2021年大晦日
コロナに明け暮れた2021年も間もなく幕を閉じます。慌ただしい年でした。オリンピックがあったから今年のひと文字は「金」、とかでは表せない年でした。なんて安易な、的外れな選択なのかと呆れます。嫌なことからは目を背けよう、との意識なのでしょうか?それならせめて大谷君関連にして欲しかったなぁ・・・。
毎年大晦日に開催していた、我が家恒例の「大晦日ゴルフ」、今年は昨日30日に行ってきました。昨年はコロナ禍で息子と2人だけでした。今年は当初からのメンバーの高校友人が復帰、もうひとり同期友人を加えての4人で開催できました。それだけでも、コロナ終息への希望に繋がります。
個人的な今年の大ニュースはやはり、私自身が大学生に戻ったことでしょう。この4月から京都芸術大学での通信教育部芸術学科に入学、初年度も9か月を経過しました。ほとんどは遠隔での授業ですが、対面もあります。前半は直接対面が遠隔に変更になるケースもあり、実際に対面で受けた授業は京都での2科目だけでした。来年は直接対面がもっと増えると思います。他に、WEB動画を見てリポートを提出する科目、指定図書を読んでのリポート提出もあります。リポート提出後に改めて試験を受けなくてはいけない科目も。遠隔でも2日間5講時(約6時間)は結構きついですし、指定図書・参考図書購読でも忙しい思いをしました。今年感じた「慌ただしさ」には、コロナだけではなく、そんな忙しさも加味されています。読みたい一般読書は後回しにされましたし、映画を観に行く回数はめっきり減りました。専門に関係しますので、美術館訪問は減らすわけにはいきませんのでそのあおりですね。
1年を4分割した秋季予定はほぼ終わり、これまで22単位が確定しています。評価待ちが1科目、リポート提出準備中が2科目、後は冬季日程になります。なんとか30単位まで到達させたいところですが、それにはかなり頑張らないといけません。ちょっと厳しいかな?卒業して就職するわけでもなく、勉学自体が目的ですので、焦ってこなす必要もありません。履修しながら、満足なリポートを書くには知識が足りず、先延ばし延長にしている科目もあります。何年で卒業できるかも未定です。
中学生時代に初めて油彩を描き、高校では美術部に属しました。一時は美大進学を志しましたが諸々の事情で断念、一般大学の法学部に進学しました。しかし授業にはほとんど出ずに美術部部室に籠り、不真面目な大学生活を過ごしました。卒業後は東京での3年の修業の後に故郷に戻り家業を継ぎました。その間、絵はほとんど描きませんでした。
再開は、経営の才覚なく家業の会社を閉めてからですが、大きな切っ掛けは胃癌の罹病でした。手術から来年3月で丸5年になります。ステージ3に入っていましたので、手術での快癒可能性は半々に近かったようです。自身に残された時間を意識したことが「いつかは、」と先延ばしにしてきた絵の再開を後押ししました。退院後ふた月ほどで、市の施設での「パステル画講習会」に参加、そのままパステル画愛好会を結成してその代表として活動を始めました。現在他に、地元の絵画会と美術協会に加盟、国立新美術館での公募展にも応募、今年「蒼騎会」の会友に推挙されました。
そんな中で、ショッピングセンター内でのカルチャースクールに加入しました。藝大卒の先生に就いての鉛筆デッサンです。しかし私は絵を描くことを「趣味」とは考えていません。勿論、絵を描いて生計を成すことなど無理ですが、野球やゴルフなどのスポーツと異なり、明確なプロとアマとの境目のある世界ではありません。意識の違いだけだと思っています。「綺麗に見える」「上手に見える」絵を描くつもりはありません。私なりの世界を切り開く、意識で描きたいと思っています。インテリアではなく、「アート」を目指したい。意識だけは高く持ちたいと思っています。それが可能なのも絵の世界です。10代の進学時と異なり、生計の種にする必要のないことは、限りなく有利な条件でもあります。問題は残された時間、余命と言うことになります。こればっかりはどうにもなりません。
そんなこんなで、カルチャースクールではもの足りず、通信制美大入学となった。そんな年です。ついさっき年が明けました。2022年は更に活発に積極的に、絵にゴルフにライオンズにワイルドナイツに森高さん林檎さんに、残った時間をつぎ込みたいと思っています。そのためにも、コロナは終息して欲しい。ま、コロナも癌も、「上手く付き合って行く」と言う意識は必要なのでしょうが。謹賀新年、本年も宜しくお願いいたします。
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