« 2023年6月 | トップページ | 2023年8月 »

2023年7月 3日 (月)

「蒼騎展」奨励賞を頂きました。絵画再開を振り返ります。

高校2年まで、美大進学を目指していました。そして3年生、本格準備前に断念しました。当時の藝大は倍率50倍、入学は困難(無理)だとの意識もアリ、父の反対もあり、普通大学に進路変更となりました。画材を全部捨てて一浪して青学へ、しかし法学には興味を持てず、ほとんど授業にも出ず2回留年して6年かけて、それでもぎりぎりで卒業しました。在学中はほとんどの時間を美術部部室で過ごしました。320603155_1793369127703943_7440660598472

 

卒業後世田谷のケーキ店に修行入店、夜は当時は高田馬場にあった製菓学校2部に通う生活でした。翌年結婚、修行3年で地元に帰り家業の製パン会社(ケーキ・レストランも営業)に入社、その後父の後を継ぎ4代目社長として勤めました。その間絵はほとんど描いていません。

0042 Dsc00286 Dsc00284

10_20230703172701 30 37_20230703172701

真面目に勤めたつもりではありますが、元々商才は無く、画業に心を残した中小企業経営者など大成するはずもありません。2014年に104年続いた会社を閉めました。「引退後は絵を、」との想いはありましたが、即座に再開したわけではありませんでした。再開は2017年6月、胃癌での手術で全摘した後です。すでにステージⅢに入っていて、早期発見ではありませんでした。手術成功の可能性は6:4程度だったらしい。それで「限りのある人生」を意識したのが画業再開の発端です。

Img_20170307_101620 Img_20170305_112221

退院は2017年3月、5月にはゴルフを再開、6月に市民プラザでの「パステル画講習会」受講で絵を再開しました。油彩を始める準備期間です。昔の油彩用具は使い物なりませんでしたので、手っ取り早いパステルで始めたのです。10月には死蔵していたアクリル絵の具を使い、最初に描いたのは菩提寺のお墓でした。

20176_20230703173001 201710-f6 201712-p8_20230703173001

翌2018年から油彩を再開しました。2019年5月に「足利美術協会公募展」で「奨励賞」を頂き、10月の「足利市民文化祭」では「市民文化祭賞」を頂くことができました。毎年6月から7月にかけて国立新美術館で開催される公募展「蒼騎展」への初出展も2019年でした。《6色の裸婦》P40号油彩です。因みにこの作品は、観ている内に気に入らなくなり、潰して今は別作品になっています。

20190511_20230703173301 20199-f30_20230703173301 2020 20199-6-p40_20230703173301

翌2020年はコロナ禍により各展示会も中止が続き「蒼騎展」も中止となりました。2021年延期となっていた「第60回記念 蒼騎展」にて会友推挙頂きました。出展は2点、《たゆたう午後》P40号油彩と《蒼茫のプリマ》F30号油彩、でした。《蒼茫のプリマ》の背景は新潟の田園を描いたものです。

202009-p40_20230703173401 202009-f30_20230703173401

2022年の出展作は《黄色いラベルのワインⅡ》F50号油彩でした。この作品で会員推挙頂くことができました。会員としての初出品はその秋の「秋季 蒼騎展」です。共に風景画の《夏の終わり》M15号油彩と《秋の訪れ》F12号油彩を出展しました。

202206-f502 20220629_150532 20221111_142221

今年、現在開催中ですが2023年「蒼騎展」には《黄色いラベルのワインⅢ》と《黄色いラベルのワインⅠ》を出展、「奨励賞」を頂きました。1日に表彰式もあったのですが、当日は通信美大授業とバッティングして出席できませんでした。初日28日に覗いてきたのですが、5日にもまた訪れます。

20230628_151539 20230628_151453 20230628_151512

あいだ、栃木県立美術館での県展、正確には「栃木県芸術祭美術展」にも応募しているのですが、2020年の初応募で入選して以来、2021年・2022年と連続して落選(選外)となっています。納得できないのですが、県美は保守的です。2020年の入選も賛否が分かれたそうです。ここでの落選は恥とは思っていませんので( ´艸`)今年もまたたぶん応募します。出展料4,000円をタダ取りされるのは悔しいですが。写真最初は2020年の入選作、あとは落選作です。そう、その内1点は(陽の目を見なかったので)今年の「蒼騎展」に出展(少し手を入れています)しています。

Img_20201006_150101_20230703174401 2021-lady-murasaki-f20_20230703174601 202205-p40

この6年を振り返って、作品数としては大学美術部時代よりも多いと思います。大学生時代は、飲み会とかディスコとか恋愛とか、絵画以外でもやること楽しいことが沢山ありましたし。💕 そして何より、「限りある命」との想いが大きいのでしょう。特にここ暫くには充実感があります。毎回伸ばし伸ばしで製画は搬入ぎりぎり、前日まで描いています。搬入1週間前程度に他者が作品を観たとしたら、とても完成に至るとは思えないかも知れません。しかし製作中、例え絵筆は動いていないとしても、脳裏では常に作業が続いています。脳裏に描かれる画像を再現する、作画自体は機械的行動です。創作は常に脳内で行われています。そしてその作業が、ここ1年、数年、自身の想定以上にスムーズに進んでいます。誰かに、何かに、描かされているが如く、第三者的に「良い」と思える作品に仕上がるのです。思い上がりで無ければ、50年前に考えていたより少しは、多い才能を持っていたのではないか?とかも考える昨今です。勝負は「余命」ですね。( ´艸`) 手術での体力低下を考えると難しいですが、100歳まで生きて製作できれば、「何者にか」は成れそうにも思えてきます。ゴッホのように濃密化できれば半分で済むでしょうが、それは無理だな。💔

« 2023年6月 | トップページ | 2023年8月 »

無料ブログはココログ
2024年4月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30