「光州5・18」
隣町のシネコンで観てきました。よくぞこんな田舎町まで周って来たものです。日曜日の10:30、映画館受け付けは混み合っていました。多くは「花より男子」目当ての中高生のようです。その混雑の中「光州5・18」は、1日1回のみの上映にも係わらず、観客は僅か9人でした。
韓国映画好きのマイナーファンの間では評価の高かった作品ですが、一般知名度はほとんど無いでしょう。残念な事です。耳にした評価に違わぬ、稀に見る、インパクトの強い作品でした。事実を下敷きにした作品としての重みもありますが、脚本の出来、ストーリー展開、俳優の演技力等、映画作品としての迫力も傑作の部類に入る作品かと思います。”韓流ブーム”の中、どうも、質の良い作品ほど陽の目を見ない傾向があるような気がしてしまいます。
主演のキム・サンギョンは、「殺人の追憶」でソン・ガンホと共演した俳優です。落ち着いた、存在感のある演技をしています。ヒロイン、イ・ヨウォンは、当初は色の薄めな女優さんに思えましたが、戒厳軍兵士を殺害してしまったシーンでは、震えの来るほど実感溢れる表現に驚かされました。脇役も充実しています。父親を射殺された子供役の子役には末恐ろしいものを感じます。韓国には達者な子役が多いです。高校教師役の俳優さん、何処かで見た顔かと思いましたら、「大統領の理髪師」で朴正熙大統領を演じた方ですね。名優アン・ソンギの影が薄くなるほどに、充実した、層の厚い役者陣であったように思います。http://www.may18.jp/
華麗なる休暇(光州5・18) DVD [一般版] 光州事件の起きた1980年は私の結婚した年です。その頃は、韓国に対する知識も感心もほとんどありませんでした。当時野党指導者だった金大中元大統領の拉致事件、裁判での死刑判決・恩赦等は記憶に残っていますが、その元となった光州事件に関しては全く知りませんでした。翌1981年のフランスへの新婚旅行では大韓航空を利用しましたので、ソウル乗り換えでした。金浦空港での警備兵が、自動小銃を抱えていた事が印象に残っています。 |
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