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2016年11月11日 (金)

アメリカ人はジョーカーを引いたのか?

可能性あり、とは思いながらも、あくまでも「もしも?」の話と高を括っていたらまさかまさか、でしたね。本当にトランプさんが大統領に当選してしまいました。これってジョーク?

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アメリカの大統領選はひとつのショーであり、選挙戦での公約はあくまでも選挙用、投票する側も必ずしもそのまま実現するとは思っていない、とかの解説が付いています。本当にそうなのかどうかはアメリカの政治事情に疎い私には判りません。しかし今回の選挙結果から思い出したのは、2009年の衆議院選挙での政権交代、つまりは民主党が絶対安定多数議席を獲得した「政権交代選挙」でした。私は今まで一度として民主党(もちろん民進党にも)に票を投じたことがありません。現在では原則自民党支持ですが、過去には共産党にも民社党にも社会党にも、政権与党になる以前の公明党にすら投票したことがあったのに。2009年の選挙でも、民主党に投票する意思は全くありませんでした。寧ろ、選挙以前でのブーム的な民主党支持の盛り上がりが理解できませんでした。もちろん、当時の自民党のていたらくに失望する気持ちはありました。しかしそれでも、「民主党よりはマシ」と考えていました。知人とそんな点で言い合いなったこともありましたが、知人の言い分は「一度くらい(民主党に)やらせてみても良いのでは?」とかでした。彼は必ずしも民主党を支持していたわけではなく、自民党への失望から減点法での選択だったようですが、そういった消極的支持で投票した人は多かったようです。つまりは、民主党の勝利というよりは、自民党のオウンゴールでの敗退、といった意味合いが強かったような。しかし私は今でも思うのですが、「一度くらいはやらせてみても~」との選択は全くの間違いです。減点法で選ぶとしても、あくまでも政策で選ぶべきでしょう。

当時の民主党の選挙公約、私には、出来ないこととやってはいけないこと、ばかりだったように思っています。やってはいけないことの筆頭は「子供手当」です。これは、「投票してくれれば現金をやるよ」という、選挙民に対する”贈賄”としか思えません。本来は、政策として、行政として、教育現場の改革や子育て環境の整備等に力を尽くす、それが政治です。現金を渡して済まそうとする姿勢、もう行政権の放棄としか思えません。高速道路料金の無料化案も同じです。選挙民のエゴ意識に乗じた迎合策でしかありません。

出来ないこと、こちらには幾分期待した部分もありました。一番は沖縄米軍基地問題でした。「最低でも県外」との公約、実現すれば日本の政治歴史に名を遺す画期的事業です。「事業仕分け」の名で流行語にもなった行政に無駄の削除もそうでした。過去の政権政党が常に公約しながらも実現しなかった懸案です。難しい、無理だろうと思いながらも、これだけ自信たっぷりに公約するのだから、もしかすると既成政権与党には考えも付かなかった画期的な「裏技」を秘めているのかも?微かにそんな期待も持っていたのですが、蓋を開けてみたら、未経験の与党素人だったから、本当の難しさを知らなかっただけ、出来そうに勘違いしていただけ、でした。全くのお笑い種でした。

話しが飛んでしまいました。当時の日本事情と今回のアメリカ大統領選挙とは、おそらく全く異なるのでしょう。ただ、トランプ氏に投票した人の中には、「トランプ氏に」では無く、現状の閉塞感故に方向も見定めずに”変化”だけを求めて票を投じた人も少なくなかったように思います。クリントン氏の、”オウンゴール”面も否定できないように思います。また当時の日本同様、アメリカ人の「自分だけ良ければ」とのエゴ意識を利用しての政策も見受けられます。さてさて、トランプ氏の政治家としての本当の姿、どのような形で現れるのか目が離せません。

2016年2月13日 (土)

「いのちの花展」 -イラク、シリア こどもたちの絵画と写真展-

「いのちの花展」、知人から案内ハガキを頂きましたので行ってきました。昨年12月にはラジオで(http://www.joqr.co.jp/kamata/player/kamata151213.html)、昨日はTVで紹介された活動・イベントですので、あるいはご存知の方もいらっしゃるかも知れません。JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)という、NPO法人の主宰する展示会です。イラクでは、湾岸戦争やイラン戦争で使われた劣化ウラン弾によると思われる小児がん・白血病が多発(日本の5~8倍)しています。しかし、戦争による医療施設の荒廃や近年では更にIS(イスラム国)の勢力拡大により、十分な治療も受かられない子供たちが沢山いるそうです。そういった子供たちを救おうとJIM-NETは活動しています。今開催されている展示会は、イラク・シリアの現状とJIM-NETの活動を紹介すると共に、グッズ販売による寄付を呼び掛けるイベントです。http://jim-net.org/

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会場には、患者である少年少女たちの描いた絵や現地の写真、資料等が展示されてあります。壁面に飾られた大きな作品は、そのひとりの描いた絵をコラージュして拡大したものだそうですが、残念ながら本人はすでに亡くなっているそうです。

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会場ではグッズ販売、という形で寄付を募っていますが、その活動を象徴するものが”チョコ募金”です。毎年、バレンタインの時期に合わせて長年続けられてきました。チョコ缶のデザインには子供達の描いた絵を使い、缶の製造は東日本大震災で被災した缶工場に依頼しているそうです。販売価格の500円(本来の形は”寄付”ですので、「500円以上の寄付を頂いた方に差し上げる」という形を取ります)の内300円をイラクでの活動のために、50円を福島での活動に使われるそうです。今ではスタッフが知恵を絞って、グッズの種類も増えていました。

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安保法案関連で、”平和主義”というものが語られる機会が増えました。ただ、もちろん全部が全部ではないでしょうが、「(外国の戦争に)巻き込まれたくない」「日本だけ平和であれば良い」的な、”エゴ平和主義”とも感じ取れる言葉もしばしば耳にしました。大戦後の日本は、世界でも稀な平和国家として存在してきました。しかしその平和は日本人の手によって勝ち取ったものではありません。大国同士の冷戦の狭間での、たまたま与えられたものだと思っています。そして時局は変わり、日本人の望む”現状維持”は許されない状況になりつつあります。安倍首相の発言とは意味が異なるかも知れませんが、”積極的平和主義”の必要な時代になってくるのだと思っています。「海外への資金のばら撒き」を非難する発言を聞きます。しかし「そんな金があるなら日本の弱者のために~」は方向違いだと思っています。ばら撒くことがいけないのではなく、”ばら撒き方”に問題があるのだと思います。そして資金だけでなく、人材も世界にばら撒かなくてはいけない、それが”積極的平和主義”には不可欠ではないかと。一部の人たちの自己犠牲によって成り立つ平和主義では意味がありません。国が積極的に支援し、安全も守る必要があります。安保法案を”戦争法案”にするか”積極的平和主義法案”にするかは、これからの日本人の意識の持ちようにかかっているのだと考えています。

案内ハガキを送って頂いた事務局長・佐藤真紀氏とは、古くからの知人です。いや本当は、”知人”というレベルにも達していません。学生時代に美術部に属し、他大学の友人たちを誘って絵の会を作りました。40年を超えた現在でもその会は存続して毎年展覧会を開いています。私は創立会員ではありますが、郷里に戻りましたので会での活動はほとんど途絶えています。会費は納めていますが、ごくたまに展覧会場を訪れる程度になっています。佐藤氏は8歳年下ですので、私とは入れ違いに近い形での活動参加になります。展覧会場で何度か顔を合わせた程度です。一流私大卒で就職した有名企業を退社して海外ボランティアに乗り出した氏ですので、そうなると展覧会場でお会いする機会も更に減ってしまいます。実は会場3階で氏を見かけたのですが、来場者と熱心にお話しされていて、声をかけるのを躊躇ってしまいました。元々関係の薄かった上に久し振りですので、お話を遮って話しかけてもおそらく、思い出して頂けるまで時間を要するでしょうから。帰りに募金チョコと佐藤氏の書かれた本を1冊購入しました。

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2011年2月14日 (月)

「日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍」

恒例の日曜日”夫婦50歳割引き映画鑑賞”、昨日の日曜日は梯子しました。午前中の1本が「日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍」という日米合作ドキュメンタリー作品です。こういったマイナーな作品は、公開期間の短い場合も多く、出遭った時に観ておかないと機会を逸してしまいます。特に地方では。当初は1人で行くつもりだったのですが、1人で1,800円、2人でも2,000円ですので、家内も誘ってみました。http://www.cinematoday.jp/movie/T0009394

作品は、第二次世界大戦時に日系米人で編成された米陸軍422連隊の軌跡をたどるドキュメンタリーです。日本軍によるハワイ・真珠湾攻撃に始まる太平洋戦争、開戦により運命を翻弄される在米日系人。当時の写真・映像による当時の日系人の立場・境遇の解説で作品は始まります。強制的に収容所に隔離された人々。若者達は自らと家族達の誇りをかけて、志願兵として戦場に赴きます。

当時の映像は、時に目を背けたくなるものも含まれていますが、それ以上に、80歳半ばを超えた元兵士達の証言は凄惨です。「初めて聞きました。」と涙ぐむ家族も居ました。家族にも語ることができなかった体験だったのです。勇猛果敢さ故に戦勝を重ね、優秀さ故に更に激戦地に送られ、そして最強部隊故に飛び抜けた死傷者率を記録してしまう・・・。ドイツ軍に包囲されたテキサス大隊救出作戦では、211名の救出のために、422部隊は約800名の死傷者を出してしまったそうです。

昨年の東京国際映画祭で上映されたそうですが、一般知名度は低い作品でしょうし、上映館も限られているのでしょう。私の観た回でも、観客は僅かに数人でした。これほど秀逸な作品、いや作品と呼ぶことも憚られる気もします。”事実”なのです。特撮を駆使したハリウッド大作ばかりが持て囃される昨今、映像が娯楽”だけ”の価値しか持たなくなりつつある事を危惧します。伝える力を持つこういった映像が、ごく一部の観衆しか集めない事は残念です。

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2010年4月24日 (土)

子供手当

以前から危惧されていた事態ですが、本当に(しかもここまで)やる人が出るとは・・・。民主党政権のやる事、どうも心配です。http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kyodo-2010042401000237/1.htm

2009年8月24日 (月)

衆議院議員選挙

解散から間が空いて、中だるみ状態の衆議院選挙ですが、どうやら政権交代の可能性が高いようです。高速1,000円や定額給付金を”政策”と勘違いしている政党ですので、交代も已む無しの感はありますが、自民党はもう駄目、でも民主党も頼りない、というのが一般的考え方かと思います。与党にも野党にも期待できない、レベルの低い選択になりそうです。

自民党で今までに、一旦政権を去って再び党首に返り咲いた人は居たのでしょうか?記憶にありません。民主党では代表も幹部も、ほんの数人で代わりばんこ廻しています。「他に人が居ないの?」と層の薄さが心配になります。予想外の大勝で、わけの判らないのまで議員さんになってしまった前回小泉チルドレンの例もあります。追い風に乗っての民主党の勝ち過ぎも心配になります。代表を辞めても中枢に居残る小沢さん、どうしても私には、古い体質の自民党を代表する人にしか見えません。概して民主党には、以前の日本新党のような、野党としての精悍さ、瑞々しさを感じる事ができません。政策も自民党以上に人気取り傾向が感じられます。

政府のやらなければならない仕事、一番は景気でも福祉でもありません。防衛と外交です。これが要です。その要の部分での信頼が、どうしても民主党には見えてきません。

私の住む地では、3人の候補が出ています。自民・民主・幸福です。自民党公認候補は、過去5回当選ながらまだ53歳、二世候補でも財閥の倅でもなく、しかしすでに2回の大臣経験があります。本来なら盤石の無風選挙区ですが、今回は判らなくなりそうです。

かの候補に対して、「地元のために何もしてくれない」との批判をよく耳にします。もちろん何もしないわけではありませんが、確かに利益誘導型の政治家ではありません。

嘗て新潟で絶大な人気を誇った元首相、利用者の少ない地にも立派な橋や道路を作りました。地元の人は喜ぶでしょうが、反面割を食った地方もあったわけです。権勢に物言わせて地元に資金を分捕ってくる、それが果たして国会議員の仕事なのでしょうか?そしてその元首相の行く末の如く、業者との癒着もあったわけです。その意味では我が地の候補は、広く日本全体を見回す、クリーンな政治家であるとも言えると思います。

私の尊敬する地元有力企業の某社長は、「市の事は市会議員、県は県会議員、国会議員は国の仕事をしなければならない。」と言います。また別の、地域で数々の要職に就く、やはり地元有力企業の会長さんは、「○○議員は、地元に益をもたらさないとか言われますが、国にとっては大事な人材。」とおっしゃっていました。個人的利益を度外視した、広い視野を持つこういった方々の支援で当選を続けてきたのだと思います。地元にとって誇れるべき事柄だと思います。

かの候補は、国際経済のスペシャリストです。先に「国の要は防衛・外交」と書きましたが、これは中々票に繋がりません。「国のため、世界のため」より、「自分に地元に何をしてくれるのか?」といった小さなエゴイズムが、投票行動を得てして支配してしまいます。民主主義の衆愚政治的側面だと思います。

頼りない民主党に成長して貰うために、一旦政権を譲り渡す事も良いかも知れません。しかしその選択は、個人的・地域的エゴイズムではなく、もっと広い視野に立って行って欲しい。自分にとっての損得ではなく、世界を日本を未来を見据えて希望を託す、そういった選択であって欲しいと願っています。ちなみに私、何処の政党にも属していませんし、選挙活動もしていません。極めて個人的な感慨です。

2008年3月 5日 (水)

フォスター・プラン

皆さんは”フォスター・プラン(プラン・ジャパン)”というものをご存知でしょうか?今日仕事を終えて帰ってみると、悲しい知らせのハガキが届いていました。フォスター・プランのパキスタン・マンセラ地区事務所が武装集団の襲撃を受け、職員3名とボランティア1名が死亡、多数が負傷したそうです。パキスタンの他地区事務所も、安全の確認の取れるまでの間、活動を一時中断するそうです。

”フォスター・プラン協会(プラン・ジャパン)http://www.plan-japan.org/home/index.html”は、途上国の地域開発を目的とした国際NGOです。プランに加盟すると、対象地域の子供さんを紹介されます。日本事務所を通して定額を振り込みますが、そのお金は紹介された少年少女に直接送られるわけでも、その子供個人に使われるわけでもありません。子供さんの住む地域の開発のために使われます。使い方はその地域での目標によって異なりますが、単なる一時的な経済援助では無く、学校での教材を揃える、井戸を掘る、女性自立教育等、地域の自立的発展を援助する方向で使われます。井戸を掘る事は、衛生的な水を供給するだけで無く、主として子供に課せられる労働である”水汲み”から解放する事により、学校に通う時間を作り上げる効果も期待されます。協会から紹介される子供さんは、謂わばその地域での活動の象徴です。定期的に子供さんの成長の様子・写真、地域での活動報告が送られてきます。その地域に住む人間の生活を身近に感じる事によって、送金したお金の活き方を実感する事ができます。

日本の空回りする経済援助、実際に必要とする人達に届かない、地域の実情に配慮の無い(現地で使いこなせない、修理の利かない最新機器を送り放置される)、金だけの、その場凌ぎの途上国援助に疑問を感じていた時に、その存在を知りました。長女が小学生にあがる頃でした。2人の子に恵まれ、平和な生活を送れる幸せの御礼にと、参加を決めました。私達にとって当たり前の日常が、遠く望めないものである子供達が世界には沢山居るのです。幼い我が子の姿と重ね合わせ、我が子の健やかな成長を祈る気持ちもありました。その子も大学を卒業して、今では東京で働いています。送金額は、月に1度、スナックでのお酒を我慢すれば足りる程度の額です。自らの幸せの罪滅ぼしでもあるのでしょう。

プランは、その地域での活動目標が達成された時、またはフォスター・チャイルド(紹介された子供さん)が自立年齢に達した時に終了となります。戦後の日本も援助対象国でした。復興を成し遂げ卒業したわけです。私に割り当てられた最初の国はアフリカのジンバブエでした。チャイルドが自立年齢に達し終了、次に紹介されたのがパキスタンの男の子でした。もう数年になります。

パキスタンの事務所の襲撃された詳しい事情は判りません。活動は現地ボランティアの協力によって支えられています。紐付きの援助でも無く、恨みを買うようなものでも無いはずです。多くの善意と、かけがえの無い尊い人命の失われた事が残念でなりません。安全が確保され、活動の再開される日を待ちたいと思います。

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2007年7月29日 (日)

参議院選挙

予想を上回る、自民党の歴史的惨敗になりそうですね。小泉政権成立以来、一貫して与党を支持してきた私ですが、今回はこりゃぁまぁ仕方ない、との思いです。あまりにマイナス要素が多過ぎました。それでいて、小泉さんと違い、安倍さんの態度がはっきりしない、煮え切らない。事の良し悪しは別にして?行動も発言もはっきり見えていた小泉さんの後ですので、安倍さんの不甲斐なさが際立ってしまいました。思い出してみれば、それ以前の総理のほとんどは、同様に煮え切らない人が多かったのですがね。

やはり焦点は「年金問題」なのでしょう。政策や理論よりも、一般国民もやはり”自身の損得が一番”、逆の意味での利益誘導型選挙でもあったように思います。与党に絶対的な信頼を置いていたわけではありません。不満も多々あります。しかしそれ以上に、私には民主党不信が根強くあります。”国民のため”というより、”自身のため、党のため”という、「政権獲得が一番目標」との姿勢に映る場面が多かったのです。”反対のための反対”と見える場面が多く感じられました。「最善が望めないなら次善」との、前向きな譲歩姿勢を持つ大人の党であったなら、今回は素直に「民主党」に一票入れたかも知れません。自民党には入れたくない、しかし民主党には更に・・・、という選択に困る選挙でした。

今回の勝利は、決して民主党が支持されたとは思いません。自民党への批判票です。それを誤解して欲しくないですね。民主党が支持されるとしたらこれからです。それを自覚して、今まで以上の責任を持っての行動を期待します。参院での議席を以って、単に議案不成立を目指すだけであれば、”百害あって一利なし”、国民の期待を裏切る事になります。

2007年2月17日 (土)

「夏物語」歴史的汚点?

映画「夏物語」に対して、興味深いコメントを頂きました。レスで簡単にお答えできる内容でもありませんので、新たに書く事にしました。

>韓国という国は、歴史的汚点として この時代を振り返ること自体を避けているような気がするのですが。気のせいでしょうか?

>今回の「夏物語」も、歴史的汚点として あの時代のことは忘れ去ってしまいたいという国民感情に 敢えて挑戦する勇気がこの監督には無かった。そのように思えてなりません。

現状ではすでにこの時代、”歴史的汚点”という範疇には入らないと思います。「シルミド」や「大統領の理髪師」等、その時代での映画化は不可能だったでしょうから、時が経ち、文民政権が続き、”描ける時代になった”事は喜ばしく思います。「夏物語」に関しても、朴政権時代にはもちろん映画化は無理だったでしょう。朴政権時代は、”漢江の奇跡”と呼ばれた高度成長・復興の時代です。その政治手腕を評価され、後には独裁政権の歪を批判され、また再び再評価もされています。単純に”歴史的汚点の時代”とは評価できないと思います。

朝鮮戦争後韓国は、荒廃した国土・産業、そして東西冷戦の最前線に立たされた、苦難の中での復興を余儀なくされました。朝鮮半島の地下資源・工業力は北に集中していました。北は工業地帯、南は農業地帯、それが日帝時代の朝鮮半島です。南北分離で貧しくなったのは寧ろ韓国の方なのです。当時の国民総生産力は、北朝鮮の方が遥かに勝っていたはずです。

共産圏と(事実上の)国境を接し、米国の支援無しには成り立たない状況ですので「反共」は必須政策です。また政府の最低限の、そして一番大事な政策は「国民を食わす」事です。マルクスの予想では中産階級が育ち権利意識の確立した地に、最初の社会主義・共産主義国家が生まれるはずでした。英国のような地に。しかし実際に革命の起こったのはロシア・中国です。民衆に必要なのは「思想」より「食」だったのです。当時の韓国でも、「食えるなら共産国家でも良い」との思いが生まれないとも限りません。それを押さえ国民の意思を統一し、国民に貧困を甘受させるには、貧困の要因は政府であってはなりません。要因は他所に、つまり「日帝」にあらねばならなかったのです。そして「反共」「反日」が重要な二大政策になります。

一番反日意識の高いのは、実際に日帝時代を過ごした年代より、その時代を知らない次代、とはよく言われます。”反日政策”の成果です。客観的歴史認識よりも、善悪での評価、「日本人は悪、野蛮な民族」といった偏った歴史教育で、貧困への不満を日本に向け、日本の驚異的復興を「朝鮮人の犠牲の元に立つ繁栄」と批判、「日本に負けるな!」と扇動し国民を奮い立たせました。日本からの賠償金も、個人賠償では無く国家賠償として政府に吸収、復興費用として使いながら日本の名を伏せました。ですので一般韓国人は、”漢江の奇跡”に日本からの援助金・無利子融資金の使われた事を知りません。結果としてこの政策は成功し、苦難の時代を耐え復興を成し遂げました。その代わりに日韓関係に拭い切れない歪を残したのは皆さんご承知の通りです。

さて話を戻します。「夏物語」の時代が”歴史的汚点”だったのかどうか。この物語は、軍事独裁反共時代を過ごしたあるひとりの青年の物語です。つまりは”ある個人の体験”に過ぎないわけでもあります。これだけで、”政府の圧迫に怯える暗黒恐怖政治時代”と判断してしまうのは早計に思えます。時は高度成長期、最初の場面の主人公のような、”ノンポリお気楽青年”をも生み出す時代だったのです。上記理由から繁栄の裏には歪もあり、”汚点”部分もあった事は事実でしょう。しかしそれは成田闘争で無理やり土地を奪われた農民の居た日本と、ある部分では同様です。日帝時代の朝鮮でも、国を奪われた民族としてのアイデンティティ喪失感はあるにしても、反日活動家を除く大部分の民衆は普通の日常を送っていたはずですし、「夏物語」の時代でも、大部分の韓国人は同様だったはずです。決して”暗黒時代”では無かったはず。その表面的平穏の裏にあった悲劇、それを”汚点”と呼ぶ事もできるとは思いますし、それを描くのがこの作品本来の目的であったはず。それを描き切れなかったのは、単に監督の力量不足と感じています。少なくとも現状では、敢えて避けなくてはいけない、回避せざるを得なくなるような圧迫感の存在したようには思えません。

「反日韓国」に未来はない Book 「反日韓国」に未来はない

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2006年10月10日 (火)

ハングル

北朝鮮の核実験で騒がしいですね。韓国旅行掲示板にも、「大丈夫でしょうか?危険はありませんか?」とかの書き込みも出始めました。不安なのは判りますが、普段余程無関心なのでしょうね。大丈夫かどうかなど、安倍さんにもブッシュさんにも判るはずもありません。旅行掲示板で質問するあたり、日本の”平和ボケ”を象徴しているようにも思います。

それはさておき、首相夫人の訪韓報道の中に「ハングルで挨拶」との一文がありました。某10chでの番組ですが、これには呆れます。「ハングル」とは韓国語での「文字」を表す言葉、「ハングル語」という言語はありません。日本語に言い換えれば「ひらがなで挨拶」といった表現になります。元々はNHKでの語学講座、「韓国語講座」でも「朝鮮語講座」でも反発を抱きかねない、窮余の策が共通の文字「ハングル」を講座名に使う事でした。ですので「~語講座」という標題の中、唯一「語」の付かない、「ハングル講座」になったわけです。これが元凶で巷に「ハングル語」という誤った表現が蔓延してしまったわけですが、公共放送で同じ過ちを犯すとは・・・。

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2006年9月27日 (水)

小泉首相

新内閣成立で、もう既に「前首相」ですね。この小泉首相の果たした役割、私はかなり高く評価しています。元々は”瓢箪から駒”的な、やり手の無かった故に政権に就いたような印象もあります。これ程の長期政権になろうとは、当初から予想していた人は少なかったように思います。「取り合えずあいつにやらせて、落ち着いたら俺が・・・」とか考えていた大物議員も居たのではないでしょうか。

最初に驚かされたのは、自民党政権である限り不可能と思っていた、「派閥均衡順送り組閣」を打ち壊した事です。これは特筆に値する功績かと思っています。何故評価されないのか不思議です。日中・日韓問題でも、最適な対応とは思いませんが、歴代政権が「火中の栗を拾う」事を嫌がり先送りしてきた項目です。問題の解決には、避けて通れない部分と思っています。寧ろ歴代政権が無責任だったのでしょう。もちろん物事には”時期”というものもありますので、「韓流」で一般日本人にも韓国が身近になった今日この頃、多少火傷をしても拾うべき栗だったのだと思っています。そして「パフォーマー」と批判されますが、政治を判り易く見せた点、今までなら「自分には関係無い、誰がやっても同じ」としていた一般民衆・無関心層にも、賛同であれ批判であれ、関心を持たせる道筋を開きました。これも大きな功績だと思います。評価は後代になるでしょうが、歴代首相の中でも、特別の地位を占める評価を得て不思議は無い、そう思っています。

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