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2023年8月30日 (水)

まだ暑いですが、「芸術の秋」も目の前です。

絵画活動、いくつかの展示会が終わり、秋本番に突入しかけています。東京両国での「23人展」は今回で48回目、学生の時に作った会ですので会員も高齢化しています。再来年は区切りの良い「50回」ですので、そろそろ「今後」も決めなくてはいけません。

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地元での小展示も行われています。老舗最中屋さん店舗付属ギャラリーでの展示は終了、公民館でのミニ展示も明日で終了します。

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今週末からは、地元で所属する絵画会での年1回恒例の展示会です。6月の国立新美術館「蒼騎展」で奨励賞を頂いた作品も展示します。油彩4点出展予定。内1枚は京都芸大でのスクーリング作品です。

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京都芸大東京キャンパスでのスクーリングも、鉛筆デッサン・木炭デッサン(石膏像)・木炭デッサン(静物)・人体油彩と続きました。2日間での集中実技は疲れますが勉強にはなります。

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来週初めからは、代表を務めるパステル画愛好会での「第3回 パステルフレンズ展」も始まります。写真は昨年での展示風景です。この先は、市民文化祭洋画展、栃木県芸術祭絵画展、秋季蒼騎展と続きます。美大授業もあり忙しい日々が続きそうです。

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2023年8月12日 (土)

最近読んだ本『国境の南~』『源氏物語の~』『pray human』

『国境の南、太陽の西』村上春樹 講談社 1992年20230622_193445

 

東京に行った時に、通りがかった古本屋の店先で目に付いて買ってしまった本です。単純に題名が気に入って買いました。

 村上春樹は私の鬼門です。初めて読んだ『ダンス・ダンス・ダンス』で挫折しました。つまらなくて訳が分からなくて、苦痛で読むのを断念しました。これが「どんなに難解でもつまらなくても最後まで読む」との、自身のプライドに引っかかっています。軽いエッセイで肩慣らしと読んだ『もし僕らの言葉がウィスキーであったなら』でも、嫌みなキザが目に付いただけ。『羊をめぐる冒険』でようやく普通に読めたのですが、感動するほどではない。ややマシな凡作、程度にしか思えません。

映画『ドライブ・マイ・カー』は良かったけれど、原作と言う『女のいない男たち』を読んだら、良かったところの多くは脚本での付け足しだった。

 そして今回の『国境の~』です。読み始めは悪く感じませんでした。ミステリアスな彼女の、その背景に潜む物語を楽しみにしていたら種明かしはナシ、騙された思いです。「書き下ろし」なので、安易に書き始めて結局説得力のある謎解きが成立せず誤魔化して終わりにした、としか思えません。中途半端なライトノベル。

 本当にノーベル文学賞候補作家なのでしょうか?そう多く読んでいる訳ではありませんが、パール・バックやヘルマン・ヘッセ、ヘミングウェイ、カミュ、スタインベック、には及びもつかないし、川端康成・大江健三郎、カズオ・イシグロと比較しても、同等とは思えない。そもそもノーベル財団は候補者を発表しているわけでは無い、単にマスコミが騒いでいるだけ。もしかしたら本人も迷惑しているのかも。個人的には、単なる流行作家以上とは感じられません。やっぱり「ノルウェイの森」を読んでみないと判らないのか?

 

 

『源氏物語の女君たち』瀬戸内寂聴 文春文庫 2018年20230713_201425

 

今年の大河はもう諦めて、来年の大河を楽しみに瀬戸内版『源氏物語』を読んでいるのですが、文庫本10巻の内丁度半ばの5巻を読み終わるところです。一緒に買ったこの本、副読本のつもりで予習か復習か、結果として先走りして予習で読んでしまいました。

 昔、学生時代に読んだ源氏は谷崎版でした。実写をぼかして雰囲気で描く谷崎版に対して、瀬戸内版はかなり具体的に描写しています。副読本『源氏物語の女君たち』になると、更に生々しく男女の関りを具体化して説明します。全くもう、光るの君って嘘つきで調子良くって女たらし、歌舞伎町のホストにも負けていません。武士に権力を奪われるのも当然ですね。

 しかし他人事としては、小説としては実に面白い。時代の流行作家だったのですね。後半の流れ出来事もネタバレで(前回は宇治十条まで読んでなかった)知ってしまいましたが、知った上でも楽しみです。さ、後半も元気に読み始めます。その前に第6巻買ってこなくちゃ。

 

 

『pray human』崔実(Che Sil)講談社文庫 2022年(単行本2020年)20230812_095842

 

文庫本の帯を『コンビニ人間』の村田紗耶香が書いています。それに惹かれて買ったわけでは無いのですが、背を押す効果はあったかも知れません。ただ村田紗耶香の帯は、良くも悪くも読む人を限定してしまう危惧はありそうです。尤も、限定されても不都合ない程度に先鋭的な作品です。何しろ「精神病病棟の患者」を「患者目線で」描いた作品です。読者にある程度の「覚悟を強いる」ことを意識した帯なのかも知れません。

 何が異常で何が正常なのか、目線の違いで世界は異なって見えます。『コンビニ人間』的世界を、また全く異なる環境から描いています。人間って本当に面倒臭い生き物です。だからこそ文学が必要なのでしょう。在日三世として生まれ朝鮮学校で過ごした作者、幼い頃に性的被害を受けた過去も持っているそうです。作品中での主人公は、過去を語る機会を得ます。

芥川賞候補にもなったデビュー作『ジニのパズル』では朝鮮学校を舞台に、精神病棟も登場するそうです。機会があれば読んでみたい。因みに題名は『pray human』です。『play human』ではありません。

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