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2023年11月26日 (日)

展示会はこれで終了

地元での「足利美術協会 小品展」終了しました。これで今年の美術行事は終了です。「観る」方はまだ予定が残っていますがね。知人の個展と「やまと絵」「キュビズム展」には行くつもりです。
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水彩《青い家 2003 》は通信美大でのスクーリング授業での課題でした。テーマは「ボールペンで描く」です。ZOOMでの遠隔授業で、近所の風景をボールペンで描き、選択した1カ所を水彩で色付けしました。鉛筆では「消せる」故に迷いも出る、「消せない」ボールペンで勇気を持って描く訓練です。無駄な線を恐れない思い切りを磨きます。授業時間内には未完成、小品展用に仕上げました。
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油彩3作品は最初から3枚1組で予定されていました。《良い日酔い時その1》《良い日酔い時その2》《良い日酔い時その3》、月1回の裸婦デッサン会でのクロッキーにワインの組み合わせ。《~その1》でのポーズが気に入り、いつか作品にしてみたいとの思いが始まりでした。4月のデッサン会の時のポーズです。あとの2枚は7月の時のもの、この日は「筆が走る」感覚でスムーズに描くことのできた日でした。これで3ポーズが決定、いつも通り完成想像図の補色で地塗りして3色キャンバスを用意。最後に影響を与えたのが「ボールペンで描く」授業でした。1部描き始めていた下書きをボールペンに変更、その線を残して油彩で仕上げました。
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当初構想と異なったのはそのボールペンの線と、綺麗に出来て消すのが惜しくなった地塗り面です。ワイン瓶に半透明部分を残して下の色を残しました。「未完成の完成」という微妙な進行になりました。何処まで描くか、何処で止めるか、迷い処です。ま、結論は出ません。まだ少し迷いは残っています。今のところはもう手を入れずに、次作に生かそうと考えています。あと2~3枚はシリーズが続きそうです。描き終わったワインは晩酌に回りますので、取り敢えず飲めるワインは増えました。( ´艸`)
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2023年11月14日 (火)

最近読んだ本『乳と卵』『朝鮮半島史』『~足利氏』

『乳と卵(ちちとらん)』川上未映子 文春文庫 2010年(2022年19刷 2008年文藝春秋)20231010_091546

 

 初めて読む作者、帯の「一夜にして、現代日本文学の風景を変えた芥川賞受賞作」との文言に目を惹かれました。芥川賞受賞作というのは、できれば読みたいという気持ちはあるのですが、実際にはあまり読んでいません。単行本は買わない、大部分は文庫本で読んでいます。それで「文庫化されたら読もう」と思いつつ、文庫化された頃には忘れていて読み損ないます。そのせいで余計目に付いた帯文言でした。

確かに「新しい」「今風」といった雰囲気は感じました。2008年作で15年も以前の作品ではありますが、70歳にもなると15年前などは「つい最近」にも感じますので。😅 ただ「一夜にして~変えた」というのは少々オーバーにも思います。

 言葉を交わさない、筆談で応答する母子、奇妙な関係です。ただ読み進むと、そこまでの深刻な要因の在るわけでないことが判ります。私の時代と同じ、ではありませんが、極端な違いはない親子関係、親子での情愛は残っているようで安心した部分はありました。若い時代に親に反発するのは世代を超えた常道でしょう。ただ外見として現れる姿は変わる。私の世代では、言葉は少なくなっても「筆談で」という状況は想像できません。到底許される範囲ではありません。相当に険悪です。それもあり、序盤で深刻な要因を想定してしまったのは世代格差なのかも知れません。

 新しい時代の作家との雰囲気は感じました。ただこの作品でのインパクトは強烈ではありません。軽いジャブ程度です。ただ「もう1作」と思わせる期待感はあります。帯にも紹介されている「夏物語」でも読んでみましょうか?

  

 

『朝鮮半島史』姜 在彦 角川ソフィア文庫 2021年(2006年朝日選書)20231109_100248

  

朝鮮半島の歴史をその神話時代から東学農民戦争まで、つまりは韓国併合までを書いています。随分以前に、韓国に嵌った時期に三国時代を中心に歴史を読んだことがあります。大雑把には知っているつもりでしたが、姜在彦版は更に詳しく述べています。もう新しい知識は定着しません。暗記する必要もありませんので、読み飛ばす程度での読書でした。

 朝鮮半島は、常に隣接する大国、隋や明・元・清などの中華王朝に翻弄されてきました。そして最後には大日本帝国に。生き残るためには情勢を見極め「長いものに巻かれる」処世術が必要でした。そしてまた、党派党略での陰湿な権力闘争も目立ちます。日本的感覚では「陰湿」ではありますが、戦をして大勢が死に巻き込まれた一般民衆が苦難するのと、権力中枢トップの数人が毒殺されるのと、どっちが良いと問われると悩みます。ただ朝鮮王朝末期での密室政治が近代化を遅らせた要因であったことは確かかも知れません。

  

 

『下野国が生んだ 足利氏』下野新聞社編集局著 下野新聞社 2017年(2021年第4刷)20221227_202221

  

栃木県の地元紙「下野新聞」土曜版に連載されていたものを編集して出版した本です。下野新聞は取っていないので新聞記事は知りませんでした。判り易くはありますが、足利市生まれ在住で地元歴史にも興味を持つ私には、目新しい事実はあまりありません。京都「時代まつり」での室町幕府参加が2007年からで、それまでは認められなかった、ことが新しい知識になった程度。帯にある「足利氏通」になるには少々役不足。ごく初歩の入門編といった程度の本です。

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