金)

「藤田嗣治展」東京都美術館

昨日、東京都美術館で開催中の「藤田嗣治展」に出かけてきました。会場到着は11時半少し前、平日にも係わらずチケット売り場には行列が、入場も「20分待ち」です。会期終了も迫っていますし人気画家ですのでしょうがないか・・・。昼食時間も近いので先にお昼を済ませましたが、再訪も状態は変わらず。列に並びました。平日に行けるようになってからは1番の混雑ですが、昔々のデパート特設会場展示会での大混雑を経験していますので、鑑賞環境は随分と良くなっています。当日券一般1.600円、65歳以上のシニア券は1.000円でした。

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https://www.tobikan.jp/exhibition/2018_foujita.html

http://foujita2018.jp/

没後50年、”史上最大級の大回顧展”だそうですが、さすがに100点を超える作品が展示されて、時代変遷がよくわかります。私達が思い浮かべる、乳白色の裸婦は藤田のごく一時期の作風であったことを知りました。渡欧前の東京美術学校での黒田清輝らの指導を受けた外光派・白馬会系の作品は想像の内ですが、南米旅行中の作品には驚きました。色彩・雰囲気がかなり異なります。ただ、「同じ人とは思えない(会場で耳にした感想)」とまでは思いません。やはり一貫した立ち位置はあるように感じます。もうひとつ思い違いしていたこと、ポスターにもなっている片肘を付いた女性像ですがNYで描いたものだったのですね。パリだとばかり思っていました。どっちでもよいのですが、パリの印象ばかりが強い。意外と藤田に関して無知だった自身を改めて知りました。

パリ滞在中でも、初期にはピカソ・ブラックのキュビズムに影響を受けた作品もあり、交友のあったというモディリアニ風の女性像も描いています。乳白色裸婦でも、後半は線取りの外に白いラインが光り、切り取った画像を貼り付けたような違和感のあるものになっています。シュールリアリズムの影響かも知れません。

以前から疑問に思っていたことがあります。藤田作品にパリの土産物店にでも売っていそうな、売り絵的な、子供を描いた作品があります。ヤフオクなどでは馬鹿みたいな安値で売られています。「藤田の作風と全く違う、一目で解るニセモノじゃないか!」と思っていましたが、時折まともな画廊でも飾られていることがあり、疑問に思っていました。今回の展示では戦後パリに戻ってからの作品にその手のものがありました。子供そのままというより、人形のように描かれています。解説でも、目の前の子供を描いたものではなく、藤田自身も人形を愛し集める趣味を持っていたとか。ヤフオクのものはあまりに世俗的雰囲気ですのでやはり偽物でしょうが、偽物になる元となる藤田作品の存在したことを確認できました。しかしこの時代の人形的子供作品もそうですが、藤田の描く人物画には”笑顔”がありません。笑っていなくても微妙な微笑みくらいはあってもよさそうですが見当たりません。無表情というのともちょっと違うように感じます。無機質でも無く、何かしらの感情は込めているようにも思うのですが適当な表現が見つかりません。

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